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  • 家出をすべきだろうか
  • 目ざめよ! 1988
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目ざめよ! 1988
目88 2/22 13–15ページ

若い人は尋ねる…

家出をすべきだろうか

「家出してやる。そして思い知らせてやる」。これが今のあなたの気持ちですか。多くの若者の場合,これは単なる脅しではありません。実際に家出をする十代の子供の数は,毎年,何百とか何千とかいうものではなく,優に100万人を超えるのです。

それにしてもなぜ家出をしたいと思うのですか。理由はいろいろあるかもしれません。だれもわたしを理解してくれないと考えていたり,自分はいらない子だから愛されていないと感じていたり,実際に虐待されたこともあるかもしれません。自分ではどうしても解決できない問題に直面しているということもあるでしょう。家族の中に気の合わない者がいるとか,ああしろこうしろと言われることにうんざりして自分だけの気ままな生活がしてみたいとか,あるいは退屈になり,もっと面白いことをしてみたいのかもしれません。理由は何であれ,家にいるのは面白くないわけです。では家出をすればその問題は解決するでしょうか。ほかにできることはありませんか。

正しい見方が必要

若い人にも『自分の父と母を敬う』という神から与えられた務めがあります。(エフェソス 6:2)『すべての事において親に従順である』ことが必要です。(コロサイ 3:20)その務めを果たさなくてもよいと言える理由がありますか。家庭の中がとても我慢できないような状態ならどうでしょうか。

そういう状態が現実に存在することは否定できません。親の中には無理な要求をする人がいます。子供を悪人呼ばわりしたり,ろくでなしときめつけたりする親もいます。自分の関心事や快楽だけに夢中になって,子供にはほとんど注意を向けない親もいます。飲酒や麻薬,性などにふけり,子供を脅しつけるような親,人間の法律も神の律法も公然と無視する親もいます。子供の命そのものが危険にさらされることもあります。

しかし,十代の子供が家出をするきっかけとなるのは,大抵の場合,そうした厳しい状況ではありません。子供自身の行状や態度のことで親子が口論し,子供がかっとなって家を飛び出す,というのが普通です。あなたは外出して,決められた時間までに帰宅しなかったのですか。親からいけないと言われた事柄,例えば,アルコール飲料を飲むとか,特定の友達と付き合うといったことをしたのですか。言いつけられた仕事をしなかったのですか。学校の成績があまり芳しくないのですか。あなたは罰を受けるのを恐れていますか。自分で物事を行なう自由がもっとほしいと考えていますか。親を喜ばせるようなことは決してできないと感じていますか。

神をいつも念頭に置く

以上のような状況の場合の家出は,怒りや欲求不満などの感情に対する反応 ―“抑圧的で譲ることをしない”親の権威から逃れるための努力なのかもしれません。それはまた強情さや,自分の思い通りに物事を運びたいという気持ちの表われであることもあります。しかしあなたは,自分の目先の欲望,あるいは自分がこれは公平だと思っている事柄以上のことをよく考えてみるべきです。

親は,神から与えられた責任があるので,事によっては,あなたの願いをかなえてくれないかもしれません。神に対する責任があなたにあるように,親にもその責任があるのです。親は「エホバの懲らしめと精神の規整とをもって」育ててゆく責任を強く感じていることでしょう。(エフェソス 6:4)ですから,宗教的な集会にあなたが一緒に行くことや,さまざまな活動を共に行なうことを強く求めるかもしれません。また,「悪い交わりは有益な習慣を損なう」ことを認めているので,特定の友達との交わりを制限しようとするかもしれません。(コリント第一 15:33)恐らく親は,あなたには見えない問題を見抜いているでしょう。問題に関する親の見方や考え方は,あなたの見方や考え方とは一致しないかもしれません。しかしそれは,反抗したり,家出をしたりする正当な理由になりますか。

