(Hadid)
バビロンでの流刑から帰還したあるベニヤミン人たちの先祖伝来の都市。(エズ 2:1,2,33; ネヘ 7:6,7,37; 11:31,34)普通,エル・ハディテ(テル・ハディド)という,ロド(ルダ)の約5㌔東北東にあるアラブ人の廃村と同定されています。一般にハディドは,トトメス3世のカルナック・リストで言及されている「フディティ」や,外典の書マカベア第一書(12:38; 13:13,改標,共同版)で,シェフェラにあり沿岸平原を見晴らす位置にあると描写されている「アディダ」と,恐らく同一であろうと考えられています。