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  • 高くつくエルニーニョ
  • コレステロールに関する発見
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目ざめよ! 1984
目84 7/22 29–31ページ

世界展望

子供たちの惨状

● 「世界子供白書1984」と呼ばれるユニセフ(国連児童基金)の年次報告には寒けを催させるものがある。世界中で5歳未満の子供が毎日4万人も死んでいるのだ! この恐ろしい報告書は,「死んだ子供一人につき別の一人が失明するか,聴力を失うか,手足が不自由になるか,あるいは知恵遅れになっている」と伝えている。また,1974年の世界食糧会議で,「空腹のまま眠る子供,明日の糧を心配する家族,栄養失調によって将来を踏みにじられたり能力の発達を阻害されたりする人間などは,10年以内に全くいなくなるであろう」という予言がなされたことにも触れている。ところが現実は,「そのことが言われた晩よりも今晩のほうが空腹のまま眠り,能力の発達を阻害される子供が多くなっている」ことをこの報告書は伝えている。

高くつくエルニーニョ

● 1982年から1983年にかけて,エルニーニョ(幼い子供)と呼ばれる大規模な気象現象がもたらした損害額を計算したところ,それは何と86億5,000万㌦(約2兆760億円)という大変な額に上った。正常な気象パターンを狂わせてしまった,太平洋の厚い暖水層であるエルニーニョは,アジアおよびオーストラリアから南北アメリカおよびアフリカに至る諸大陸に大きな悪影響を及ぼした。エルニーニョが後に残していった洪水や火災,飢餓などによる恐るべき人命の損失は計り難いものがある。ナショナル・ジオグラフィック誌はエルニーニョを「現代史における最も破壊的な気象現象の一つ」と呼んでいる。

コレステロールに関する発見

● 医学研究者たちによると,血中コレステロール値を下げると心臓発作の危険も少なくなることを「決定的に実証する最初の研究論文」が完成した。この研究は,米国国立心臓・肺・血液研究所の後援により,血中コレステロール値が高い点を除けば健康な35歳から59歳の男子3,806人を対象に,10年にわたり,1億5,000万㌦(約360億円)の費用を投じて行なわれた。その研究では,血中コレステロール値を下げるのに薬剤による方法と食事による方法が採られたが,研究者たちは食事療法のほうが望ましいと言う。この方法によって,コレステロール値が10ないし15%減少する人もいる。その研究報告は動物性脂肪の少ない食事を取るように勧めている。

やっと納得がいった

● 「先月まで,喫煙と心臓病の関係を示す証拠なるものは疑わしく思えていたが,今はその同じ資料が非常に納得のゆくものに思える」と,フランク・A・オースキ博士はニューヨーク・タイムズ紙の中で述べている。ではどんなことがあったためにオースキ博士は考えを変え,以前に奨励していたたばこをやめたのだろうか。51歳のとき彼は心臓発作に見舞われた。喫煙を断念したために長生きする可能性が大いに増したわけである。それにしても,たばこをやめるのは簡単なことだっただろうか。オースキ博士のいわく,「それはいとも簡単。こういう具合いにやりさえすればよい。まず,1本のたばこを吸い終わったとき,胸骨の下に息の根も止まりそうなひどい痛みを経験する。次に,心臓病治療室に入り,衣服その他をはぎ取られて丸裸にされる。最後にその治療室の中で四日間禁煙のまま絶対安静を保つ。こうして私は喫煙の習慣を断ち切った。あなたにも効果があるかどうか試してみるとよい」。

聖書に関しては文盲

● レーガン米大統領は1983年を「聖書の年」としたが,最近のギャラップ調査によると,聖書を毎日読む人は米国民の15%にすぎず,24%は読んだことがない。また,イエスの誕生した場所を知らなかった人は30%,イエスに何人の使徒がいたかを知らなかった人は35%,十戒のうち知っている戒めの数が五つ以下という人たちが45%いたことも同調査で分かった。

ライフル銃の「変容」

● インディアナ州立大学の歴史学の教授J・H・ウィリアムズは,「過去2年ほどの間に,アメリカにあるライフル銃や猟銃のうち,闘争用の武器に変容してきたものが相当の数に上る」とクリスチャン・センチュリー誌の中で述べている。ウィリアムズ博士によると,かつて狩猟だけを目的として作られた武器が,「殺人用として製造される」武器に変わりつつあり,しかもそれらの武器や付属品のほとんどは,「明らかに精神異常と分かる者を除けば,どんな人でも容易に手に入れることができ,通信販売で買えるものも少なくない」。同博士はこれを不気味な傾向と見てこう述べている。「こうした武器が容易に手に入るということには,政治的,社会的混乱を引き起こす可能性が潜んでいる」。

テレビを見る時間がまた増えた

● A・C・ニールセンが行なった最新の調査によると,アメリカの平均的な家庭は1年の約3分の1をテレビを見て過ごす。1983年中,平均的な家族は1日に7時間2分テレビの前に座っていたことになる。前年の記録と比べると14分多くなっている。有線テレビやビデオカセット・レコーダーなどが増加の要因とされている。1950年代の初めにさかのぼると,テレビを見ることに費やす時間は平均的な家庭で4時間半であった。

宗教とテレビ

● 「過去10年間に宗教番組が大幅に増加した」とザ・プレイン・ディーラー紙は伝えている。米国の40都市で2週間にわたって行なわれた調査によると,その間に1万8,845の宗教番組があった。「これらの番組には,礼拝式からゲームショウ,漫画,バラエティーショーに至るまであらゆるものが含まれ,宗教的テーマを持つメロドラマさえもある。番組を分析すると,登場人物は過半数が男性であり,白人であり,中産階級であることが分かる。教会のために尽力した登場人物は圧倒的に男性,しかも裕福で有力な男性である」。寄付の要請もよく行なわれる。「視聴者は普通1時間に189㌦50㌣(約4万5,480円)の寄付をするように,またはそれと同程度の価値の製品を買うよう要請される。伝道師またはリバイバル集会を取り上げた番組が一番多く寄付を求める。それらの番組が1時間に求める寄付額を平均すると328㌦78㌣(約7万8,900円)になる」と同記事は述べている。

日本人の読書習慣

● 日本のサラリーマンが読書に費やす時間は1日に平均1時間ほどで,その時間は本と雑誌にほぼ均等に振り分けられていることが日本のある労働組合の調査で明らかになった。男子の勤労者は1か月に雑誌を3.4冊,本を2.2冊読み,女子の勤労者は雑誌を2.6冊,本を2.1冊読む。英文読売によると,サラリーマンは1か月に平均2,500円を読み物に費やす。日本人は今日の世界で最も読書熱心な人々のうちに入る。

負傷を計算に入れる

● 米国では六,七年前から,アメリカン・フットボールのシーズンになると,負傷した選手についての記事が一部の新聞のスポーツ欄に載るようになった。どの週を取り上げても,ナショナル・フットボール・リーグ(N・F・L)の28チームに所属する選手のうち「300人以上の選手が,400以上のけがのため,一覧表に名前を載せられている」と,ニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。しかし,なぜそのような情報が提供されるのだろうか。「その主な役目は,ギャンブラーたちに公平を期することにあるようだ」。試合で賭をする人々にとっては,どの選手が出場していて,どの選手がけがをしているかを知ることが大変重要であろう。「新聞にこうした記事が出る前は……何らかの方法で入手した情報を売って金もうけをしている連中がいた」と,あるギャンブラーは言った。「N・F・Lは,一部のギャンブラーが他のギャンブラーよりも有利な立場に立つことを好まない。だから,我々みんなに平等に情報を提供してくれるのだ」と,彼は語った。

働く時間が一番短いのはだれ?

