クシャン (Cushan) クシャンはハバクク 3章7節で「ミディアンの地」に対応するものとして出ており,そのことからすると,これはミディアンの別名か,もしくはその近隣の国を指していると思われます。「クシュ」(2項)の項に示されているとおり,クシュの子孫のある者たちはアラビア半島に定住したようで,クシやクシームという名前は古代において,その地域のアラビア人の幾つかの民を指す語として用いられていました。