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目ざめよ! 2005
目05 1/22 31ページ

珍しいカップル

最近,オーストラリアのグレートバリアリーフ沖の深海で夜間に潜水していた海洋科学者たちは,生きている雄のムラサキダコに出くわすという初の経験をしました。それはとても珍しいことでした。なぜでしょうか。

ムラサキダコは「体格の性差が世界で最も大きい生物」と呼ばれています。雌は体長2㍍,体重10㌔にもなりますが,雄は体長3㌢,体重0.3㌘しかありません。雌の瞳ほどの大きさしかないのです。つまり,雌の体重は雄のざっと4万倍にもなるということです。これは顕微鏡を使わなくても見える生物の中では最も大きな差と考えられています。この遠海性のタコは外洋にいるので,これまでは雌や死んだ雄が魚網にかかったものしか観察されていませんでした。

それほど大きさの違う雌と雄がどのようにして子孫を残すのでしょうか。雄の8本の腕のうち1本は空洞になっていて,雌を見つけると,中に精子が満たされます。そして,その腕はちぎれて雌の体内の外套腔という広い空間に入り,そこに留まります。その後,雌は卵の上に精子を絞り出して受精させます。

雄は体の小ささを補うため,カツオノエボシというクラゲから拝借したかのような触手を上腕の吸盤の中に潜ませ,それを使って身を守ろうとします。とはいえ,このような触手も助けにはなりません。雄は生殖の役目を果たすと死んでしまうからです。科学者たちが今回の発見に驚いたのも無理はありません。

この珍しいカップルの体格差がこれほど大きい理由はともかく,聖書の次の言葉はまさに真実です。「これほど大きく,広いこの海,そこには無数の動くものがいます。生き物が,小さいのも大きいのも」。―詩編 104:25。

[31ページの図版]

雌: 体長2㍍,体重10㌔にもなる

雄: 体長3㌢,体重0.3㌘

雌と比較した雄の大きさ

[クレジット]

Female: Photo P. Wirtz; male: Photo: D. Paul

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