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  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1965
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1965
塔65 11/1 648–652ページ

親族に話しましたか

「わたしたちはメシヤにいま出会った」。ベツサイダの町のアンデレが,肉親の兄弟であるシモン・ペテロに喜んでこう語ったときの様子を想像して下さい。アンデレは,このすばらしいニュースをまず自分の兄弟に知らせようと考えました。そしてためらわずにそれをしたアンデレは自分の兄弟が神の真理を受け入れ,しかもイエス・キリストの使徒になるという喜びを知りました。―ヨハネ 1:41,44。

カイザリヤに住んでいた異教徒の将校コルネリオも,神の言葉を親族に告げて,大きな喜びをえました。神の道を説き聞かすため,エホバが使徒ペテロをコルネリオのもとにつかわされたとき,コルネリオは,「親族や親しい友人たちを呼び集めて,待っていた」と聖書は述べています。ペテロが真理の道をコルネリオに説き明かしたとき,それらの「親族や親しい友人たち」はそこにいました。どんな結果が生じましたか。彼らは真理を受け入れ,聖霊が「それを聞いていたみんなの人たちに」くだりました。―使行 10:24,44。

アンデレとコルネリオの行いは,すべてのクリスチャンのすぐれた模範です。あなたは自分が聖書から学んだことは確かに「真理」であることを知っています。その真理を親しい友だちや親族に伝えるのは愛の行いです。それに親族なら,ほかの人にない証言の機会があるかも知れません。あなたはその機会を利用しますか。

好意的になるように助けなさい

しかしどんな話しかたをすべきですか。すべてのことを一度にまくしたてるのは賢明ではありません。最初の数回は,戸別伝道のときと同じく,興味をよびおこすために主要な点を二,三,あるいは一つ話すだけで十分です。しかし最初から説教めいた感じを相手に与えるなら,逆効果があるかも知れません。それとは逆に真理をすこしずつ話せば,霊的な意味での幼な子は「堅い食物ではなく,乳を必要としている」のですから,その人が真理に対して好意的になるよう助けることになります。相手が関心や理解を徐々に増すようにすることが大切です。―ヘブル 5:12-14。

また,相手があなたの話を聞いたとたんに,神の国にかんする真理を信ずると思いこまないことです。多くの人はエホバの民について間違ったことを教えられており,偏見をもっています。その偏見を除かねばなりません。その場合になすべきことは,祈りのうちにエホバの導きを求め,よい機会を待つことです。

ぶっきら棒な調子で,あなたの考えは間違っています,といって相手を怒らすようなことをせず,巧みに神の真理を伝えましょう。それには親切な態度が必要です。おどかしたり,押しつけるのではなく,相手と論じ合うことです。エホバは人々が真理を受け入れるように強制されません。ですから使徒の言葉は非常に当を得たものです。「いつも,塩で味つけられた,やさしい言葉を使いなさい」。「主の僕たる者は争ってはならない。だれに対しても親切であって,よく教え,よく忍び,反対する者を柔和な心で教え導くべきである」― コロサイ 4:6。テモテ後 2:24,25。

巧みに話しても親族が反対する場合はどうしますか。自制します。たとえはねつけるようにされても,別の機会もあるので,できるだけ相手の気分を損なわないように努めます。それに,こちらが次の機会を待つ間,ほかのエホバの証人が,戸別伝道でその親族に伝道するかも知れないことを忘れてはなりません。もしあなたが怒らせていなかったら,真理の音信に耳をかたむけないともかぎりません。それで,最初から聖書の話を受け入れなくても,受け入れる方向に心が向くよう,できるだけの援助をさしのべましょう。

相手の関心事を考慮しなさい

親族に神の真理を知らせようとするときは,相手が何に関心をもつかを機敏に悟ることが大切です。その関心は世界状勢にありますか。もしそうであれば,聖書の預言から学んだことと私たちの時代との関係について話せます。また相手は,聖書と直接関係のない質問をするかも知れません。その場合も聖書から答えることができます。また相手の体験も,聖書の話のきっかけになるかもしれません。観察力を働かせるなら,相手が何に特別の関心をもつかがわかり,それを基礎にして真理を伝えることができます。

