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目ざめよ! 1990
目90 5/22 21–23ページ

若い人は尋ねる…

親はいつお化粧を許してくれるんだろう

「目ざめよ!」誌: 女の子はいくつになったらお化粧してもいいと思いますか。

ジュリーa: 13かしら。

「目ざめよ!」誌: どうしてですか。

ジュリー: よく分からないけど。

「目ざめよ!」誌: 12歳では早すぎるというわけですか。

ジュリー: そう。

「目ざめよ!」誌: でも13歳ならいいということですね。

ジュリー: そう。

サリー: もし,お化粧の仕方がちゃんと分かっていて,ロックバンドの子みたいな感じにしなければ,別にいいんじゃないかしら。

ジョン: 女の子は化粧しないとさまにならないときだけ,化粧すればいいと思うな。

グロリア: そうね,素顔を引き立てるのがお化粧ですものね。

ラリー: だけど,13歳で「素顔を引き立て」たいなんて変じゃないかなあ。まだ必要ないよ。女の子がお化粧を始めるのは18ぐらいでいいと思うな。

米国のティーンエージャーは,美容用品や化粧品に年間50億㌦(約7,000億円)余りのお金を使います。ですから,もしあなたが望むのであれば,自分にも口紅やほお紅やアイシャドーをつける権利があると思うのもよく分かります。ところが,親の意見は全く違うかもしれません。

「私は13歳の時に,お化粧してもいいかどうか母に聞いたんです。でも,『あなたにはまだ必要ないわ』というのが答えでした」と,17歳のニーナは当時のことを思い出しています。シェリーという若い女性の場合も,親の反応は同じでした。「13歳のころに,してもいいかどうか聞いたんですが,15歳になるまではだめと言われました。『どうしてだめなの』と,私は言いました」。

化粧 ― 少女にとって大切なわけ

冒頭の会話からも分かるとおり,この問題に関しては,十代の若者たちの間にさえ実に様々な意見があります。ですから,あなたと親の意見がなかなか合わないとしても不思議ではありません。それでも,親から絶対にだめだと言われれば,厳しすぎると思うかもしれません。モニカという若い女性は以前のことを思い出し,「学校の女の子たちを見れば分かるけど,みんなお化粧しているわ」と言っています。また,母親はしているのにどうして自分はいけないの,と思うこともあるでしょう。それに,だんだん年ごろになると,以前よりも人目が気になってきます。

思春期には,身長や体重や体つきが変化します。「十代の子供とうまく付き合う秘けつ」という本はこう述べています。「こうした変化が生じると,[若者たちは]自分の魅力について以前よりも心配するようになる。……自分が男として,女として認められるかどうかも気になる。女らしく,男らしく見られたいと思うのである」。あるいは,ある作家が書いたとおり,「自分自身のスタイル,……つまり自分が一番気に入って一番満足できるような,そういう自分を表現するスタイルを作り始め」たいと思うのです。―ルース・ベル著「体の変化,生活の変化」。

多くの少女にとって,お化粧は自分のスタイルや個性を確立し,女らしさや魅力を増すための一つの方法です。「お化粧すると自信がわいてくる」と,ある十代の少女は説明しています。先ほどのニーナも,「きれいな子がたくさんいるので,お化粧すれば私も自信が持てるんです」と言っています。

お化粧は一種の成人式とも言えます。ある十代の少女は,「もう子供に見られたくない」と言いました。大人らしく見えれば,それなりに一目置かれるようになるとか,年上の男の子が振り向いてくれるなどと期待する人もいます。また別の人にとっては,お化粧することも仲間に溶け込むための手段にすぎません。「大人っぽく見えれば,それだけほかの子たちからは,いかすと思われる」と,ダイアンは言います。

しかし若い人の中には,純粋に実際的な目的があってお化粧したいと思う人も少なくありません。お化粧は,肌の色のむらをなくし,顔のくすみや傷跡を隠し,魅力的な顔立ちを引き立て,顔立ちの欠点をカバーするからです。しかしそういう理由はあっても,お化粧したいと言いだせば,家族の中に議論が始まるかもしれません。どうして親は,そのように反対する場合が多いのでしょうか。

親がだめと言うわけ

確かに親は,子供が成長しているという事実にまごつくことがあります。それで,幾分強く言いすぎるきらいのある親もいるかもしれません。とはいえ,親であれば大抵は,子供にとって最善のことを願うものです。ですから聖書は,「子らよ,父の懲らしめに聴き従って注意を払い,理解を得るようにせよ」と勧めています。(箴言 4:1)親は自分の気持ちを言葉に表わすのが上手ではないかもしれません。(「親は絶対にマスカラをつけさせてくれませんでしたが,理由は言わないんです」と,ある十代の少女は言っています。)親は恐らくそれなりの理由があって心配しているはずです。

