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神権宣教学校の教育から益を得る
校 第34課 202ページ–205ページ 4節

第34課

積極的で,人を築き上げる

何をする必要があるか

消極的なことを長々と話すのではなく,状況の改善となる事柄や自信を持たせる事柄について話す。

なぜ重要か

人々は,愛のない世界で疲れきっている。個人的に深刻な問題を抱えている人も多い。聖書の音信が正しく伝えられれば,心の正直な人は明るい見通しを持つようになる。

わたしたちが宣べ伝えるようにゆだねられた音信は,良いたよりです。「あらゆる国民の中で,良いたよりがまず宣べ伝えられねばなりません」とイエスは言いました。(マル 13:10)「神の王国の良いたより」を際立たせることにより,イエス自身がその手本を示しました。(ルカ 4:43)使徒たちが宣べ伝えた事柄も,「神の良いたより」とか「キリストについての良いたより」と述べられています。(テサ一 2:2。コリ二 2:12)そのような音信は,人を築き上げる,積極的なものです。

わたしたちは,『中天を飛ぶみ使い』による「永遠の良いたより」の宣明に和して,ひたすら人々に,「神を恐れ,神に栄光を帰せよ」と勧めます。(啓 14:6,7)どこにいる人にも,まことの神について,またそのお名前,驚嘆すべき特質,くすしいみ業,愛のこもった目的,さらには人がその方に言い開きをすべきことや,神が人に求めておられる事柄について語ります。良いたよりには,エホバ神が邪悪な者を,すなわち神を辱め,他の人々の命を損なう者を滅ぼすということも含まれています。しかし,伝道の対象となる個々の人を裁くことは,わたしたちの務めではありません。わたしたちの切なる願いは,できるだけ多くの人が聖書の音信に好意的にこたえ応じて,その音信がその人たちにとって本当に良いたよりとなることです。―箴 2:20-22。ヨハ 5:22。

消極的な事柄を限定する。もちろん,人生には消極的な面もあります。わたしたちは,それに目をつぶるわけではありません。会話を始めるために,区域の人々が気にかけている問題を取り上げて,手短に話し合うこともできます。しかし,それを長々と続けることは,通常あまり価値がありません。人々は,痛ましいニュースをいつも耳にしているので,心地よくない話を聞かされると,ドアを閉じるか,耳をふさぐかするでしょう。会話を始めたなら早めに,神の言葉のさわやかな真理に注意を向けるように努めてください。(啓 22:17)そうすれば,相手が会話を続けようとしなくても,考えるべき,築き上げる内容の事柄をその人に残すことになります。その結果,別の機会にもっと快く耳を傾けるかもしれません。

同様に,話をするように要請された場合でも,消極的な情報がたくさんあるからといって,それを聴衆に浴びせかけるように話してはなりません。支配者である人間の失敗,犯罪や暴力に関する報道,不道徳行為の驚くべき広がりなどについて長々と話すなら,聴く人は気がめいってしまうでしょう。論題の消極的な面は,有益な目的に資する場合にのみ取り上げてください。そのような資料は少しあるだけで,あなたの話が時宜にかなったものであることを強調できます。またそれは,ある状況を生じさせている主な要因を明らかにして,聖書に記されている解決策がどうして実際的なのかを示すのに使えるかもしれません。できれば,種々の問題について長々と話すのではなく,特定の点について明確に述べるようにしましょう。

消極的な内容の事柄をすべて話から除き去るのは通常不可能ですし,望ましいことでもありません。課題は,良い面と悪い面を織り交ぜつつ,全体的な印象が積極的なものとなるように話すことです。それを達成するには,何を含めて何を省くか,またどこを強調するかを見極めなければなりません。イエスは山上の垂訓の中で,書士やパリサイ人の自己本位の道を避けるよう聴き手に訓戒し,その点を例証するために幾つかの実例を挙げました。(マタ 6:1,2,5,16)しかしイエスは,それら宗教指導者の消極的な例をくどくど述べるのではなく,神が示す真の道を理解し,それにしたがって生活すべきことを強調しました。(マタ 6:3,4,6-15,17-34)それは,極めて積極的な影響を与えました。

積極的な姿勢を保つ。会衆でクリスチャン活動の何らかの面について話す割り当てを受けた場合,批判的ではなく,建設的な話となるようにしてください。他の人に勧める事柄は,必ず自分でも行なうようにしてください。(ロマ 2:21,22。ヘブ 13:7)いらだちではなく,愛を動機として話すようにしましょう。(コリ二 2:4)仲間の信者はエホバを喜ばせたいと願っているという確信があれば,述べる事柄にもその確信が表われ,それが有益な影響をもたらします。そのような確信を使徒パウロがどのように表明したかに注目してください。それは,テサロニケ第一 4章1-12節,テサロニケ第二 3章4,5節,フィレモン 4,8-14,21節などに記されています。

