ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目84 10/22 4–7ページ
  • 失業という問題に対処する方法

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 失業という問題に対処する方法
  • 目ざめよ! 1984
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 気の持ちよう
  • 実用的な提案
  • 失業は機会を差し伸べるものとなる
  • 失業中ですか?―それに対処する方法
    目ざめよ! 1975
  • 失業問題 ― なぜ存在するのか
    目ざめよ! 1996
  • 失業 ― 依然として世界的な問題
    目ざめよ! 1984
  • あなたは職を捜していますか
    目ざめよ! 1975
もっと見る
目ざめよ! 1984
目84 10/22 4–7ページ

失業という問題に対処する方法

『気の毒だが,君には一時帰休してもらうことになった』という言葉に,胸を刺されたような苦しみを覚えます。それから絶望感に襲われ,将来に対する恐れに捕らわれます。就職の見込みが立たないので,無力な気持ちと失意は一層ひどくなります。毎日,新しい日を迎えるのが悪夢のように恐ろしく思えてきます。恥ずかしいという気持ちがいつも黒雲のように垂れこめています。

このような状況に直面する大きな可能性を抱えた人々が人口の中の大きな割合を占めるようになってきています。そして大勢の人々にとって,これは既に厳しい現実となっています。失業は,人種や年齢層や経済的な水準の別なくあらゆる種類の人に容赦なく臨み,自分が望まないのに仕事を失うというようなことは一度も考えたことのなかった人々まで影響を受ける例が増えています。その結果,失業の問題が片づいた後も,長い間,本人や家族にいつまでも消えない傷跡の残ることがあります。この問題に対処するために何かできることがありますか。

気の持ちよう

まず第一に,積極的な見方を保たなければなりません。あなたを雇ってくれそうな人が,あなたの消極的な気質に目を留めるなら,負けぐせの付いた人とみなされ,雇わないほうがいいという誤った結論を引き出すかもしれません。ですから,過度に反応したり,くじけたりしないことです。失業すればすべてがおしまいだというわけではないからです。職がないのは自分だけではないという事実から慰めを得るようにします。もちろん,職を失うことは人生の中でも特に大きな傷跡を残す経験の一つになることもあります。しかし,まだ命があるのですし,幾らかの資産もあります。すべてを失ってしまったわけではないのです。

恐れや思い煩いと闘うことが必要です。恐れや思い煩いは,自信を徐々に削り取っていく,消極的な感情を生じさせます。自分をとがめるという落とし穴にも気をつけなければなりません。(『わたしにはどこか悪いところがあるに違いない! 自分は役立たずだ! どうしてあの人は働いていて,わたしは働いていないのか』。)ほかの人をとがめようとする衝動に抵抗しなければなりません。(『課長はいつもわたしを嫌っていたからな!』)失業を,いつまでも取り除けない障害物とみるのではなく,たとえ時間はかかっても必ず取り除けるものとみなすことです。

失業した人の中には,家族の者や友人を避けて引きこもってしまう人もいます。そうするよりは,恐れずに助けを求めることです。隠しだてをせずに,子供たちが物事をわきまえ,助けを与えられる年ごろになっているのであれば,子供たちに話して,協力を求めます。自分の気持ちや考え,不安などをほかの人々に話すようにします。話さなければ,あなたがどんな目に遭っているのかだれにも分かりません。気遣ってくれる人々の感情面での支えを喜んで受け入れることです。古代の格言に,「真の友はどんな時にも愛しつづけるものであり,苦難のときのために生まれた兄弟である」というのがあります。(箴言 17:17)家族か友人に失業者がいるなら,感情移入をし,支えになってあげて,そのような「真の友」になっていますか。家族や友人は,失業というつらいショックを乗り越える上でよい助けになれます。

実用的な提案

請求書がきたら,それを無視して,何とかなるというようなふりをしてはなりません。お金を借りている人が言い逃ればかりしていて,期限になっても借金を返済しない理由をいつまでも明らかにしなかったら,どのように感じますか。「いつも,自分が他の人に望むとおりに他の人を扱いなさい」という優れた助言を適用すると有益です。(マタイ 7:12,新英訳聖書)ですから,請求書の支払いができないなら,その請求をしている人に話してみることです。話しさえすれば,正規の職が再び見つかるまで,別の返済方法を考えてくれることがよくあります。

次に,自分の境遇について現実的な見方をするようにし,自分の持っているものを利用するための計画を立てます。少なくとも一つは有用なものを持っているはずです。それは仕事の経験です。それをもって,仕事を探しにかかります。

しかし,以前の職から得られるはずのものをまず調べ上げてみます。退職金がもらえるでしょうか。雇用保険に入っていたでしょうか。失業給付がもらえるでしょうか。ほかにも政府の援助が何かあるでしょうか。こうした事柄を自分がみな知っているかどうか確認します。資格があれば,その適用を受けるために申請をします。本当に必要としている場合に,そのような援助を求めることをきまり悪く思うことはありません。例えば,けがをしたり具合いが悪くなったりした時に,医療を受けることをきまり悪く思うでしょうか。それに,そういう基金があるというのも,あなたやほかの人たちが税金を支払ってきたからかもしれません。ですから,それを保険の給付とみなすことです。こうしたことのほかにも努力できるどんな分野があるでしょうか。

