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目ざめよ! 1994
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真のニューエイジはどのようにして到来するか

ニューエイジ作家のシャーリー・マクレーンは,多くの人に共通の心情を次のように述べています。「私は世の中の矛盾についていろいろと考えていました。極貧,飢餓,憎しみなどを実際にこの目で見ると,そう考えずにはいられません。19歳の時から外国旅行をするようになって40代半ばに至った今,客観的に見て,物事は確実に悪化の一途をたどっていると思います」。

同様に,人々はどこに住んでいても,宗教の偽善や欺まんにうんざりしています。政府の怠慢や力不足にいらいらしています。医療機関の無頓着な態度や失態に気づいて驚いています。そして,多くの人が,人種差別や性差別から生じる偏見や先入観の犠牲になっています。

現実的な解決策か

わたしたちが新しい世界を切実に必要としていることに疑問の余地はありません。しかしニューエイジの希望は現実的でしょうか。それとも,ニューエイジ的な将来像は,どちらかと言えばハリウッドのSF映画に似ているでしょうか。忘れ去られた伝統や古代神話や憶測に基づく預言に信仰を置くのは,分別のあることに思えますか。

もちろん,ニューエイジ運動が取り入れた概念の中には,心身の健康をある程度増進させるものが少なくないかもしれません。十分な栄養,運動,休養,環境に対する関心などはみな,生活の知恵に属する面です。医療関係者が患者の身体の病気を治療すると同時に,感情面の必要にもっと注意を払うなら,さらに良い結果が生まれることでしょう。しかし遅かれ早かれ,人はみな病気になります。どれほど健康な人でも最後には死にます。病気と死を常に気にしながら生きている限り,人生を十分に楽しむことはできません。ニューエイジの指導者たちはそのような問題の答えを与えているでしょうか。

悲しみと失意に沈む人はますます増えていますが,それに対してニューエイジ運動はほとんど何もすることができません。ロンドンのインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙は,「20世紀が“不安の時代”を招来したとすれば,その出口は“憂うつな時代”の始まりを目撃している」と書いています。同紙はさらに,「大うつ病が初めて国際的に研究され,この病気が世界的に確実に増加していることが明らかになった」と述べています。

宗教まがいの雰囲気を醸し出すニューエイジ運動は,実際には現代社会の霊的な空白を満たしてはいません。その運動によって霊的解放を味わうとしても,せいぜい一時的なものにすぎません。既成の宗教,特にキリスト教世界が,一般の人を霊的飢餓から救わなかったことは事実です。ある新聞は,「孤立したり,人との接触がなかったり,愛されていないと感じていたりする人々に教会は助けの手を差し伸べなかった」と,あからさまに非難しました。また,現代の宗教は,「良識ある人を神に直接会わせようとしない」面白みのないもの,と表現しました。

聖書 ― 答えを与えてくれる本

キリスト教世界は聖書の真理に混ぜ物をし,水で薄めてきました。同じように,ニューエイジの教義の多くも,聖書の教えに反しています。例えば,地球が抱えている問題を人間が解決できるというのがニューエイジの考え方です。聖書はエレミヤ 10章23節ではっきりと,『地の人の道はその人に属していません。自分の歩みを導くことさえ,歩んでいるその人に属しているのではありません』と述べています。「救いはエホバのものです」という聖句もあります。―詩編 3:8。

聖書は,体を離れて独立した存在として生きる不滅の魂を人間が有しているとは教えていません。聖書によれば,魂は死にます。ですから,死はあらゆる思考や活動の終わりです。(民数記 23:10; 35:11。伝道の書 9:5,10)したがって,ニューエイジ的な輪廻の概念が入り込む余地は明らかにありません。

さらに言えば,死者との交信は不可能です。聖書によれば,死者と交信したと言われる出来事は,どれも実際には悪霊 ― 神と人類に敵する霊者 ― との交信です。そのため神の律法は,あらゆる形の占い,占星術,霊媒を含め,心霊術の行ないを死罪に定めていました。―レビ記 19:31; 20:6,27。申命記 18:10-12。

聖書は霊的ないやしの真の源です。聖書には,クリスチャンが内面の自己に接し,人格を変革する助けになる教えの体系が収められています。(ローマ 12:2。コリント第二 13:5。エフェソス 4:21-24)聖書は,自己鍛錬,健全な精神,自分と他の人に対する敬意を教えています。

聖書があれば,わたしたちは宇宙最高の力,すなわち創造者に接することができます。(使徒 17:24-28)人類はその方のみ子の贖いの犠牲に信仰を働かせることによって地上の楽園で永遠の命を得ることができる,と聖書は教えています。(ローマ 6:23)そして聖書は,神がなぜこれほど多くの苦しみを許してこられたのか,目に見えない領域に存在する強力な者たちとはだれか,超常現象と言われるものの多くは彼らの仕業か,などの質問に対して満足のゆく答えを与えています。

将来について聖書は,まさにこの地上に,完全な健康,永遠の命,きれいな環境を備えた平和と調和の新しい世界が訪れることを約束しています。(イザヤ 33:24。ペテロ第二 3:13)その新しい世界で人々は間違いなく知識を増し,神の指導のもとで人体や地球や宇宙の数多くのなぞを解くことでしょう。これらのことはすべて,人類を愛する神,エホバの力によって成し遂げられます。

あなたはそこにいますか

しかし聖書は,そのような祝福を得られるのは神の律法に調和して生活する人々だけであるとも教えています。神の律法は不当に厳しいものではありません。しかし従う必要があります。(箴言 4:18,19。ヨハネ第一 5:3)聖書に反するニューエイジ思考に同調しながら,同時に聖書を信じることは不可能です。―コリント第一 3:18-20; 10:18-22。ヤコブ 4:4。

したがって,真のクリスチャンは聖書に反するニューエイジ運動の思考に巻き込まれないようにします。正しい判断力と思慮分別が必要です。ニューエイジ運動に由来しない,そして必ずしも聖書に反しないものにも,広く「ニューエイジ」というレッテルが貼られていることを覚えておくべきです。健康,栄養,芸術,音楽などの分野では特にそうです。ですからクリスチャンは,聖書が非としているものから確実に離れていると同時に,識別力を働かせ,理にかなった平衡を保たなければなりません。適切にも,箴言 14章15節には,「経験のない者はすべての言葉を信じ,明敏な者は自分の歩みを考慮する」という賢明な助言が記されています。

聖書こそ真の啓発のかぎです。ニューエイジ信奉者の間に全般的に見られる,聖書を軽視する態度は,世界をさらに暗くするだけです。しかし聖書は霊的な光と,神が約束された新しい世界の希望とを与えています。「『見よ! 神の天幕が人と共にあり,神は彼らと共に住み,彼らはその民となるであろう。そして神みずから彼らと共におられるであろう。また神は彼らの目からすべての涙をぬぐい去ってくださり,もはや死はなく,嘆きも叫びも苦痛ももはやない。以前のものは過ぎ去ったのである』。そして,み座に座っておられる方がこう言われた。『見よ! わたしはすべてのものを新しくする』。また,こう言われる。『書きなさい。これらの言葉は信頼できる真実なものだからである』」― 啓示 21:3-5。

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