ペンシルベニア州に住むあるエホバの証人の親族に,古代史と考古学を研究していた人がいました。この証人は,その兄の関心を聖書に向けさせようとしたことがありましたが成功しませんでした。しかしある日二人は古代史と考古学について論じ合いました。そのとき,証人はいまこそ真理を兄に伝える絶好の機会であることに気づき,「『大いなるバビロンは倒れた』,神の御国は支配する」という本をもってきて,古代史と考古学が聖書の預言に一致することをその本から説明しました。彼はその本を求め,会衆の書籍研究への招待にも応じました。あとで彼は,「聖書研究会が歴史的な事実をここまで詳細に調べるのを知って驚いた」と言いました。それから彼は集会に出席しはじめ,野外奉仕にも行くようになりました。またものみの塔協会の最近の出版物をみな読み,「御心が地に成るように」という本を証人と一緒に勉強したい旨を申し出ました。それから彼は,「自分はこういうものを求めていたのだ」ということを認めて,エホバに献身しました。

「ものみの塔」誌と「目ざめよ!」誌も広範囲にわたる記事を扱います。そのため,何に関心をもつ人に対しても,効果的に用いることができます。「ものみの塔」や「目ざめよ!」に,親族の人が関心をもつ事についての記事がのったら,必ずその号を渡します。

あなたか,だれかほかの人が親族と勉強できますか。

もし親せきの人が聖書に関心をもち,近くに住んでいるなら,その人の家庭で聖書の勉強を始めてはいかがですか。これは関心のある親せきを助ける最も効果的な方法です。ミシガン州(アメリカ)のひとりのエホバの証人は次のように報告しています。「初めて真理を学んだときの私の大きな願いは,家族全員に聖書への関心をもたせることでした。私はひとりの妹と聖書の勉強をはじめました。その後また別の妹と勉強をはじめました。すると彼女は,隣りに住むめいが,時折『ものみの塔』と『目ざめよ!』を求めることを私に話してくれました。私たちはそのめいの所に行ってみたところ,多少興味があるようでした。そうしているうちに,いちばん上の姉が,御国会館の集会に出席する人の所で働くことになりました。その人が聖書に対する姉の関心を強く刺激したので,姉は私たちがみな聖書の勉強をしていることを耳にすると,毎週やってきて勉強に参加するようになりました。そこで,私が姉の家に行って一緒に勉強することを提案すると,姉はそれを承諾しました。いまでは母も勉強に参加します。10代のおいも,個人勉強を申し込んできました。私は過去6年の間,種をまき,時々水をそそぎました。しかしエホバは昨年からそれを育てはじめて下さいました。いまめい,おい,姉妹,母 ― おとなと子ども ― 合わせて12人が真理を学んでいます」。あなたも親せきの人との勉強を試みたことがありますか。

親せきの関心をよび起こすことがあまりうまくいかないなら,ほかの証人の助けをかりることもできます。ブラジルのある証人は,肉親に真理のことを話しましたが,いっこうに進歩がありませんでした。「私には私の宗教がある」とその人の兄さんは言いました。ある日その兄さんの家に行ったとき,近所にエホバの証人の家族が移転してきたことを知りました。そこで彼女は,近所ですから時折り兄をたずねてみて下さい,と頼んでおきました。しばらくたってまた兄さんの家に行ったとき彼女はすっかり驚きました。兄さん自身が聖書の伝道者になっていたのです。

訪問の時間を最大限に活用しなさい

もし親せきが近くに住んでいなかったらどうしますか。できれば訪問します。訪問している間に聖書の真理を話す機会が生まれるかも知れません。短い訪問でも真理の種はまかれます。テキサスのあるエホバの証人は親せきを訪問しましたが,1日しか余裕がなかったので,父親の家では早く起き,朝の食卓を離れるまえに,神の御国について話しました。彼はこう報告しています。「そこから私はおじとおばの家に行きました。このおばは数年まえ私に聖書をくれました。それがきっかけで私の真理の探求がはじまったのです。私はおばに言いました。『おばさんは私に聖書をくれて私を助けて下さったから,こんどは私がおばさんをお助けしたいと思います』。おばもおじも私の証言を熱心に聞きました。そのあといとこの家をたずねて聖書の手引書を渡し,そこからまた別のおじとおばの所に行きました。それから父の家に帰りましたが,そこでもやはり遊びに来ていた私の二人の兄弟に証言する機会がありました。ここからこんどは姉の家に行ったところ,姉も義兄も興味を示しました。こうして時間を最大限に活用し,13の「ものみの塔」と「目ざめよ!」の予約をえて,親族が定期的に真理の言葉を読めるように援助することができました」。

