ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目 14/7 12–13ページ
  • 実験物理学者が自分の信仰について語る

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 実験物理学者が自分の信仰について語る
  • 目ざめよ! 2014
  • 関連する記事
  • 放射線はどれほど危険か
    目ざめよ! 1982
  • 地球を守る堅固なシールド
    目ざめよ! 2009
  • 色は光から
    目ざめよ! 1971
  • 放射能 ― あなたはどんな危険にさらされていますか
    目ざめよ! 1992
もっと見る
目ざめよ! 2014
目 14/7 12–13ページ
研究所にいる何 文龍

インタビュー | 何 文龍

実験物理学者が自分の信仰について語る

何 文龍は最初,中国,江蘇省の蘇州<スーチョウ>で物理学を研究しました。そして,科学技術に関する国際誌の編集に携わり,幾十もの論文を科学文献に載せてきました。現在は,スコットランドのストラスクライド大学に勤務しています。若い頃は進化論を信じていましたが,後には,『生物は創造されたものである』という結論を下しました。本誌はご本人に,その信仰について話を伺いました。

生い立ちについて話していただけますか。

何 文龍

1963年に,江蘇省を流れる長江(揚子江)の南にある村で生まれました。そこは食物の生産で有名な亜熱帯地域で,しばしば“魚と米の故郷”と呼ばれます。わたしは子どもの頃,『自然界がこれほど多くのおいしい食べ物を産出するのはなぜだろうか。食物は偶然に生じたのだろうか。鶏と卵はどちらが先にできたのだろうか』と考えたものです。中国では無神論が行き渡っていたので,学校では進化論を教えられました。

ご家族のことも聞かせていただけますか。

両親は無神論者でした。母は農作業に携わり,父は建築士として働いて建設会社を設立しました。わたしは5人兄弟の長男です。悲しいことに,弟のうち2人は,幼い時に亡くなりました。わたしはそのことで深く悲嘆し,『人はなぜ死ぬのだろう。弟たちといつかまた会えるのだろうか』と考えました。

科学を研究したのはなぜですか。

自然界に興味があったからです。物理学を研究すれば,子どもの頃から疑問に思っていた事柄の答えが分かるかもしれない,と考えたのです。

どんな分野の研究をしておられるのですか。

荷電粒子を光速に近い速度にまで加速させる方法を探究しています。それは,原子の構造を研究するためです。また,どうすればマイクロ波と赤外線の中間の周波数を持つ強力な放射線を発生させられるか,についても調べています。この研究は,商業的な価値を有していますが,宇宙の始まりを理解する努力の一環でもあります。

どうして聖書に関心を持つようになったのですか。

1998年に,エホバの証人の夫婦が家にやって来て,わたしの抱いていた疑問に対する聖書の答えを示してくれました。同じく研究科学者である妻の華碧も,話に加わりました。わたしたちは,その時まで聖書を見たことがありませんでしたが,その実際的なアドバイスに感銘を受けました。そして,訪ねて来たご夫婦が聖書の教えを当てはめて益を受けておられることに気づきました。お二人とも,シンプルな生き方をしておられ,幸福そうだったのです。わたしは,神について聖書の述べている事柄を知って,宇宙が創造されたものなのかどうかを再び考えるようになりました。物理学者であるわたしの仕事は,自然界を理解することです。それで,事実をもう少し注意深く考えることにしました。

物理学者であるわたしの仕事は,自然界を理解することです。それで,事実をもう少し注意深く考えることにしました

どんな事実についてお考えになったのですか。

一つは,閉鎖系が,外界からの作用を受けない限り,無秩序になってゆくことです。それは熱力学の第二法則です。宇宙は,また地上の生物は,高度な秩序を保っているので,外界からの力すなわち創造者の産物に違いない,という結論に至りました。もう一つは,宇宙と地球が,生命を支えるよう特別に設計されていると思えることです。

設計されたものであることを示す,どんな証拠をご覧になったのですか。

地上の生物はすべて,太陽から来るエネルギーに依存している,と言えます。このエネルギーは,放射線として宇宙空間を透過し,様々な波長で地球に到達します。波長が最も短いものは致死的なガンマ線です。その次がX線で,紫外線,可視光線,赤外線,マイクロ波と続き,最も波長の長いのがラジオ波です。注目すべきなのは,地球の大気のおかげで,有害な放射線の大半が遮られ,それ以外の放射線だけが地表まで届くことです。

そのことに感銘を受けたのはなぜですか。

わたしは,聖書の創造に関する記述の導入部分と,光に言及している箇所に興味をそそられました。こう述べられています。「神は言われた,『光が生じるように』。すると光があるようになった」。a 可視光線は,太陽放射線の幅の広い波長帯域のうちわずかな範囲を占めるにすぎませんが,その光が生命に必要不可欠なのです。光は,植物が人間の食物を生じさせるのに,また人間が物を見るのに必要です。大気が特に光を透過しやすいことは,偶然とは考えられません。さらに注目すべきなのは,紫外線がごく微量しか地表に届かないことです。

そのことが意味深いのはなぜですか。

ある種の紫外線は人体にとって不可欠です。わたしたちは,ビタミンDの生成のために紫外線を少し浴びる必要があります。ビタミンDは,骨の健康のために肝要であり,がんや他の病気の予防のためにも必要と考えられるからです。しかし,紫外線を浴びすぎると,皮膚がんや白内障が引き起こされます。大気は,本来の状態にある場合,この紫外線をごく微量しか地表に届かせません。そして,それがちょうど良い量なのです。わたしにとってそれは,何者かが地球を生命の存続に適するように設計した証拠です。

やがてわたしと妻の華碧は,創造者が存在すること,またその方の霊感によって聖書が書かれたことを確信するようになりました。そして,2005年にエホバの証人となり,今では他の人たちに聖書を教える活動に参加しています。

a 創世記 1:3。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする