読者の声
自尊心を培う
「どうして自己嫌悪に陥るのだろうか」,「どうすれば自尊心を培えるだろうか」という記事(1983年6月22日号,7月8日号の「若い人は尋ねる……」)を掲載してくださったことを本当に感謝いたします。私は21歳になりますが,これらの記事に書かれているのとよく似た問題を抱えています。今喜んでいたかと思うと,急に沈んだ気持ちになります。これからは,問題が生じてもこれらの記事の助けを得てもっとうまく解決できるものと考えています。
L・R・P ブラジル
恋愛小説を読むことについて
「恋愛小説は無害な読み物だろうか」というすばらしい記事をありがとうございました。(1984年2月8日号)恋愛小説はちょうどテレビの連続メロドラマのようなものなので,恋愛小説の中毒にかかるのは確かに容易です。どんどん読むうちに感覚は次第に鈍くなり,以前は嫌悪していた間違った事柄をいつの間にか受け入れているのに気づきます。恋愛小説は確かに正邪の感覚をゆがめます。恋愛小説の幻想の世界へ逃げ込みたいという誘惑に駆られることが今でも時々ありますが,これからはこの記事も,そういう気持ちに抵抗するための助けとして活用できます。
L・L カナダ
精神的憂うつ
失業してから1か月ほどたって私はひどい抑うつ状態に陥りました。そのころのことですが,ある役所の待合室でいろいろな雑誌をぱらぱらめくっているうちに,貴誌の「うつ病と闘うことは可能です」という主題に目がとまりました。(1981年12月8日号)私はその記事を全部読み,家に帰ってもう一度読み返したいと思い,その記事のコピーを取らせてもらいました。そして自分に当てはまる最も重要な点によく注意し,提案を実行に移しました。少しずつですが考えがよい方向に向いており,抑うつ状態が治まっていくことに気づきました。今はもうすっかり治ったように思えます。あの記事に感謝します。おかげで感情的なバランスを取り戻すことができました。
P・I・M ブラジル
ポルノ
私は数年間,よいことではないと考えながらもポルノに非常な関心を持ち,好色的な映画や雑誌を見ていました。そんな時に「若い人は尋ねる……ポルノにはどんな害があるのだろうか」という記事(1983年7月22日号)を読んだのです。まるで抗ポルノ剤を飲んだような気持ちです。私は貴誌に書かれていたようなつらい,有害な影響を経験しました。与えられたこのすばらしい助けに対して何と感謝してよいか分からないほどです。
F・J・M ブラジル
テレビゲーム
「若い人は尋ねる……暴力的なテレビゲームは本当に有害だろうか」(1983年12月8日号)という記事に感謝します。友達の中にテレビゲームを持っている者が幾人かいるので,わたしは自分のお金は一銭も使わずにゲームができました。ゲームをしている間わたしは,「食うか,食われるか」という原始的なスローガンが当てはまる,現実から遊離した夢の世界に移されたような気持ちになりました。この種の装置がもたらす大きな害や,よくない結果に注意を向けさせてくださったことを感謝します。さもなければ有害な遊びはおそらくエスカレートして,私は完全に中毒にかかっていたことでしょう。
L・L ドイツ連邦共和国