子供も一緒に聖書を学ぶ
◆ アメリカ,インディアナ州のあるエホバの証者は,姉と妹の二人と聖書の研究をしていますが,その研究がどのように始まったかを次のように話しています。「約15年前,一人のエホバの証者は,二人の若い娘を持つ婦人と聖書の研究を始めました。娘たちも加わり,研究は1年半ほど続きましたが,その後中断しました。ご主人が亡くなり,婦人がかわって家族を養わねばならなくなったからです。忙しい生活が始まり,神の言葉に対する婦人の関心は次第にうすれてゆきました。研究はその後再開されませんでした。しかし,いったんまかれた真理の種は家族の心の奥にはいり,母親は決して娘たちを偽りの宗教に入れませんでした。時に娘たちは,友だちにさそわれて教会に行くこともありましたが,説教に嫌悪をさえ感じて帰ることがすくなくありませんでした。その後,娘たちはそれぞれ結婚しましたが,結婚後は二人とも一度も教会に行きませんでした。この二人は会うごとに,よく聖書の真理について話し,ついにエホバの証者をさがして聖書を勉強することに決めました。15年もたっていたのに,二人は母親が一緒に勉強していたエホバの証者の名前を忘れず,その証者に電話をかけました。その後,私がたずねることになり,研究が始まりました。今二人は,機会が許すごとに偶然の証言をし,母親には,再び勉強を始めて,自分たちの得た喜びと満足を知るようにすすめています」。