ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目85 4/22 11ページ
  • どれほどで飲み過ぎ?

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • どれほどで飲み過ぎ?
  • 目ざめよ! 1985
  • 関連する記事
  • アルコールの誤用と健康
    目ざめよ! 2005
  • アルコールが人体に及ぼす影響
    目ざめよ! 1980
  • アルコールとあなた
    目ざめよ! 1986
  • アルコールに頼るとどんなことになるか
    目ざめよ! 1978
もっと見る
目ざめよ! 1985
目85 4/22 11ページ

どれほどで飲み過ぎ?

アルコールは良いものにもなりますが,非常に悪いものにもなりかねません。人を喜ばせることもあれば,非常に悲しい目に遭わせることもあります。その違いは,アルコールがどこへどの程度行くかに左右されます。少しのぶどう酒は胃のために良い薬になり,心を喜ばせることがあります。(テモテ第一 5:23。詩編 104:15)飲み過ぎれば本人は全く惨めな有様になり,周りの人も惨めな思いをします。

節度をもって飲めば,カクテルやワインやビールは人をくつろがせ,一時的に心配事を忘れさせ,憂さを晴らし,人をより社交的にします。心臓発作の予防に役立つことさえあるかもしれません。そのようなアルコール飲料はストレスを解消させ,高比重リポたんぱく質(HDL)の量を高めるからです。しかし,少量のアルコールでも反射神経を鈍くするので,節度をもって飲んだあとでさえ,車を運転するのは賢明なことではありません。また,アルコールはカロリーが非常に高いので,減量の問題があるなら飲酒はあまり良いことと言えません。

体内を通過するカクテルの跡を追ってみましょう。それは空の胃の中に長い間とどまっているわけではなく,腸に入ったアルコールはすぐに血流の中に入ります。血液はそれを肝臓に運び,アルコールはそこで分解されて排せつされ,こうして血流の中からアルコールは除かれるのです。このようにして,肝臓は1時間に,カクテル1杯,グラス1杯のワイン,あるいはビール1缶に含まれるアルコールを処理することができます。

1時間にそれ以上飲むと,アルコールは血液の中にとどまり,脳へ運ばれます。脳に行ったアルコールは,少量であれば人をいっそう社交的にしますが,飲み過ぎると人を不愉快な人間にしてしまいます。アルコールが血液の全体量の0.05%に達すると,ほろ酔い機嫌になります。0.1ないし0.15%になると,法的に酩酊状態にあるとされます。酩酊を意味する英語の言葉“intoxicated”にはtoxic(毒性の)という語が含まれており,体の中に毒があることを意味しています。

さて,この余分のアルコールは体の中を巡る際にどんなことをするのでしょうか。最初にとどまるのは胃です。胃の中でアルコールは,胃の内壁を胃酸から守っている粘膜を冒すことがあります。また,アルコールにより,胃がさらに多くの酸を造り出すようになることもあります。

アルコールは体の細胞から水分を取り去ります。アルコールの量が多くなり過ぎると,肝細胞の水分を奪い,やがて肝細胞を破壊して,肝硬変を生じさせます。肝臓が損なわれると血流に十分の糖がもはや供給されなくなるので,低血糖症になりかねません。肝臓が血液からアルコールを除く効率はいよいよ悪くなってゆきます。次いでアルコールは体中を巡り,至る所で細胞から水分を奪い,死滅させます。動脈は収縮し,心臓に流れる血液は少なくなり,心筋が弱まります。

アルコールが脳に達すると,アルコールは脳細胞から水分を奪い,その結果,電気信号の生成に支障をきたします。アルコールが体内からなくなれば,脳細胞は再び水分を取り戻します。しかし,長期間飲み過ぎると,知力や記憶力が損なわれることがあります。細胞が破壊されるにつれて脳が小さくなり,知能指数は低下して元に戻らなくなります。

大酒によって,男性が女性的な性質を育むようになることもあります。男性は男性ホルモンと女性ホルモンの両方を造っていますが,肝臓が女性ホルモンを除き去っています。ところが肝臓が損なわれると,女性ホルモンはそのまま残されます。大酒をする妊産婦は,流産や死産をする危険が多くなります。赤ちゃんが生きて生まれてきても,障害児になる特別な危険があります。

妊産婦とアルコール中毒者にとって,1滴でも飲めば飲み過ぎということになります。一般の男女にとって,節度のある飲酒とは,脳に達するアルコールをごく少量にとどめるような飲み方のことです。短い時間に何杯も飲むのは,どんな人にとっても飲み過ぎです。アルコール中毒者にとって1杯は,1杯多過ぎたということになります。

胃のために少しのぶどう酒は良いが,自分の肝臓,心臓,そして脳のために,また周りの人々のために,飲み過ぎは禁物,というのがこの問題の結論です。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする