ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目85 1/8 19–21ページ
  • あなたは接触を保ちますか

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • あなたは接触を保ちますか
  • 目ざめよ! 1985
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 電話を活用する
  • 『友達に手紙を書くのが好きです』
  • 時間を取るだけの価値がある
  • 手紙の書き方
    神権宣教学校案内書
  • 「すっかりごぶさたしてしまって,申しわけありません」
    目ざめよ! 1970
  • 効果的な電話証言
    わたしたちの王国宣教 2001
  • 手紙で意思を伝える
    神権宣教学校の教育から益を得る
もっと見る
目ざめよ! 1985
目85 1/8 19–21ページ

あなたは接触を保ちますか

「何だろう,これは」。一つの封筒から2通の手紙を取り出しながら,夫婦は訳が分からずにこう言いました。手紙は,娘のルイーズからでした。一方の手紙には娘の最近の暮らしぶりが書かれていましたが,もう一通は選択式の質問集でした。両親は答えに印を付け,その質問集を同封されていた,切手のはってある返信用の封筒に入れてルイーズに送り返せばよいだけでした。

でも,なぜ質問集を送ったのでしょうか。返事を書くよう促すためでした。ルイーズは次のように説明しています。「たとえ相手の手紙を自分で書かなくてはならなかったにしても,私はただ両親と接触を保っていたかったのです。私が家にいないのは事実ですが,それは両親をもう愛していないとか,両親からのたよりが欲しくないという意味ではありません」。

とはいえ,接触を保つのは大抵の場合,口で言うほどやさしくはないことにあなたも同意されるのではありませんか。ある人々にとって,腰を下ろして手紙を書くことを考えるだけで,エベレスト山を登るのと同じほどの挑戦に思えます。では,どこから始めますか。時間がどこにあるでしょうか。時間を見つけようとしても見つからないのが普通です ― 時間は作らなければなりません。そもそも友情を築くには時間と努力が要るのですから,その友情を保つため定期的に少しの時間を用いて電話をするなり,手紙を書くなりすることには,それだけの価値があるのではありませんか。

電話を活用する

あなたは家を離れて暮らしていますか。恐らく,あなたも他の大勢の人々と同様,身内の声を聞くだけでうれしく思うことでしょう。大人になっても,親の声を聞くことに慰めや知恵を見いだしている人は少なくありません。親も子供の声を聞いてうれしく思うものですが,多くの場合,孫の声を聞くともっと喜びます。国際電話用の衛星や海底ケーブルのおかげで,世界各地へすぐに電話をすることができます。パプアニューギニアにいる一宣教者は,約9,600㌔も離れた米国に住む母親から,励ましの電話を定期的にもらっています。17時間という時差を考慮に入れなければなりませんが,二人とも,その語り合いのひとときから大きな喜びを得ることができるのです。

電話をよく使うにしても,たまにしか使わないにしても,頭に置いておくと良い事柄が幾つかあります。電話をかける時,自分のほうから名乗るのは一般に最善です。それは,電話をかけているのがだれだか当てるゲームをする時ではありません。きまりの悪い思いをさせるかもしれませんし,会話の出鼻がくじかれてしまうこともあり,もし間違い電話をしていたならお金がむだになります。

電話料金ということになると,時間が大きな要素になります。長く話せば料金もそれだけ高くなります。どうしたらお金を節約できるでしょうか。場所によっては,幾つかある電話会社の中から,料金の安い会社を選べます。さらに,自分の言いたいことを決めておくようにします。電話をかける前に簡単なメモを書く人もいます。かかりつけの医師に電話をする場合や,仕事上の電話の時は特にそうします。受話器を置いてしまってから,結局尋ねるのを忘れたり,頼むのを忘れたりしたのを思い出したことがどれぐらいあるでしょうか。

最後に,電話で接触を保つ場合には,真心のこもったものにするようにします。そして,もしほかの人が同じ電話を使うようなら,話を短くすることです。親しみのあるあいさつや,他の人に対する気遣いはいつでも感謝されます。さらに,相手が話している時には,よく耳を傾けるようにします。話されていることに純粋の関心を払うのです。とはいえ,電話は接触を保つ唯一の手段というわけではありません。多くの人はこう言います……

『友達に手紙を書くのが好きです』

手紙は電話での会話とどう違うのでしょうか。一人の女性は手紙についての感謝をこのように言い表わしました。「私は電話も手紙も楽しんでいます。気落ちしていて,話をしたい時には電話が適しています。しかし,夜遅かったり,電話ではだれとも連絡が取れないことが分かっている時でも,家族からの手紙があるので,それを読めます。それらの手紙は問題に対処する助けになります。電話ですと,話が終われば言葉は消え,考えだけが残ります。手紙の場合,考えだけでなく言葉もずっと手元に残るのです。いつでも必要な時に,そうした手紙を読み返すことができます」。

手紙を書く時は緊張していなければなりませんか。いいえ。くつろいだ気分で,自分の友人や家族に直接話しているかのように書くなら,一番良い手紙になるでしょう。18世紀の英国の政治家であり著述家でもあるチェスターフィールド卿の次のような助言は,手紙を書く今日の人たちにとって,いまだに真実の響きがあります。「手紙というものは平易で自然でなければならず,我々が手紙を書き送る相手のそばに自分がいたら話すであろう,まさにその事柄を伝えるべきものである」。

手紙の文面は本人の個性 ― 好き嫌い,趣味や人格,経験や教育,礼儀作法 ― を明らかにします。ですから,書く前に考え,いら立っている時や怒っている時には手紙を書かないようにします。手紙は声を出しませんが,それを書いている本人の実像を強力に明示するからです。

書くことがなくなってしまうでしょうか。「いいえ」と答えるのはジョンです。ジョンは1936年以来,家族とは一緒に生活していませんが,毎週,家に手紙を書いているのです。ジョンも,その妻も,長年の間にできた大勢の友達との接触を保とうとしています。二人は毎月,たくさんの手紙を書きます。なぜでしょうか。ジョンはこう答えています。「私たちにとっては,だれかが腰を下ろして,自分の考えを紙面に書いてくれるなら,そのほうが意味があるのです。もし,手紙を受け取る楽しみを得たいなら,手紙を出さなければなりません」。

手紙には,どんなことを書いたらよいのでしょうか。過去に行なったこと,または今行なっていることについて書くことができます。友人は,あなたの日常の出来事に関心を持つことでしょう。頭の中で筋道を立てておくと,手紙を書く際にも,以前に受け取った手紙の中に書かれていた質問に答える際にも助けになるかもしれません。しかしながら,質問を用いることに関してひとこと注意があります。一人の男の人は自分のおいに手紙を書き,返事をもらうことを期待して,その手紙の中でたくさんの質問をしました。作戦は成功しました。おいは質問に一つ一つ答えてくれたのです。ところが,その手紙全体は主に「はい」と「いいえ」の答えで占められていました。おじさんのほうは,自分の書いた質問のすべてを思い出すのに大変苦労しましたが,少なくともおいは返事を書いたのです。

手紙を書かない口実として,よく「字を間違えるので」とか,「字が汚いし,タイプも上手に打てないので」などと言う人がいます。確かにそうかもしれませんが,練習をしなければ,字を正しく,きれいに書けるようにはならないのです。それに,字を間違えるのを恐れて手紙を書かないために,友情が冷めるままになってしまってよいでしょうか。友人のほとんどは,あなたからの手紙を受け取るだけでうれしく思うものです。文法学者や小説家になってくれとは言わないでしょう。

手紙は長くなくてもよいことを忘れないでください。簡単で,心のこもった言葉のしたためられた短い手紙は,友情を深めるための優れた手段になります。

時間を取るだけの価値がある

「結婚関係においてであれ,交友関係においてであれ,結局すべての交際のきずなは会話である」と,19世紀の一詩人は記しました。昔は,家が家族生活の中心でした。子供たちは家の周りで大きくなってゆき,家からあまり遠くない所にとどまりました。多くの国々では,もはやそうではなくなっています。わたしたちは流動的な社会に住んでいます。ほとんどの人々は,自分たちの好きな時に遠くまで旅行して家族や友人を訪ねる金銭的な余裕はありませんから,電話や手紙による意思の疎通はなくてはならないものとなっています。

どんな報いがありますか。イエス・キリストは,「受けるより与えるほうが幸福である」と語られました。(使徒 20:35)個人としての満足や幸福という益を刈り取れます。しかし,それよりもっと重要なこととして,ただ接触を保つだけで,あなたはいつまでも続く友情を強め,維持することになるでしょう。

[21ページの囲み記事]

良い手紙の書き方

→ 分かりやすく書くこと → 正確であること

→ 中途半端なことを書かない → 礼儀正しくあること

→ 簡潔であること → 思いやりを示すこと

→ 会話的であること

[19ページの図版]

あなたはどのように接触を保ちますか

[20ページの図版]

簡単で,心のこもった言葉のしたためられた短い手紙は,友情を深めるための優れた手段

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする