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目ざめよ! 2005
目05 8/22 15ページ

遠い宇宙からの訪問者

タンザニアの「目ざめよ!」執筆員

星空を走る一筋の光を見たことがありますか。流れ星だと思われたかもしれません。それも間違いではありませんが,正式には流星と呼ばれています。

宇宙から大気圏内に突入する物体の大半は,地上に到達する前に燃え尽きてしまいます。それでも,石や金属の大きな塊が高温に耐え,地表に達することもあります。それが隕石です。その大部分は小さなものですが,中には重さが数トンに及ぶものもあります。アフリカのナミビアにある一つの隕石は,重さが約60㌧あると言われています。

ではご一緒に,タンザニアにある,世界で8番目に大きなムボジ隕石を見に行くことにしましょう。その隕石はタンザニア南部ムボジ地区のマレンギの丘にあります。ちょうどマラウィおよびザンビアと国境を接するあたりです。この物体は縦3㍍,横1㍍ほどで,重さが約16㌧あり,90%が鉄,約9%がニッケルでできています。コバルト,銅,硫黄,リンなども少量含まれています。

この隕石がいつ地上に落下してきたか定かではありませんが,この石に関する伝説が存在しないことからすると,はるか遠い昔のことであったに違いありません。ヨハネスブルクの土地測量士W・H・ノットがこれを発見して公表したのは,1930年10月のことでした。後にその周囲に溝が掘られてきたため,隕石は持ち上げられて石の祭壇の上に置かれたかのように見えます。そのようなかたちで,隕石は落下した場所にずっと留まっています。

中には,お土産にしようと,隕石の表面をのこぎりなどの刃物でそぎ取ろうとした人もいます。しかしそれは簡単なことではありません。1930年12月,地質学協会のD・R・グランサム博士が,弓のこを使って10㌢ほどの標本を採取した時には,何と10時間もかかりました。この標本は今,ロンドンの大英博物館の隕石展示コーナーで見ることができます。

ムボジ隕石がある場所は,観光客が訪れることができるようになっています。来た人たちを迎える小さな建物があり,幾つかのベンチと一つのテーブルが置いてあります。隕石から50㍍ほど離れたところに泥で作った小屋があり,そこに住む管理人さんから,ノートに名前を書いてほしい,と丁重に言われます。それを見ると,世界じゅうから幾千人もの人たちがここを訪れていることが分かります。わたしたちは,隕石について説明している簡単なパンフレットに目を通し,それから写真を撮りました。

隕石に登り,宇宙飛行士を気取る子どもたちもいます。わたしたちは近くを散策し,周囲の美しい景色を楽しみました。と同時に,宇宙のかなたからはるばるムボジまでやって来たこの類まれな物体を実際に見て,本当に驚かされました。

[15ページの図版]

のこぎりで表面をそぎ取られた隕石

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