長老は,賢明でない行ないについて警告しなければならないときもあります。しかし,謙遜であれば,温和な霊をもって兄弟たちを扱えるようになります。(ガラ 6:1)物の言い方には,会衆内の人々に対する敬意のある見方が表われているべきです。(ペテ一 5:2,3)聖書は若い人たちに,そのことを特に意識するように諭しています。(テモ一 4:12; 5:1,2。ペテ一 5:5)戒めたり,懲らしめたり,物事を正したりすることが必要な場合,それは,聖書そのものが述べている事柄にそって行なわれるべきです。(テモ二 3:16)話し手が自分の思い入れの強い何らかの考えを裏づけるために,聖句をこじつけ,あるいはゆがめて適用することは決してあってはなりません。たとえ矯正のための助言が必要な場合でも,どうすれば悪行に巻き込まれるのを避けられるか,どうすれば問題を解決できるか,どうすれば困難を克服できるか,どうすれば間違った歩みを正せるか,エホバのご要求がどのように身の守りとなるかなどに重きを置けば,積極的な姿勢を保てます。―詩 119:1,9-16。

話を準備するときには,一つ一つの要点を,また話全体をどのように締めくくるかについて,よく考えてください。最後に言う事柄は,多くの場合,最も長く記憶にとどまります。それは積極的なものでしょうか。

仲間の信者と会話するとき。エホバの僕たちは,クリスチャンの集会での交友の機会を大切にしています。それは,霊的に元気づけられる時です。聖書は,崇拝の場所に集まるときには『互いに励まし合うこと』を念頭に置くようにと強く勧めています。(ヘブ 10:25)その励まし合いは,集会中の話や注解だけでなく,集会前後の会話によってもなされます。

日常生活に関する事柄を話題にするのはごく普通のことですが,最大の励みは霊的な事柄について話し合うことから得られます。その霊的な事柄には,神聖な奉仕で経験する事柄も含まれます。互いに対して健全な関心を示すことも,人を築き上げます。

わたしたちには,周囲の世からの影響があるので,注意が必要です。パウロは,エフェソスのクリスチャンたちに手紙を書いたとき,「あなた方は偽りを捨て去ったのですから,おのおの隣人に対して真実を語りなさい」と述べました。(エフェ 4:25)偽りを語らず真実を語ることには,世が偶像視する事物や人物を称揚しないことも含まれます。同じように,イエスは,「富の欺きの力」に用心するよう警告しました。(マタ 13:22)ですから,だれと語り合うにしても,所有する物質的なものをたたえて富による欺きを助長することがないように気をつける必要があります。―テモ一 6:9,10。

使徒パウロは,人を築き上げることの必要性について助言した際,『信仰が弱い』ために,つまりクリスチャンの自由の範囲を十分に把握していないためにある種の事物を差し控えようとする兄弟を,裁いたり見下したりしないようにと強く勧めています。確かに,人を築き上げる会話をするには,その人の背景や霊的成長の度合いを考慮に入れなければなりません。「兄弟[または姉妹]の前につまずきとなるものや転ぶもとになるものを置(く)」とすれば,それはいかにも残念なことです。―ロマ 14:1-4,13,19。

個人的に深刻な問題 ― たとえば,慢性的な病気 ― と闘っている人は,築き上げる会話に感謝するものです。そのような人は,かなりの努力をして集会に出席しているかもしれません。その状況を知っている人たちは,「具合はいかがですか」と尋ねるかもしれません。その人は,関心を示されてうれしく思うことでしょう。しかし,健康状態のことは,その人にとって特に励みとなる話題ではないかもしれません。感謝の言葉や褒め言葉のほうが,相手の心を温めるでしょう。あなたはその人が引き続きエホバを愛し,困難な状況下で忍耐している証拠を見ていますか。その人が注解を述べると,あなたは励まされますか。その人の限界にではなく,その人の強いところや,会衆に貢献している点に注意を引くほうが,築き上げるのではないでしょうか。―テサ一 5:11。

会話を築き上げるものにするうえで,話題にしている事柄をエホバがどうご覧になるかを考慮することは特に大切です。古代イスラエルにおいて,エホバの代表者たちに言い逆らった人や,マナについて不平を言った人たちは,神の厳しい不興を身に招きました。(民 12:1-16; 21:5,6)わたしたちは,長老たちに敬意を払うとき,また忠実で思慮深い奴隷級を通して供給される霊的食物に対する認識を示すとき,そのような過去の事例から益を得ていることを明らかにしているのです。―テモ一 5:17。

クリスチャン兄弟たちと一緒にいるとき,話題にできる有益な事柄を見いだせなくて困るということはまずありません。しかし,もしもだれかの発言が過度に批判的になるなら,率先して会話を築き上げる方向へ変えましょう。

他の人に証言するときにも,演壇から話すときにも,仲間の信者と語り合うときにも,わたしたちは識別力を働かせ,自分の心の宝の中から「必要に応じ,どんなことにせよ築き上げるのに良いことばを出して,聞く人たちに恵みとなる」ことができますように。―エフェ 4:29。

どのように行なえるか

  • わたしたちに割り当てられた仕事は良いたよりを宣べ伝えることである,という点を銘記する。

  • 批判的でなく建設的であるようにする。

  • 話す相手に対する積極的な見方を養う。

  • 会話の際,自分の述べる事柄が相手にどう影響するかを考える。

練習のために: 体の不自由な人か,家から出られない人を訪ね,築き上げる会話を始めてください。その人の身になって考えながらも,自分の述べる事柄を常に積極的なものにします。これを達成するために前もって計画してください。

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