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目ざめよ! 1985
目85 3/22 16–17ページ

お客様が見えました!―ごちそうは用意できましたか

日本の「目ざめよ!」通信員

友人を食事に招くことは私にとっていつでも格別の楽しみとなっています。幾日もたってからでも,その時の励みとなる会話が思い出されますし,一晩を楽しく過ごしたという気分がよみがえります。もちろん,食事に対する客のほめ言葉や感謝の言葉によっても満足感が深まります。

もてなす機会をもっと多く持てたら楽しいのにと思うことがよくありました。でも,台所で煮たきすることや,それにかかる時間のことを考えては,二の足を踏んでいました。その後,「野菜の料理とそこに愛があれば,肥やし飼いにした牛とそれに憎しみが伴うのに勝る」という聖書の箴言を読んで考えさせられ,適当な料理を調べていくうちに,鶏の水たきという日本の料理を見つけました。これは,作るのが簡単なばかりでなく,栄養豊かでおいしい料理です。これは私にとってうってつけの料理です。―箴言 15:17。

正直なところこの料理で特に気に入っている点は,支度にほとんど手間をかけなくてすむということです。鶏肉のスープを作り,野菜を切り,たれを作って客の到着を待ちさえすればよいのです。というのは,煮るのは,一緒に食事をしながら客の目の前で行なうからです。

鶏肉のスープを作るのはとても簡単です。鶏のももと胸の肉約1㌔をぶつ切りにして水で洗い,水気を取ってから鍋に入れます。そこへ約5㍑の水を加えて強火にかけます。沸騰したら,1時間から1時間半煮立たせ,あくを取り除きます。それから鶏肉とたっぷりのスープを土鍋へ移します。土鍋の4分の3ほど入れるのです。そして,食卓の中央に置いたコンロの上にその土鍋を載せます。a 残りのスープは後で使うのに取っておきます。

野菜はほとんどどんな種類のものでも使えます。私の好きな取り合わせの一つは,長さ5㌢に刻んだ白菜とホウレンソウと長ネギです。厚さ6㍉に切ったニンジンやシイタケも加えます。これらの野菜は全部大皿に盛り,食卓の上の土鍋のそばに置いておきます。

水たきに変化をつけるのは香りの強いたれです。私の好きなたれは,レモン3個を搾ってその汁に同量のしょう油を加えたものです。たれの薬味には,長ネギのみじん切り,トウガラシの入ったダイコンおろし,レモンの皮の薄切りなどがあります。たれは客銘々の小鉢に少しずつ入れます。

客のやって来る音がすると,コンロの火をつけます。そうすると,全員が食卓に着く時にはスープが沸騰しています。野菜を盛った大皿から各種の野菜を少しずつ土鍋へ入れます。スープが再び煮立ったら,どの人も,たれの入った小鉢に野菜と鶏肉を取って食べます。食事が進むにしたがい,野菜とスープを土鍋へ足していくことができます。

ここ日本では,湯気の立っている土鍋から野菜や鶏肉を取るのに自分のはしを使います。外国人でそれが初めての人や,それほど冒険心のない人のために,玉じゃくしや穴じゃくしを用意できるでしょう。悠長ながら栄養豊かなこの食事では,ゆっくりと食事をし,互いの交わりを楽しみます。

デザートはどうしますか。水たきにはどんなデザートが合うのでしょうか。日本式に,季節の新鮮な果物を皿に盛って出すのが最善です。春にはイチゴ,ビワ,サクランボがあります。夏になると,オレンジ,メロン,スイカが出回ります。秋が近づくと,モモ,ブドウ,リンゴ,ナシ,カキを楽しみにすることができます。冬にはおいしいミカンがあります。このように,日本には四季を通じて,おいしいデザートに適した果物が何かしらあります。

この,楽しくておいしい食事にはもう一つの,そして決して小さくない長所があります。それは,鍋や皿をたくさん使わないので,後片づけが楽だということです。ですから,私も客と一緒に,「とても楽しい晩でした」と心から言うことができます。

[脚注]

a 土鍋とコンロを使う代わりに,電気の深鍋やフライパンを使えます。

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美食家の好む珍味の減少

カエルの足はフランス特有の珍味です。しかし,将来いつまでカエルの足が食べられるでしょうか。ヨーロッパでカエルが減少したため,現在カエルの足はインドとその周辺の国々から空輸されているのです。しかし,カエルの貿易はやめてほしいという要求が高まっています。それはなぜでしょうか。まず第一に,水田で捕食性のカエルが減ったと同時にマラリア蚊が増え,殺虫剤の使用で米作のコストが増大したからです。カエルのほうはどうされるのでしょうか。報告によれば,カエルは大抵夜間に捕らえられて袋に詰め込まれ,時には幾百キロも離れたセンターへ運ばれます。そこでは,生きたまま足を切り取られ,胴体は捨てられるということです。美食家たちがこのことを知れば,カエルの長い後ろ足を食べたいとは思わなくなるのではないかと,保護論者たちは考えています。

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