読者の声
攻囲される熱帯雨林 私は熱帯雨林に関する号(1990年3月22日号)を,ブラジル環境・再生可能天然資源研究所に送り,次のような返事を受け取りました。「乱伐を扱った『目ざめよ!』誌をお送りいただき,ありがとうございました。この機会に,あなたの進取の精神,また『目ざめよ!』誌の水準の高さに敬意を表します。この雑誌は生態学全般に対する意識を高めるのに大いに貢献することでしょう」。
C・H・A・S ブラジル
元民族主義者 バージル・デュゲイが語った「私は世界を変革しようとした」(1990年3月22日号)という経験談から私がどれほど益を受けたかは言葉では表現できません。それを読んで,民族主義の影響とそれがどれほど残酷なものであるかに気づくことができました。
J・N 米国
ニューヨーク市の地下鉄 「『地中の穴』に乗り込む」(1990年4月22日号)という記事を読んだとき,思わず口にした言葉は「ありがとう」でした。毎日地下鉄に乗っていますと,地下鉄を現実通りに,つまり面白いものと見るのは難しいことです。けさ仕事に向かう途中階段を降りて電車に乗ったときには,全く違った目で地下鉄を見ることができました。
M・H 米国
暴力を振るわれる妻たち 私は妻に暴力を振るわないよう改心しつつある者の一人ですが,1988年11月22日号の「目ざめよ!」誌を読んで,妻に暴力を振るうのがいかに醜いことかよく分かりました。私は雑誌を読んでから耐えられなくなって泣き崩れました。家族が水に流してくれるよう願っています。
D・S 米国
自信のなさ 「若い人は尋ねる…どうしてこんなに自信が持てないんだろう」(1990年4月22日号)という記事に関連して手紙を書いております。私は33歳になりますが,その記事は私にとって大変助けになりました。私の母は私が幼いころに自殺しました。父はアルコール中毒で,私を言葉と暴力によって虐待し,性的にも虐待しました。父はいつも私たちをけなして,私たちは役立たずのように感じさせられました。ですから若いときの私は自分に自信がありませんでした。今でもときどき自信を失うことがありますが,前ほどではありません。全時間の福音宣明者になったことは本当に助けになりました。この業を行なう際にエホバの祝福が自分にあるのを見てきたからです。また私は,エホバが愛してくださっているのなら,自分はだめな人間だと感じる必要はない,と自分に言い聞かせています。
C・R 米国
こんな気持ちを心に抱いている若者が他にもいるのだということを知るのは,とても大きな励みになりました。例えが詳しくまた明確に挙げられているので,自分の環境と照らし合わせてみることができました。記事には,自信はすぐにつきません,逆戻りすることもあるでしょう,とも指摘されていました。やさしい助言です。この穏やかな言葉を見るとき,胸がつまりそうになります。涙が出そうです。
C・T 日本
銃のない世界 銃に関する最近の記事(1990年5月22日号)はいただけません。「銃があればあるほど,撃つ回数も多い」という言葉が一連の実例や引用文によって強調されていましたが,それらはみな実情を誤り伝えるものばかりです。例えば貴誌は,ヨーロッパで一人当たりの銃の所持率が最も高いのはスイスだと述べています。しかし,スイスにおける犯罪や殺人の率が世界で最も低いことは記事のどこにも触れられていません! 邪悪な者たちが引き起こした問題を銃のせいにするのは見当違いのように思えます。
K・C 米国
ご意見に感謝いたします。本誌に引用されている統計で,議論を呼ぶ可能性の大きいものに関しては説明を加えておいたほうがよかったかもしれません。しかしながら「目ざめよ!」誌は,銃の取り締まりに関して政治的な立場を取っていたのではなく,将来神の王国のもとでもたらされる「銃のない世界」を支持していたのです。クリスチャンはその時までイザヤ 2章4節やマタイ 26章52節の原則を導きとします。―編集者。