ある人の親せきは外国に住んでいます。この場合はその国に行くこともよいでしょう。アメリカに住むある証人は,イタリアのローマにいる自分の家族を尋ねました。彼女がローマに着いたとき,親族,友人など22人が彼女を出迎えました。真理を伝えるすばらしい機会です。それから間もなく彼女は多くの人に神の御国について話すことができました。事実,最初の日に兄弟とめいが真理を受け入れ,1ヵ月もたたないうちに87歳の母親が興味を示しはじめました。この証人の援助により,9人の親せきが真理を知るようになり,聖書の勉強をはじめました。

手紙による証言

しかし親せきが遠くに住んでいて訪問できそうもない場合はどうしますか。そういうとき手紙によって証言したことがありますか。相手に適した出版物を送ることもできます。「ものみの塔」や「目ざめよ!」の特別号は,興味をよび起こすかも知れません。そしてこちらから送る手紙や出版物に対する感想を聞くのもよいでしょう。ミシシッピー州の一証人は次のように語りました。

「『ものみの塔」と「目ざめよ!』の特別号を数人の親せきに送ったところ,20年も会ったことのないいとこから返事がきました。彼女はその雑誌に非常な興味を示し,何節かを切り取って手紙にはりつけ,感想と質問をそえてよこしました。いまこのいとこは雑誌を予約しています。そして多くの記事についていろいろな質問をしてきます。特別号を読んだあと彼女は,『この雑誌は切り抜いたりしないで大切にとっておきます。これはとてもすばらしい雑誌です』と言いました。彼女は手紙をとおして進歩しています」。

あきらめないこと

直接証言するのと同じく,手紙で証言するにも時間がかかります。しかしあきらめてはいけません。何回も拒絶されたらどうしますか。戸別伝道でも人々は何回となく拒絶します。しかしエホバの証人はあきらめずに,二,三ヵ月毎に親切に訪問して,その人たちに機会を与えます。親族に対しても愛のこもった同じ思いやりが必要です。

また時の経過や状況の変化によっても親せきの者の気持ちが和らぐ場合もあるので,投げ出してはいけません。ミシシッピー州の一証人に,御国の真理など聞きそうにもないと思われた祖母がいました。その人はしばらく何も話しませんでした。しかし次のように報告しています。「母は祖母に聖書のパンフレットを送りました。祖母はそのことを私に手紙で教えてくれました。そこで私は,その時伝道に使っていた聖書の話を返事に書きました。4ヵ月がすぎました。私はまた手紙を書きました。やはり何のさたもありません。それから約1ヵ月後,驚いたことに祖母がひょっこりたずねてきて,3日間滞在しました。祖母は御国会館にもついて来て『バビロン』の本を求めました。その時から私たちは絶えず手紙をやりとりしています祖母は『ものみの塔』と『目ざめよ!』も予約しています。ごく最近の手紙によると『バビロン』の本を読み終わって,こんどはそれを勉強することを望んでおり,このごろは,聖書と聖書関係の本しか読まないと言っています」。親せきの証人が伝道をあきらめなかったために,ついに真理に答え応じた人は少なくありません。

ですから,親せきに口頭で証言しようと手紙で証言しようと,それは時間のかかるものであることを知っておかねばなりません。ニューヨークの一証人は,チェコスロバキアにいる家族に8年間手紙を書きつづけました。7年後,母親が真理を理解しはじめ,だれかに聖書の勉強を手伝ってほしいと手紙で知らせてきました。そこで土地の証人が彼女と聖書の勉強をはじめ,彼女は目ざましい進歩をみせました。そして最近むすこに次のような手紙をよこしました。「あなたとあなたの家族のつきない思いやりにより,私も真理においてあなたの姉妹となつたことをお知らせします。これは私の大きな喜びです。先週の日曜日にバプテスマを受け,今後私もエホバのしもべになれるという喜びでいっぱいです」。これが7年間手紙で証言したのちの結果でした。

ゆえに巧みに,そして愛と忍耐をもって親族に証言しましょう。あきらめないで,できるかぎりの援助をしましょう。カリフォルニア州の一証人の手紙によると,彼女と夫は真理を学んだとき,熱意をこめてそれを肉親に話しました。「ところが私たちは予期しなかった扱いを受けました。しかし私が開拓者になったとき,彼らはいろんな質問をしました。そのために私は,電話のそばに『すべてのことを確かめよ』という本を備えておいて,話しながらそれをめくり,彼らの問いに対して聖書にもとづいた答えをしました。こういうことがしばらくつづきました。それで先方は,教会で学ぶよりも,私と電話で話して学ぶことのほうが多いのに気づき,一緒に勉強してくれと言い出しました。それから間もなく妹とその主人および子どもたちは野外奉仕に興味をもち,実際に奉仕を初めました。そして妹はバプテスマを受けました」。それまでに9年かかりました。

配偶者を助ける

クリスチャンが聖書の真理を伝えたいと思う人の中でまず筆頭にあがるのは自分の配偶者です。この人に真理を知らせないのは愛の行いではありません。にもかかわらず妻たちはためらいます。おそらく主人が御国のおとずれに反対すると思うのでしょう。しかしその反対も妻の思いすごしにすぎない場合があります。ブラジルのサンパウロに住むある婦人は,聖書に関心をもっていたので,証人は再訪問することを取り決めました。しかしその婦人は,「主人が家にいる時はいらっしゃらないでください。主人は私がほかの人と宗教について話すのをあまり好みませんから」と言いました。ところが勉強の最中に突然主人が帰ってきて二人はびっくりしました。しかし証人は主人も会話に加わるように仕向けて聖書の話を進めたところ,彼は関心を見せ刺激され,いろいろな質問をしました。そして最後に,私も宗教の本を1冊もっているけれど読んでもわからないと言ったので,ではその本を見せて下さいというと,「神を真とすべし」を持ってきました。証人はその本の価値を説明し,一緒に勉強することをすすめたところ賛成したので,その夫妻との聖書研究が始まりました。宗教に対する彼の考えはすっかり変わってしまいました。

しばしば経験することですが,聖書研究をはじめたことを夫に話すのは,はじめたばかりのときがいちばん理想的です。夫もその勉強に参加できるからです。証人も妻も,一緒に勉強するように巧みに夫を励まします。夫が,聞くだけにしたい,という場合でも,それは関心をよび起こし,質問を刺激する機会になるので非常によいことです。

妻が夫に聖書の真理を説明しようとしても,聞こうとしなかったり,反対したりするばあいは,ほかの証人の助けを求めるのもよいことです。ニューカレドニアでのこと,タヒチ人の婦人が聖書の勉強をはじめました。その人の夫は真理に反対していました。彼女が学んだことを夫に説明しようとするとそのたびに彼は,「お前から何かを学ぼうなんて思わないよ」と言いました。そこで妻は賢明にも,兄弟に頼んで夫に話してもらいました。夫は自分の質問すべてに対して,聖書にもとづいた答えが与えられたのに驚きました。聖書の勉強がはじまりました。いまその人は,神の真理を述べ伝える伝道者です。

しかし,夫が御国のおとずれに反対で,だれの言葉にも耳を傾けないならどうしますか。使徒ペテロはこの問題をとりあげて次のように述べています。「妻たる者よ。夫に仕えなさい。そうすれば,たとい御言に従わない夫であっても,あなたがたのうやうやしく清い行いを見て,妻の無言の行いによって,救に入れられるようになるであろう」。(ペテロ前 3:1,2)妻の立派な行いは,言葉による証言のなしえない変化を未信者の心にもたらすかも知れません。ですから正しく振舞うことは,親族が真のクリスチャンになることを願うすべての人にとり非常に大切です。

アンデレやコルネリオのように,親族に真理を伝えると,家族を神の真理のうちに一致させる機会が生まれます。それにこの時代は,ハルマゲドンという神の戦争に直面するため,彼らの生命は危険にさらされています。彼らがハルマゲドンを生き残って,神が御国の支配下にたてられる楽園の新秩序にはいるには,あなたの助けがどうしても必要です。

ですから,忍耐と,愛と,巧みさと,優しい言葉とをもって真理を伝えましょう。自分の区域の伝道をやめないのと同じく,何度拒絶されてもあきらめないようにしましょう。たとえ相手が聞かなくても,クリスチャンらしい行いによって証言しましょう。何年もそのような愛に満ちた思いやりを示すとき,ついにはあなたの助けによって親族が霊的な兄弟,姉妹になるという喜びを経験できるでしょう。なんという祝福された喜びでしょう! あなたはこの喜びを経験すべく,すでに親せきの人々に真理を伝えておられますか。

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