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目ざめよ! 1990
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「最も広く行なわれている形態の児童虐待」

その女の人は,赤ちゃんの喉に手を当てます。手に力を込め,徐々に喉を絞めると,抵抗できない赤ちゃんはもがきます。この人はぎりぎりのところで手の力を緩めます。赤ちゃんは息を吸おうとあえぎ,なんとかこの襲撃を切り抜けます。しばらくするとこの人は再び小さな喉を手でつかみ,一通り拷問を始めます。そして再び手を離し,赤ちゃんをあえがせるのです……

今お読みになった記述は,母親の喫煙によって虐待される胎児が味わう苦しみを描いたものです。

害は一生続く

おおげさな言い方ですか。少しもおおげさではありません。ニューヨーク・タイムズ紙の一記事が報じたところによると,喫煙の習慣を持つ母親が,自分の子供に一生続く身体的および精神的な障害を負わせる場合があることを示す科学調査はますます増えています。この記事は,そうした障害の中には,「すぐに現われるものもあれば,ずっとゆっくり進行するものも」あると述べています。

母親の喫煙は,胎児にどのような影響を及ぼすのでしょうか。米国のスローン・ケッターリング記念ガンセンターの外科医で,タイム紙の記事を書いたウィリアム・G・カーン博士は,「たばこを一息吸い込むたびに,数分もすると母親の血液中に一酸化炭素とニコチンが入り込む」と説明しています。一酸化炭素は血液の酸素運搬能力を低下させ,ニコチンは胎盤の血管を収縮させるので,外科医カーンは,「胎児は一時的に正常な量の酸素を得られなくなる。もし,この酸欠状態が何度も繰り返されると,酸素の欠乏に特に敏感な器官である胎児の脳に取り返しのつかない害の及ぶ危険がある」と述べています。

例えば,ある研究は,妊娠中の女性がたばこを2本吸っただけでその5分後には,胎児に苦しんでいるしるし ― 異常な呼吸に似た動作を伴う心拍数の増加 ― が見られたことを明らかにしました。

日に一箱吸う喫煙家

では,母親が日に20本,つまり一箱のたばこを吸うとすれば,胎児はどうなるでしょうか。カーン博士は,平均的な喫煙家が煙を吸い込む回数を1本につき5回と計算しています。ですから,日に一箱たばこを吸う習慣の人は,日に100回煙を吸い込んでいることになります。妊娠は約270日間続きますから,母親は胎児を「最低2万7,000回の身体的,および化学的な攻撃」にさらすことになります。

そのような虐待を受けた赤ちゃんは,母親の喫煙の習慣のために一生涯かかって代償を支払うことになるかもしれません。カーン博士は,身体的な問題に加え,子供たちが「行動上の問題,読書能力の悪化,活動過多や知恵遅れ」などの問題を抱えるかもしれないと述べています。同博士が,「責任感のある女性であれば,自分の子供をこれほど脅かす習慣にどうして固執できるだろうか」と問いかけているのも不思議ではありません。

加えて,たばこを吸う親は,成長過程にある子供たちをも危険にさらしています。なぜですか。米国ガン協会の発行している「喫煙に関する事実と数字」と題する小冊子は,こう答えています。「喫煙家の子供たちには,非喫煙家の子供たちに比べて呼吸器系の疾患が多い。これには幼い時の気管支炎や肺炎の症例が増えていることも含まれる」。

ですから,カーン博士は,「これは,おそらく最も広く行なわれている形態の児童虐待であろう」と結論しています。問題は,あなたはそれを避けるかどうか,ということです。

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