不必要な出費をなくす: さて,失業しているいないに関係なく,自分の身の周りを見回して,経費を減らしたり,なくしたりするためには何をすべきか考えてみてください。それには生活様式を変えることが必要かもしれませんが,緊急事態には現実的な方法で対処しなければなりません。例えば,次のような点を考えることができるでしょう。暖房や空調の費用を削るようにします。ある家庭では,温度調節器の目盛りを少し変えるだけでそれができるかもしれません。また,現在使っているものの代わりにもっと安い燃料を使うことを考えてみます。

中には,たばこに年間400㌦(約9万6,000円),アルコール飲料に年500㌦(約12万円),そして外食に年1,500㌦(約36万円)を費やす人もいます。このような人の場合は,限られた収入で生活する方法として,これらの出費についてできることがたくさんあります。

テレビを何台持っているか考えてみるのもよいかもしれません。同時に何台もつけておく必要があるでしょうか。一家に1台で十分ではありませんか。テレビなしで生活している人も少なくないのです。電話は幾つありますか。一つで十分ではありませんか。車は何台ありますか。ぜいたく品についてはどうでしょうか。スノーモービル,トレーラー,そのほか娯楽のための道具はどうですか。これらはいずれも燃料や修理や保険に経費がかかります。これらの品やその他余分の品物を売れば,出費を減らすことになるだけでなく,幾らかでも収入の足しになるでしょう。

食費を節約する: 幾つかの家族がお金を出し合って,基本的に必要とされる食料品を卸値で大量に購入し,それからその食料品を分けることができます。安売りの目玉商品を探します。“旬のもの”を買い,その食品を冷凍やびん詰めその他の方法で保存します。中には,果物や野菜や肉などを全部農家から直接に買い,多額の費用を節約している人もいます。ある農家ではつみ取りをさせてくれますが,そうすればさらに節約になることもあります。これは家族にとって健康的な行楽ともなるでしょう。農家の中には,収穫の後,取り残したものを,それも無料で拾わせてくれるところがあります。この可能性を探ってみるとよいでしょう。

自分の土地を使ったり,できるときには土地を借りたりして,野菜や鶏肉をすべて自給自足している家族もあります。生では使いきれないほどたくさんある場合には,びん詰めや冷凍にすればお金の節約になります。土地を借りるだけのゆとりがなければ,農家の人や友人や親族に,無料で土地を幾らか使わせてもらえるかどうか尋ねてみるとよいでしょう。年齢や健康の関係で,そのように土地を利用することができないなら,窓辺に置く植木箱でどんなものが栽培できるか,近くの図書館で調べてみるとよいでしょう。そのようにしてできる事柄と,それによって節約できる金額に驚かされるかもしれません。

ある母親たちは市場やスーパーマーケットで,土曜日の午後になると傷んでもいない食料品を捨てているのを見つけました。店長が,週末に腐ってしまうかもしれないと考えたからです。それでその人たちは傷んでいない食品を,処分されないうちに取りに行くことにしました。前の日のパンなどを買って,すぐに必要ではないものは冷凍しておく人もいます。あるいは,自分でパンを焼けば節約になるかもしれません。こうした方法はいずれも節約に役立ちます。

被服費を減らす: 自分で服を作ったり,育ち盛りの子供のいるほかの家族と衣服を交換したりすると,この面での出費を著しく減らすことができます。どうしても買う必要のある場合には,セールを待つようにします。また,質の良い服を扱う中古衣料の店に行ってみるのもよいでしょう。人々はよく,場所によってノミの市とかガレージ・セールと一般に呼ばれている所で,中古の品を売ります。子供たちはすぐに大きくなって服が着られなくなってしまうので,そうした場所では大抵よい買物ができます。(ガレージ・セールや裏庭セールは,子供のための安いおもちゃを買うのによい場所でもあります。)しかし,買う時には注意して,本当に必要なもの以外は買わないことです。衝動買いは禁物です。

住まいで節約: 住宅ローンの返済が高くつく家や家賃の高い家をあきらめて,もっと分相応のアパートやハウス・トレーラーや田舎のほうの家に引っ越すという犠牲を払わなければならなかった人もいます。親族や友人たちの所へ引っ越さなければならなかった人もいます。必要な場合には家の一部を改造して二家族が住めるようにしました。そうすることによって,自動車1台分の経費を浮かすことができた場合もあります。幾年も前には,多くの家族がこのような仕方で生活し,みんなが大きな恩恵を受けました。言うまでもなく,このような取り決めでは幾らかの妥協が必要です。しかし,真の愛で克服できない問題があるでしょうか。親も子供たちも,祖父母と同じ家に住む喜びを味わえるかもしれません。

失業は機会を差し伸べるものとなる

失業することは恐ろしいことかもしれませんが,形を変えた祝福になることもあります。箴言 20章30節はこう述べています。「自分のやり方を変えるには,苦しい経験をしなければならないこともある」― 今日の英語聖書。

失業は自己発見の機会になります。それによって,自分の生活を再評価し,物事を考え直す時間ができます。別の職業のほうが肌に合っていて,前の仕事よりもかえって楽しくやれることを発見したりするかもしれません。

失業すると,家族内の関係を深める機会ができます。人々は余りにも忙しすぎて,あるいは1日一生懸命働いて疲れ切っているために,思うように配偶者や子供たちのことを知る機会がないということはよくあります。しかし失業中は,食事を作ったり,前々から言われていた押し入れの棚をもう一つ余分に作ったりして,これまでは時間がなくてできなかったような事柄を家族と一緒に,そして家族のためにできるのです。しかし,職を探していることには変わりありません。問題は,どうやってそれを見つけるかということです。

[7ページの図版]

割安

自分でつんでください

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする