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目ざめよ! 1993
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広く浸透している間違った考え

間違った考え: 児童虐待者はたいてい見知らぬ人,子供を誘拐して力ずくで虐待する,社会からはじき出された異常者である。

子供の信頼している知り合いの人が虐待者である場合が大多数を占め,その割合は85%から90%と推測されることもあります。虐待者の多くは,力ずくというより,むしろ子供の経験不足や判断力のなさに付け込み,徐々に子供を操って性的行動へ引き込みます。(コリント第一 13:11および箴言 22:15と比較してください。)これらの虐待者には,舌なめずりする内向的な人物という固定観念は該当しません。とても信心深く,尊敬されていて,地域で人望のある人という場合も少なくないのです。米国連邦捜査局によれば,「好ましい人だから,教会に通っているから,働き者だから,動物好きだからなどの理由だけで,その人が小児性愛者でないと考えるのは愚かなこと」です。最近行なわれたある調査の結果からすると,虐待者が必ず男性であるとか,犠牲者が必ず女性であるといった考えも間違いです。

間違った考え: 子供は性的な虐待について空想したりうそをついたりする。

普通の状況下では,子供は虐待されたというはっきりとした主張をでっち上げられるほど性についての経験はなく,ませてもいません。もっとも,幼い子供の場合,詳細な点については考えが混乱してしまうかもしれません。しかし,極めて懐疑的な研究者でさえ,虐待があったという主張のほとんどに根拠があることを認めています。一例として,「性的虐待に対する病的な反応 ― セーレム魔女裁判の再来」という本は,虐待に関する虚偽の訴えに焦点を合わせています。a そして,「子供に対する正真正銘の性的虐待がまん延している。そして子供に対する性的虐待に関する申し立ての大多数(多分95%以上)には……恐らく十分な根拠があると思われる」と認めています。子供は,虐待を届け出ることに大きな困難を覚えます。もし虐待についてうそをつくとしても,実際に虐待されたにもかかわらず,その事実を否定するといううそがほとんどです。

間違った考え: 子供のほうが誘惑し,多くの場合その振る舞いのせいで虐待を身に招いている。

これは特に歪んだ考え方です。なぜなら,事実上,虐待されるのは犠牲者が悪いとしていることになるからです。子供は性行為に関するしっかりした概念は持っていません。そうした行為が何を意味するのか,それによって自分に何が起きるのか知りません。したがって,子供には本当に納得した上で性行為に合意する能力は全くありません。虐待の責めを負うべきなのは虐待者であり,それ以外の何者でもありません。―ルカ 11:11,12と比較してください。

間違った考え: 虐待されたことを子供が打ち明けたなら,親は,そうしたことを口にしないよう,また“済んだことは忘れる”よう子供に言い聞かせるべきだ。

子供が虐待について沈黙を守るとき最も得をするのはだれでしょうか。ほかならぬ虐待者ではありませんか。実際,調査の示すところによれば,感情を抑えて事実を否定することは,虐待による痛手に対処するのに最も効果の小さい方法です。成人した虐待経験者を対象とした英国の調査では九つの対処法が用いられましたが,問題を否定し,避け,押し隠した人々のほうが,大人としての生活で重度の感情的な不適応や苦悩を経験しました。あなたが身の毛もよだつ暴行を受けた場合,そのことを人に話さないようにと言われたいですか。では,どうしてそのようなことを子供に言ってよいでしょうか。そうした恐ろしい出来事に対して,悲しみ,怒り,嘆きなどの普通の反応をさせてもらえるなら,子供はなんとか虐待から立ち直るきっかけを得られるでしょう。

a 例えば,離婚訴訟において,係争中の大人が児童虐待の告発を武器として用いる場合があります。

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