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  • アジアでの臓器の売買
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  • 人口過剰になる理由
  • イエスがビデオに登場
  • 死の水域
  • トランポリンでけが
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目ざめよ! 1993
目93 1/22 28–29ページ

世界展望

噴火で地上の気温が下がる

1991年にフィリピンのピナトゥボ山が噴火した際,結果として地球規模でわずかながら気温が下がると科学者たちは予測した。その予想は当たった。この火山が噴出した亜硫酸ガス約2,000万㌧は成層圏に達した。火山ガスは硫酸の微小な粒から成る巨大な雲のように広がり,上空を高速で流れる気流に乗って,ほんの数週間で地球を取り巻いた。硫酸の粒はある程度太陽光線を散乱させたり遮断したりするため,地上の気温は低下する。サイエンス・ニューズ誌によると,北半球の一部では噴火以来,平均気温が約1度下がるのが観測されたという。しかしその影響は一時的なもので,地球の温暖化を防ぐものとみなすことはできない。気象学の一専門家は,この噴火の影響による気温低下の傾向は1994年までには収まるだろうと予測している。

アジアでの臓器の売買

「需要と供給の法則がその土地のおきてである」。アジアウィーク誌は人の臓器の売買についてこのように述べている。香港<ホンコン>では1992年春に約600人の人が腎臓移植の順番待ちをしていたが,年末までに提供を受けるめどが立っていたのはわずか50人に過ぎない。それでインドをはじめとする他の国に出向く人が大勢いる。インドでは年間約6,000件にのぼる腎臓移植が行なわれており,これは年商2,000万㌦(約25億円)のビジネスになっている。貧しい人や経済面で苦境に立たされた人が,片方の腎臓を売ろうという気になることが少なくない。というのは,腎臓が片方しかなくても普通は生きることができるからである。しかしアジアウィーク誌は,臓器の売買が不正行為に毒されていると指摘している。不正な仲買人に金をだまし取られた臓器提供者もいる。ある男性は軽い胃の不調を訴えて入院したところ,退院時には腎臓が一つなくなっていたという。本人の承諾なしに取り除かれてしまったのだ。

幼児の虐殺

米国では1991年中,少なくとも1,383人の子供たちが虐待や遺棄のために死亡した,とワシントン・ポスト紙は伝えている。全国児童虐待防止委員会の提示したこの数字は控え目だが,毎日なんと4人の子供が虐待に関連して死亡していることになる。これは6年前の50%増である。発生件数が増えた原因はさまざまである。経済状態の悪化 ― 失業,減収,絶望感など ― が引き金となって,大人が無力な幼児に当たり散らすと見ている専門家もいる。同紙は,預かった子供をベビーシッターが虐待した事例数件が広く報じられたものの,「死亡数の真因は大抵家庭にもっと近いところ,つまり乳児を一番愛してしかるべき父親や母親にあることを専門家たちは知っている」と指摘している。

人口過剰になる理由

比較的貧しい国が人口過剰になることが多いのはなぜだろうか。ビザン誌によると,ブラジルの元環境省長官パウロ・ノゲイラ・ネトは,次のようなもっともな答えを述べた。「ブラジルにはこんな小話がある。ある男は子供が9人いるわけを尋ねられて,『3人は幼い時に死んでしまい,もう3人はサンパウロやリオデジャネイロやブラジリアに行くので,わたしたちが年寄りになったときにそばで面倒を見てくれるのは3人になるから』と答えるという。貧しい人にとって子供は社会保障制度そのものである」。同氏はこのような不吉な発言を続けた。「世界中どこでも,貧しい地域で人口爆発が生じていることはすぐに分かる。この傾向が続けば地球は破滅するだろう。世界の資源は限られているため,際限なく開発を進めることはできない。精神的,道徳的,科学的な分野の開発なら話は別だが」。

イエスがビデオに登場

キリスト教世界の各種団体は,若者たちに聖書の知識をわずかでも取り入れてもらおうと必死にあの手この手を試みている。例えば,アメリカ聖書協会はイエスが悪霊に取りつかれた男をいやした様子を描いたマルコ 5章1節から20節の記述のビデオを制作した。フロリダのマイアミ・ヘラルド紙は,これがミュージックビデオに倣って,場面が目まぐるしく切り替わるスタイルに編集されていると伝えている。ラップ・ミュージックに合わせた版もあれば,聖歌に合わせた版もある。Tシャツにジャケット姿というイエスは,野球帽をかぶってよだれをたらした悪霊に取りつかれた男と非常階段で接近戦を演じる。「復活<レザレクション>ラップ」というミュージックビデオで,イエスはなんと不良少年たちのリーダーになっているという。

死の水域

戦争が終わり,不要になった大量の弾薬はどうなるのだろうか。ドイツの新聞「ハノーフェルシェ・アルゲマイネ」によると,第二次世界大戦の後,連合国は単純だが近視眼的な方法を思いついた。海に捨てるのである。第三帝国のもので海底に投棄された弾薬は70万㌧とも150万㌧とも言われ,後に連合国側の弾薬も多少投棄されたと,同紙は伝えている。投棄に選ばれた地点は北海,バルト海,スカゲラク海峡などにあるが,あまり正確に記録されていない。この危険なごみは1950年代に幾らか回収されたが,いまだに50万㌧ほどが海底に眠っていると予想されている。今ではこの海底の廃棄物が及ぼす危険に対する懸念が強まっている。政府は潜水夫を使って投棄現場を調査して,そこにある弾薬の量と危険度を把握しようと努めている。一部の爆弾は今でも使え,アジ化鉛,水銀,TNTなどの危険な毒素が水中に漏れている爆弾もあった。

トランポリンでけが

庭で使う家庭用トランポリンの人気は高まっているが危険も潜んでいると,カナダのトロント・スター紙は伝えている。これをおもちゃとみなす人もいるが,「統計カナダ」による2年がかりの調査から,トランポリンで重傷を負ったケースが全国で324件報告されたことが分かった。アルバータ州スポーツ医学会議のアーリーン・ヒューンによると,「年齢を問わず子供たちにとっては危険があり,他の原因による子供のけがと比べても,とかくけがの程度が重い」という。また,ほとんどの事故はトランポリンの乗り降りの時や宙返りをしようとする時に起こるとも言っている。専門家はトランポリンを広い場所に置き,使う時はグリップのよく利く靴を履き,乗り降りの際は注意するよう勧めている。同時に二人以上がトランポリンに乗るべきではない。正しく使っているかを見守ることも大切だ。

ヘビが侵入

約30年前,ミクロネシアのグアム島をある災厄が襲い,森からほとんどの種類の鳥が姿を消した。この災厄は病原菌や殺虫剤ではなく,ブラウン・ツリー・スネークというヘビが原因だった。このヘビはニューギニアから米軍による輸送の際に紛れてグアム島に入り,大量に発生したものと思われる。この毒性の弱い爬虫類の数は,地域によっては1平方㌔当たり約1万2,000匹にものぼる。そして,垣根や電線を飾り,家屋に侵入し,排水管からひょっこり顔を出し,ペットや場合によっては赤ちゃんをすら襲うこともある。ハワイにいる環境問題の専門家たちは,このヘビがハワイでも同様の攻勢をかけることを心配している。もともとハワイにはヘビはいないが,この種の捕食動物のえじきになりやすい珍鳥が多種生息している。これまで,ハワイの空港でもこのヘビが数匹発見された。グアム島からの飛行機で密航したのだろう。

海草と闘うベネチア

北イタリアの潟の上に形成された美しい都,ベネチアでは,珍しい環境問題が浮上している。それは海草である。水の富栄養化のため,この潟では年間50万㌧という莫大な量の海草が発生する。この海草で何ができるだろうか。この種の試みとしては世界初で,レ・シェンツェ誌が「大成功」と報じた方法を用い,海草は紙に姿を変える。科学者たちは,毎年潟から4万ないし6万㌧引き上げられる海草の一部を用いて紙を作ったが,この工程は再生紙の製造よりもさらに環境にやさしい。これはセルロースでできた紙と似ており,それに勝る長所もある。ところで紙は何色だろうか。当然,まだらの薄緑である。

本当の慈善活動?

「消費者リポート」誌は少し前に,ガン予防を支援する慈善団体について取り上げた。この団体は,友人や近所の人から寄付を集めて送るよう呼びかける手紙を郵送していた。その手紙の裏面に記された小さい文字をよく読むと興味深い事実が浮かび上がる,とこの記事は指摘している。例えば,この慈善団体は前年に250万㌦(約3億1,250万円)近くを集めたのに対し,実際にガン予防の基金に回ったのは1ドル当たり1セント以下に過ぎない。「残りはプロの基金調達者への支払い,基金調達の費用,基金の運営費,以前に誤解を招くような仕方で寄付を懇願したために起こされた訴訟の処理,“啓発活動”の費用などに充てられた」と同誌は述べている。また,疑問視される啓発活動の例を挙げている。「ガンの危険のない職場作りに努めましょう」といった,ガン予防に関する漠然とした一般的な提言はその一つである。

言語と頭脳

イタリアはトリエステ大学の研究者,フランコ・ファブロによると,人が断片的ではあっても知っている言語はそれぞれ頭脳の別個の領域がつかさどっているということである。どのようにしてこの結論に達したのだろうか。数か国語をこなす人が脳の損傷を負い,母国語で正確に意思を通わせることができなくなったとき,以前にはわずかしか知らなかったはずの外国語で滑らかに話し始めたという例が意外にあるのだ。こうした事例は「母国語が,他の言語で意思を表現する際に妨げになる」ことを示唆している,とレスプレッソ誌は述べている。

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