エシャナ
(Jeshanah)[古い[町]]
サムエルが石を置き,それを「エベネゼル」と呼んだ位置を示すものとして,ミツパと共に名を挙げられている場所。(サム一 7:12)エシャナは,ユダの王アビヤ(西暦前980-978年)がイスラエルの王ヤラベアムから奪い取った都市の一つでした。(代二 13:19)ヘロデ大王がパッポス将軍に勝利を収めた場所としてヨセフスが言及したイサナと同一であると考えられています。(ユダヤ古代誌,XIV,458 [xv,12])イサナという地名は,ベテルの北北東約8㌔の所にあるブルジ・エル・イサーネに名残をとどめているようです。したがって,そこは古代エシャナと同定できるのではないかと言われています。