● EEC(ヨーロッパ経済共同体)の統計局が行なった加盟国内の産業に従事する労働者の労働時間調査によると,ベルギー人の週労働時間は平均35.6時間で最も短い。「次いでイタリア(38.1),ルクセンブルク(38.9),フランス(39),オランダ(40.6),西ドイツ(40.8),英国(41.3)そしてアイルランド(41.4)」と,ドイッチェス・アルゲマイネス・ゾンタークスブラット紙は伝えている。しかし1年の平均労働時間から休日を差し引けば事情は違ってくる。一番多く休暇を得る勤労者はドイツ人で,1年に29.4日休む。英国は平均22日,スイスは21日である。アメリカの勤労者の場合は1年にわずか15日しか休暇を取らず,EECのどの国よりも少ない。

自殺補償金

● ニューヨークに住むある男の人は,1977年に,入って来た電車の前に身を投げて自殺を図ったが,そのお陰で利益を得た。長年,情緒的な問題を抱えていたその人は,電車が止まる前に車輌の一つにひかれて片腕と片足を切断された。過失のかどで起訴されたニューヨーク市交通局は,裁判で争うよりも示談で65万㌦(約1億5,600万円)支払うことを申し出た。なぜだろうか。その人の弁護士が,電車をもっと早く止めればよかったものをそれをしなかったのだから運転士の側にある程度の過失がある,と強く主張したからである。現行の法律では,陪審員は双方の過失の割合に応じて損害賠償金を決めることができるからである。最近あった他のケースと同じほど多額の裁定額になることを恐れた交通局は,同局の観点から見て「公平」で「好意的」と考えられる額を選んだわけである。その男の人は1982年にも,動いている電車の前に身を投げ出したが,大したけがはなかったので,裁判ざたにはならなかった。

警官のエスコート

● 逮捕しても町から売春婦を一掃することができないので,カリフォルニア州,サンホセ市の警察は一計を案じた。彼女たちをエスコートするのである。「我々が立って聞いている所でデートをするのは本当に難しい」と,街頭犯罪取締班に属する警察官のデニス・ペレイラは語った。ニューヨーク・デイリー・ニューズ紙によると,この作戦は功を奏し,繁華街の売春婦人口は30名から5名に減少した。夜の女たちは,ジョギングをしたり,塀によじ上ったり,タクシーに飛び乗って一区画を一回りしてきたりして,また警察の手を逃れていると見られないようスキップまでして,警察のエスコートを避けようとする。しかし警察は,売春婦たちがその「職業」で金をもうけられなくなり,「食べてゆけなくなって」町から出て行くよう仕向けるため,時には6時間も売春婦たちを尾行するなどして粘り強くエスコートを続けた。

カレンダーの流行

● 今年最も売れ行きのよいカレンダーの一つは,ビーフケーキ ― 筋骨たくましい男性の,裸に近い体の写真 ― の付いたカレンダーである。そういう挑発的なカレンダーを買うのはどんな人だろうか。それを買うのはあらゆるタイプの女性で,十代の女の子もいれば,おばあさんもいるとファミリー・ウィークリー誌は伝えている。なぜだろうか。心理学者のアーリーン・ケイグル博士はこう説明する。「できるだけよい見方をすれば,ビーフケーキ・カレンダーは,男性が女性と女性の体にいつも興味を示してきたように,女性が男性と男性の体に興味を持つことを物語っている」。しかし,最悪の見方をすれば,「女性はある場合に,男性をただ性の対象としてだけ見るようになってきたということだ」と,同女史は付け加えた。

奇妙な動物

● 北アフリカに生息する無毛のメクラネズミは「神の造られた生物の中で最も奇妙な物の一つ」と呼ばれているが,ニューヨーク・タイムズ紙によると,このネズミは「動物界のどの哺乳動物よりも奇妙な社会習性のパターン」を持っていて,科学者たちを驚かせている。メクラネズミには昆虫に似た習性があるのだ。めったに姿を現わさないこの無毛のネズミは,数多くの長いトンネルでつながれた地下の穴の中で全生涯を送り,その社会生活はミツバチやスズメバチ,アリ,シロアリなどの社会生活によく似ている。長さ7㌢余りのソーセージに足としっぽを付けたような,そしてセイウチのように前歯が突き出ているこの一風変わった生物は,その奇妙な習性を研究する科学者たちに愛されている。

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