読者の声
野生の王国
「野生の王国は滅びうせようとしていますか」という記事(ポルトガル語版)[日本語版は1983年8月22日号]を楽しく読ませていただきました。この記事は,希少価値を持つ動物が絶滅にひんしている実情を正確に伝えており,引用されている有名な科学者たちの言葉も,責めを負うべきなのは人間自身であることを明確に示していました。私たちは自然環境が絶えず侵食されていく現状にかんがみて,ブラジル生物学者協会と提携し,あらゆる地域における自然保護の奨励に努力しています。この記事に示されているように,人間は工業化を際限なく追い求めたことと商業的な貪欲とにより,確かにこの地球を破壊しつつあります。このような高い規準を保ち,緊急感のみなぎる情報をこれからも出してくださるよう願っています。
生物科学アカデミックセンター ブラジル
母乳で育てる
母乳で育てることに関するとても良い記事をありがとうございます。(1983年9月8日号)二番目の子供が生まれた時,私は母乳で育てるつもりでいることを看護婦さんに知らせ,退院したあともそのようにしてその子に乳を与え続けました。万事がうまくいきました。でも,周囲の多くの人は懐疑的でした。批判されたこともあり,不安になり始めました。この記事を読みながらその時のことがそっくり鮮やかに思い出され,胸の熱くなる思いでした。この記事は,他の人に煩わされることなく思いきって赤ちゃんを母乳で育てたいと思っているほかのお母さん方を励ますものだと思います。
I・K ドイツ
1983年9月22日号(日本語版1983年12月22日号)に掲載された,母乳で育てることに関する2通のお手紙にはたいへん戸惑いを覚えました。まず第一に,自分の都合の良い計画の中に赤ちゃんを押し込めるのはおかしいと思います。赤ちゃんは幼くて何も分からないのです。それなのになぜ自分たちの時間の都合や仕事の都合を赤ちゃんに押しつけようとするのでしょうか。家事や物質上の必要な事柄を後回しにしても,子供たちには愛を示さなければなりません。物よりも人が大事です。私にとって,母親のお乳を求めて泣く赤ちゃんは,必要となってくる他のどんな活動よりもはるかに重要なものです。
S・F 米国ニューヨーク州
赤ちゃんを母乳で育てることの価値についてはわたしたちも同じ意見です。また,親は子供に適切な世話と教育を施すことを非常に重視すべきであるともわたしたちは考えています。しかし,この点と同じほど重要なこととして,一部の親の方々が,考慮に入れなければならないと考えておられる別の要素もあるのではないかと思います。ですから,親である皆さん各自が,それぞれの状況に応じ,あらゆる要素を考慮し,何が子供の最善の益になるかを決めなければならないでしょう。―編集者。
ノミはもういない
「目ざめよ!」誌の1978年9月8日号(30ページ)[日本語版1979年1月22日号]には,「ノミの駆除」という記事が載りました。2匹の犬と1匹の猫に少量のビール酵母が与えられてノミが駆除されたという,スミソニアン誌に報告されたある実例が引用されていました。私は3匹の猫を飼っており,昨年はえさを与えるたびにその中にビール酵母を混ぜてやりました。3匹とも今では全くノミがいません。これは確かに役立ちます。よいヒントをありがとうございました。
A・D カナダ