あなたは,お化粧するのは一種の権利であって,例えば13歳といった“夢の年齢”になれば自動的に与えられるものだと考えがちかもしれません。しかし,コラムニストのエリザベス・ウィンシップが指摘しているとおり,「化粧が許される厳密な年齢については何の規則もなく,それは家族や地域社会の伝統に左右される」のです。親は,あなたの年齢でお化粧をすると,地域社会やクリスチャンの仲間がまゆをひそめるのではないかと感じるかもしれません。もし親がエホバの証人であれば,なおさらそのことを心配するでしょう。クリスチャンの宣教の面で,あなたの身なりがマイナスになることを望まないからです。―コリント第二 6:3。

あるいは親は単に,あなたの年齢ではまだお化粧は必要なく,むしろ似合わないと思っているのかもしれません。なんといっても,若さにはそれ自体の美しさがあるのです。その栄光はいつしか去ってゆきます。(詩編 90:10。箴言 20:29)ですから親は,『あの若々しい素顔を隠したり,変えたりする必要がどこにあるのだろう』と考えるかもしれません。

また別の点として,親は自分の体験から,「若さに伴いがちな欲望」がいかに人を惑わし得るかを知っているのかもしれません。(テモテ第二 2:22)そして,若いころの自分の過ちをあなたが繰り返しはしないかと心配しているのかもしれません。あなたを守りたいと思っているのです。ある十代の少女はこう言っています。「母はかなり早いうちから,お化粧を始めました。すごく性格が荒くなり,ミニスカートをはいたり,派手にお化粧したりしました。だから私にはそうなってほしくなかったんです」。

ちょっと口紅をつけたからといって,それだけで,はしたない女になるわけではありません。しかし,あなたがお化粧をすると,まだ自分で対処する用意のできていないような圧力を受けることになりかねない,と親が心配するのももっともなのです。ルース・ベルは,十代の娘を二人持つある父親の次のような言葉を引用しています。「子供たちが大人になってゆく様子を見るのは実にうれしいことです。……しかし,子供たちを見つめる時,かわいい娘たちを見る時に,私はこうつぶやきます。『これは私の子供たちだ。だんだん大人になってゆく。これからは,守ってやれる私がいなくても自分で世間を渡ってゆかなければならない』。そんな時です,つらい気持ちになるのは。……世間は厳しいのです。子供たちは傷つくかもしれません」。

大人らしく見せることと,大人らしく行動し,大人の圧力に対処することとは全く別問題かもしれません。あなたがお化粧して実際よりも年上に見せたために,年上の男の子 ― 場合によっては年上の男性 ― が気持ちをそそられて誘いをかけてきたとしても,あなたはきちんと対処する用意が本当にできているでしょうか。―創世記 34:1,2と比較してください。

状況を有効に活用する

こうしてすべてのことを考えた後でも,あなたはお化粧をする用意ができていると感じるかもしれません。そして実際に,用意ができているかもしれません。では,どうしたらよいでしょうか。ある十代の少女は,「お化粧を始めたところです。ちょっとアイシャドーをつけてみたんですが,母は,似合うわよと言ってくれました」と打ち明けています。しかし,親に黙ってお化粧するのは考えものです。箴言 13章10節は,「せん越であることによって人は闘いを引き起こすだけである」と警告しています。ある少女は,「私がいきなりお化粧して現われたら,親は怒ると思いました」と言いました。では,何ができるでしょうか。その聖句は続けて,「しかし,一緒に協議する者たちには知恵がある」と述べています。

ですから,親と問題を話し合うために「適切な時」を選んでください。(箴言 25:11)この点に関するあなたの気持ちを静かに説明するのです。あなたにとってお化粧が大切なわけを説明し,思っていることをそのとおりに話してみます。奇抜な感じや極端な感じにしたいとは思っていないこと,親の意見や判断も尊重することなどを分かってもらうようにします。ご両親は考えを変えてくださるか,少なくともいくらか譲歩してくださるかもしれません。

一方,親の目から見て,あなたにはまだお化粧をする用意ができていないと結論するのがふさわしい場合もあります。しかし,だからといって,もう絶望だということではありません。その状況の中で,あなたの美しさを最大限に引き出すために,できることを行なってください。たとえば,スキンケアをきちんと行なえば,肌のくすみを最小限に抑えることができます。「もし顔に吹き出物がたくさんできたら」,どうしたらよいでしょうか。美容コンサルタントのジェーン・パークス-マッケイはこうアドバイスしています。「それから注意をそらせばよいのです。そのためには……何かぱっと人目を引くような物,マイナス面から注意をそらすような物を身に着けることです」。良い姿勢,手入れの行き届いたつめ,きれいでつやのある髪 ― これらはみな,お化粧をしてもしなくても,あなたの美しさを最大限に引き出すのに役立ちます。

ところで,親がお化粧してもいいと言った場合はどうでしょうか。将来の記事で,化粧品の正しい使い方が取り上げられます。

[脚注]

a 一部,名前を変えてあります。

[23ページの図版]

「あの子はお化粧しているわ。私はいつになったらできるんだろう」

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