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  • トランス状態,それとも死?
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    目ざめよ! 1971
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目ざめよ! 1994
目94 1/8 28–29ページ

世界展望

窮地にある美術館

美術館に絶滅の危険? 世界屈指の文化遺産を誇る国イタリアでは,美術の至宝が詰まった美術館一つ分の作品が毎年行方不明になっている。「人々が見ることができないのは,イタリアの美術館の中でも最も充実した美術館なのだ」と,イル・メッサジェロ紙は伝えている。1992年だけでも,計2,000億リラ(約140億円)以上の値打ちの美術品約3万5,000点が,美術館,教会,公共施設や民間施設,家庭などから盗まれた。取り戻せたのは1,971点に過ぎない。1970年から1992年にかけて,推計で毎年平均3万点もの美術品が失われている。まさに国家の非常事態であると,関係当局は言う。盗まれた名作はどうなるのだろうか。多くは組織犯罪のリーダーや麻薬密売人の秘密の隠れ家に行き着くと報じられている。

トランス状態,それとも死?

バラク・ブラマチャリの信奉者たちは,導師に傾倒しているが,医師たちが導師は死亡していると診断して多少気落ちしたようだと,インディア・トゥデー誌は伝えている。サンタンと呼ばれる信者たちは,医師が診断を誤っており,73歳になる指導者は「めい想的トランス状態」に入っただけと主張した。信者たちは,指導者を病院の集中治療室に入れるよう要求した。医師たちがそれを断わると,サンタンたちは遺体をカルカッタ近郊の修行所,つまり教団の所在地に持ち帰り,冷やした部屋の氷のベッドに安置した。市当局は,健康に害が及ばないように遺体の火葬を強く求めたが,サンタンたちは遺体が「どこも腐っていない」と述べ,当局の要求はひぼうを意図した宣伝であるとして取り合わなかった。数週間がたち,ついに当局はやむなく実力行使に出,遺体を処分した。

音楽と殺人

米国テキサス州で最近起きた2件の殺人事件には,音楽が深くかかわっていた可能性がある。一方の事件で,19歳の運転手は,車を止めて違反切符を渡そうとした州警察の警官を射殺した。若者の弁護士は,本人は警官を撃ったときに乱暴なラップ音楽を聴いていただけでなく,長い間そのような音楽に浸かっていたために殺人へと『駆り立てられた』と述べた。陪審員たちは,若者の行動に音楽が深くかかわっていたことを認めたという。しかし,事件担当の検察官によれば,「犯行の責任を音楽に転嫁することなど到底できないと陪審員は考えた」。若者は死刑を宣告された。これも同様の話。母親を射殺したことを自供した15歳の若者は,「メガデス」というヘビーメタル・グループの曲を通じて親を殺すよう悪霊に指示されたと述べた。

代替療法

ブラジルの医師たちは,患者がエイズや肝炎に感染する危険を減らす目的で輸血の代替手段を探していると,オー・エスタド・デ・サンパウロ紙は伝えた。同紙はさらにこう説明している。「ブラジルの医師たちはすでにエホバの証人の手術に代替手段を用いている。エリスロポエチン,つまり腎臓が作り出す[ホルモン]により,医師たちは赤血球数を十分なレベルまで上げることができ,術後の輸血が不要なケースもある」。そのため,91人のエホバの証人を手術したサンパウロのポルトガル厚生病院のセルジオ・A・デ・オリベイラ医師は言う。「エホバの証人の患者は輸血や血液製剤なしの心臓手術を十分安全に受け得ることが分かった」。

虐待の訴えに備える教会の保険

「オーストラリアのカトリック教会は,司祭による性的虐待で訴訟を起こされた時に対応できるよう,巨額の保険に加入する方針を打ち出した」と,ニューサウスウェールズ州シドニーのサンデー・テレグラフ紙は伝えた。「我々は虐待が存在する事実を認める」と,オーストラリアのメルボルンに住むカトリックの司教は述べた。この司教は,そのような適用範囲の広い保険への加入は,「その種の軽犯罪対策として」常識的であると言う。被害者の支援団体によれば,僧職者による性的虐待は,教会が認めている以上にはびこっている。この団体のスポークスマンは,教会は被害者の救済よりも僧職者をかばうことを重視していると思うと述べた。また,「教会の書類の根底にある」メッセージは,「真実を語るな」という警告だと付け加えた。

僧になるには

「お坊さんもマニュアル時代」と読売新聞は伝えている。僧としての作法やしきたりを今の若い僧に教えるため,京都市の禅文化研究所は僧になる方法を扱ったマニュアルの作成を指示した。昔の禅僧は妻帯が許されず,厳しい修行で知られていたが,昨今の僧は父親や祖父から住職をそのまま継ぐ。しかし同紙によれば,父親は僧にふさわしい作法をなかなか息子に教えることができず,若者のほうも受験勉強に追われて禅の作法を学ぶ余裕がない。経も読めない若い僧がいると言われている。

アルゼンチンの女性の心臓病

最近の統計によれば,アルゼンチンでは全年齢層の女性の間で心臓発作の発生件数が急速に増えている。クラリン紙は,この件についてアルゼンチン心臓学協会の実施した調査結果を掲載した。同協会は国内の82の集中治療病棟と,521人の心臓病患者を対象に調査を行なった。報告によれば,心臓発作でアルゼンチンの病院に運び込まれた女性の数は,1年足らずで56%以上も増えた。1991年には,女性は心臓発作の患者の25%を占めていたに過ぎないが,現在では40%近くを占めている。心臓発作を起こすおそれの高い要因には,高血圧,肥満,血中の脂肪が多すぎること,アルコール依存,喫煙などが含まれる。しかしこの調査では,年齢と心臓病患者の死亡率との直接の相関関係は認められなかった。

修道院でノイローゼ?

女子修道院や男子修道院は,黙想に理想的な場所と考えられがちである。しかし,教皇庁立ラテラノ大学で心理学を教える僧職者,ブルーノ・ジョルダーニは,女子修道院や男子修道院に関して「穏やかならぬ分析」を示したと,イタリアの新聞「コリエーレ・デラ・セラ」は報じた。彼の調査報告によれば,「数多くの重度の精神障害に見舞われていると思われる尼僧が少なくない」という。同氏は「ノイローゼぎみの尼僧」の特徴を挙げ,「とかく病的な罪悪感にさいなまれる人もいれば,一切の道徳感覚を失っている人もいる」と述べた。中には「孤独,理解してもらえないこと,自己愛的な行動」などに悩む人たちもいると,ジョルダーニは断言する。1994年に開催される次回のカトリック司教世界会議で,僧職者の直面する具体的な問題が議題になるのも不思議ではない。

まだ続いている戦争

世界中で軍事支出が削減されているが,進行中の戦争の数は減っていない。「昨年[1992年],スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は30の危険な武力衝突を記録した」と,ドイツの新聞「ナスサウイッシェ・ノイエ・プレッセ」は報じている。同研究所によれば,これは1991年と同じ数である。一部の紛争地域で戦闘はやんだものの,「ボスニアでは最も血生臭い紛争が始まり,その年の終わりまでに10万人以上が死亡した」。SIPRIは,「暴力行為に発展する衝突の数は,ごく緩やかなペースでしか減らないだろう」と予測する。

エホバの証人の殉教者にちなんだ通りの名称

ドイツの小さな町バルトマンスバイラーで新しい通りに名前をつけることになったとき,町議会はそれをベルンハルト・グリム通りと命名した。なぜだろうか。エスリンガー・ツァイトゥンク紙によれば,「1923年生まれのグリムは,ライヒェンバッヒャー通り30番に住んでいた。エホバの証人の信者であったグリムは,登録時に兵役に応じることを拒んだ。グリムは即刻投獄され,ベルリンに護送された。軍事法廷は『軍の士気をくじいた』かどで死刑を宣告した。1942年8月21日,ベルリン-プレツェンゼーで,この19歳の若者に死刑が執行された」。この若者が殉教してからちょうど50年たったため,町議会議員は,その通りに彼にちなんだ名称をつける潮時であると考えた。

活字離れの危機?

「新聞・雑誌の購読者は減っている」と,ガゼタ・メルカンティール紙は言う。このブラジル紙の報道によれば,ドイツのベルリンで開催された国際新聞発行者協会の第46回総会に出席した代表者たちは,「印刷物を読むことへの興味が薄れ,視聴覚[メディア]を好む傾向」が進んでいることに懸念を表明した。米州報道協会会長のアレハンドロ・フンコ・デ・ラ・ベガは,多くの人が「新聞の大切さに気づいておらず……テレビのほうが要領を得ていると考える人が依然少なくない」と発言した。マイアミの新聞「ラス・アメリカス」の社長,オラーシオ・アギレは,多くの新聞編集者が共通に持っているであろう意見を述べ,新聞は「世界で起きている事柄をずっと広く伝えている」と語った。

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