神があなたに,「あなたの父と母を敬いなさい」と命じ,「それはあなたにとって物事が良く運び,あなたが地上で生き永らえるためである」と付け加えておられることを心に銘記しているのは良いことです。あなたが親に従うことによって喜ばせようとするのは,親だけではないのです。神に対してもあなたは敬意と従順を示しているのです。たとえ気が進まなくても,親のつくった規則や決まりを守ることは神に対する敬意と愛を実証する方法であり,しかも神はそれに報いてくださるということに,あなたは気づきます。―エフェソス 6:1-3。ヨハネ第一 5:3。

したがって,少々嫌でもあなたのほうが折れる,つまり親と親の要求に従う必要があるかもしれません。親はあなたより人生経験が深いということを認めましょう。そして一番良いのは,神の律法に良心を順応させていないような親の子供たちと自分とを比較しないことです。それを将来の生活のための訓練と考えてください。大人になっても,自分のしたい事がいつもできるとは限りません。周囲の人たちのことも考慮に入れる必要があります。ある行ないのために,後になって問題が増えたり,欲しくもない責任をしょい込むことになったりします。全く何の問題もなく好き勝手なことができる人は一人もいないのです。今は学校で,それが事実であることが分かるでしょう。職場でもそれは同じなのです。

それで,自分がしたくないと思っていることを親からぜひともするようにと言われる時はいつでも,コロサイ 3章23節と24節にある原則に留意するとよいでしょう。つまり,「何をしていても,人にではなくエホバに対するように魂をこめてそれに携わりなさい。あなた方は,しかるべき報いである相続財産をエホバから受けることを知っているのです」という原則です。親に素直に従えば,エホバがそれに報いてくださるという事実を見失ってはなりません。耐え忍ぶ者の前途には,終わりのない完全な命というすばらしい報いがあるのです。―イザヤ 65:21-23。啓示 21:3-5。

家出をすれば問題は解決するか

考えなければならないもう一つの面は,家出は実際に事態の解決策になるかということです。なるほど一時は問題から離れていられるかもしれません。しかし家出は問題の解決にはなりません。いずれは何らかの形で再びその問題に直面しなければならなくなります。14歳のとき家出をしたエミーは,「家出をすると問題が増えるだけです。なくなったりはしません」と述懐しました。ではどうすればよいでしょうか。

愛と理解を得る

まず問題が生じた原因を考えてみます。青年期の子供と親の関係は弱くなりがちです。なぜでしょうか。「青年期」という雑誌はこう説明します。「青年期は非常に大きな変化の生じる時期であり過渡期である。一方,十代の子供の親も中年に近づいているので,自分自身の過渡期を経験しつつある。この二つの移行期間が重なると,関係者全員にとってストレスはとりわけ多くなる」。ですから,ストレスの多い過渡期を通過している,またそのために理解を必要としているのは,あなただけではないかもしれません。もし愛と敬意を互いに示し合うなら,ほとんどの家族は危機を経験することなくその時期を通過できます。

ですから,『愛は決して絶えず』また「多くの罪を覆う」ということを自覚して,自分の好み以外の事柄にも目を向けるよう協力し,愛を示すのはどうでしょうか。(コリント第一 13:8。ペテロ第一 4:8)こちらが愛を示せば,愛が愛を生んで,相手も愛を示すものです。

あなたは何か悪いことをしたため,親からどんな反応が返ってくるかいま心配しているところですか。その場合に一番よいことは,その状況にひるまず立ち向かい,円熟した人の援助を求めることです。まず最初に,両親とそのことについて話し合うよう努力します。それに加えてクリスチャンの若者には会衆の長老たちに,問題を解決し,事を正すための援助が求められるという大きな利点があります。重要なのは,家出ではなく理性的な方法で問題を扱うことです。そのようにすれば問題を過去のものとすることができ,いつまでもその問題が未解決のまま残ることはありません。

しかし,もしあなたが家庭の中で邪魔者扱いされているとか,ひどく不健全な状況の中に置かれている場合はどうでしょうか。虐待されているならどうでしょうか。その場合には家出が解決策になりますか。これらの質問については後の号の記事から答えが得られるでしょう。

[15ページの図版]

多くの場合,家族はだれかが家出をすると悲痛な思いをし,心配する

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