ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目94 3/8 28–29ページ
  • 世界展望

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 世界展望
  • 目ざめよ! 1994
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 発掘された聖書中の都市
  • 教会を訴える被害者が増える
  • 子だくさんなのはどこの人?
  • 生まれる前の子供との触れ合い
  • コートジボワールでのエイズ
  • ハンガリーの諸教会の共同責任
  • 妊娠期間中の死
  • 騒音被害
  • 自殺防止
  • 羊の皮をかぶった物ごい
  • 聴力を損なわないようにしてください
    目ざめよ! 1997
  • アフリカのエイズはどれほど悪化しているか
    目ざめよ! 1992
  • エイズ ― 痛ましい犠牲を払う子供たち
    目ざめよ! 1991
  • 世界展望
    目ざめよ! 1986
もっと見る
目ざめよ! 1994
目94 3/8 28–29ページ

世界展望

発掘された聖書中の都市

フランスの新聞「ル・フィガロ」の伝えるところによれば,日本の考古学者の一チームは,アフェクという名で聖書に出ている五つある古代都市のうちの一つの遺跡を発掘した。学者たちは長年,この古代都市の所在地と,ガリラヤの海の5㌔ほど東にある現在のアフィクあるいはフィクの村とを結びつけようとしてきたが,成功しなかった。しかし考古学者の金関恕氏は,ガリラヤの海の湖岸にあるエン・ゲブで古代の城壁の一部が見つかったことは,聖書中のこのアフェクの都市が確かにその場所にかつて建っていたことの証拠になると見ている。聖書の列王第一 20章26節で,この都市はアハブ王率いるイスラエルの軍勢の前にシリアの王ベン・ハダド2世が敗れた場所として挙げられている。

教会を訴える被害者が増える

オーストラリアでは,カトリック修道会で性的虐待を受けた被害者たちが,キャンベラ・タイムズ紙の言葉を借りれば,オーストラリア法律史上最大規模の集団代表訴訟に踏み切ろうと結束している。このほど,子供のときに被害を受けた人たちを代表する一団体は,損害賠償の支払いを命じる250通以上の令状の発行を求める訴状を提出した。訴えによれば,虐待は1940年代から1980年代までの間に行なわれ,令状に名前が挙がっている主要被告人の中にはカトリック大司教が数人含まれている。マリスト会の修道士の一人は,性的暴行ですでに有罪判決を受けている。この件で被害者を代表する弁護士は次のように述べた。「我々は氷山の一角と取り組んでいるにすぎない。向こう数年間に相次いで訴えが起こされる可能性がある。すべての修道会は注意したほうがよいだろう」。

子だくさんなのはどこの人?

どこの国の女性が最も多くの子供を産んでいるのだろうか。国際連合によると第1位はルワンダで,出産適齢の女性は平均8.5人の子供を産む。第2位はマラウイの7.6人であり,コートジボワールの7.4人,ウガンダの7.3人と続く。世界の平均で見ると,女性は3.3人の子供を産む一方,先進国の場合は1.9人である。意外にも,出産適齢の女性の産む子供の数が1.3人と,世界で一番少ない国は,かつては子供の多かったイタリアである。イタリア人の家庭に子供が三,四人ないしそれ以上いるのが当たり前という時代は終わった。また,産児制限と避妊に関するカトリック教会の指示にイタリア人が聴き従う時代も明らかに終わったようだ。

生まれる前の子供との触れ合い

まだ母親の胎内にいる赤ちゃんに話しかけるとよいのはなぜだろうか。スイス人の児童精神医学者バートランド・クラマーは,ブラジルの雑誌「ベジャ」の中で,「この種の会話を通じて両親,とりわけ母親は生まれる前の赤ちゃんと真っ先に接触を持つことができる」と述べている。そのような言葉の意味を赤ちゃんがどのくらい分かるのかは完全に解明されてはいないが,クラマーによれば,「唯一はっきりしているのは,記憶力がすでに働きはじめているということであり,この点は驚嘆に値するほどである」。さらに,生まれた赤ちゃんは両親の表情を一心に見つめるため,「生活でのどんなささいな出来事も初めから極めて大きな意味を持つ」と,クラマー博士は言う。しかし,同博士はこう注意する。「親はどうすれば完ぺきな子供になるかと気をもむよりも,子供との関係が疎遠にならないよう気を遣うべきだ。関係が疎遠になると,精神分裂病やうつ病の気を持つ大人に将来なってしまう可能性がある。普通の子供を夢見れば十分であり,ノーベル賞受賞者になれるような子供を夢見る必要はないだろう」。

コートジボワールでのエイズ

西アフリカのコートジボワールは,1,300万人近い住民のうち,成人の少なくとも10人に一人がエイズウイルスに感染しているため,世界でも特にまん延の深刻な地域となっている。医師たちによれば,この国の首都アビジャンで,エイズはヤングアダルトの死因としてすでに第1位となっており,エイズは事実上この国の隅々にまで達している。フランス政府はコートジボワールでのエイズのまん延と闘うため,金銭的援助を増額する意向を明らかにしている。しかしフランスの医師や大臣たちは,エイズと闘う発展途上国を助ける点で世界の製薬産業はほとんど貢献していないと述べている。フランスの新聞「ル・モンド」によれば,製薬会社の価格決定の方針のため,エイズ患者の治療に必要な抗ウイルス剤は,アフリカでは高根の花となっている。

ハンガリーの諸教会の共同責任

第二次世界大戦中,ハンガリーでは50万人ほどのユダヤ人が殺害されたと言われている。その恐ろしい時期に,同国のキリスト教世界の諸教会はどのような反応を示したのだろうか。ルーテル教会,バプテスト教会,ローマ・カトリック教会の神学者たちが作成した報告から,これら諸教会は「自国のユダヤ人の同胞を守るため,もっと強力な行動を取らなかったことを悔いている」ことが判明した。迫害に反対する意志が諸教会になかったのはなぜだろうか。及び腰の姿勢は「権力者との昔ながらの緊密な結びつきの所産であることはもとより,ユダヤ教に反対する諸教会の伝統の所産でもある」と,「南ドイツ新聞」は述べている。

妊娠期間中の死

「発展途上国では,出産が,子供を産める年齢の女性のおもな死因の一つになっている」と,UNFPA(国連人口基金)発行の「1992年の報告」は述べている。1992年中,発展途上国では1日平均1,359人の女性が妊娠あるいは出産に関連した合併症で死亡した。それとは対照的に,先進国では妊娠に関連した問題で同じ年に死亡した女性は1日あたり11人だったことを報告は伝えている。妊娠期間中に女性が死亡する危険は,先進国の中でも6,000人に一人ないし9,000人に一人と,ばらつきがあるものの,後発発展途上国の場合,その危険は20人に一人である。これらの数字から「発展途上国と先進国との間に途方もない格差のあること」が分かると,UNFPAは言う。

騒音被害

フランスでは携帯用ヘッドホンステレオでよく音楽を聴く若者のうち,4人に一人は聴力障害を患っているかもしれないと,パリの雑誌「ル・ポワン」は伝えている。大音量の音楽が犯人だ。フランスの若者の3分の2余りは,自分のヘッドホンステレオを持っている。これらのステレオは多くの場合,100デシベルないし110デシベルもの迫力ある音を外耳道に直接送り込む。永久的な聴力障害を防ぐため,医師たちは100デシベルの音楽を聴く時間は40分,110デシベルの場合はわずか5分にとどめるべきだと言っている。それでも多くの若者は,ヘッドホンを使って音楽を聴く時間はしばしば1日5時間を超えることを認めている。世界保健機関は早くから聴力低下を患う若者の増加を考えて,ヘッドホンステレオから出る音を最大90デシベルに抑えるよう勧めている。

自殺防止

スウェーデンのストックホルムにあるカロリンスカ病院で,自殺と自殺未遂を防ぐための新しいセンターが開設された。同センター所長のダヌタ・ワッセルマン助教授は,スウェーデンの日刊紙「ダーゲンス・ニヘテル」の中で,自殺と自殺未遂の数多くの要因の一つは,自殺したいという衝動に駆られる人が自信や他の人への信頼に欠けていることにあると述べている。そのため,他の人と一層緊密な接触を持ち,仲間意識を高めるなら自殺を極力減らせるのではないかと,同女史は言う。さらに,「スウェーデンでは,他の人に対して扉を閉じ,自分のためだけに生きる傾向が広まりつつある」とも述べている。この助教授は,自殺したいという考えが頭から離れない人は,「自分を無理に抑えて孤立することを避ける」べきで,「だれにでもよいから話す」べきであると勧めている。自殺未遂者の長期に及ぶ追跡調査の示すところによれば,90%の人は,ひとたび危機を乗り越えた後は普通の生活を送っている。

羊の皮をかぶった物ごい

中国では破廉恥なペテン師たちが物ごいで裕福になりつつあると,「工人日報」は伝えている。子供の物ごいは,やさしそうな人を見つけると「泣き出して,『おじちゃん,おばちゃん,おなかすいたよう』と訴える。泣きつかれる人は施しをせざるを得ない」と,中国のこの新聞は述べている。母親は子供をつねって泣かせ,「子供は病気で,お医者さんに診てもらうお金もないんです」と言う。同紙によれば,老人は土下座して「地面に頭を付け,寄付を懇願する」。2万5,000人の物ごいを対象にした3年越しの調査の結果,身寄りのない人は8.5%にすぎず,外見どおり実際に障害のあった人は18.5%にすぎないことが分かったと,中国の一役人は述べた。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする