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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1966
塔66 7/1 405–410ページ

クリスチャンは「この御国の福音」を必要としていますか

1 キリスト教国において,一般の人は「御国の福音」の伝道に対してどんな反応を示しますか。

エホバの証人のひとりが初めておとずれて,「御国の良いたより」を伝えるために来たことを説明したとき,あなたはどのように応じましたか。あなたがキリスト教国の宗教組織に属しておられるなら,ときどき聞かれる次のようなことを言おうとされたかもしれません。「それを必要としている人つまりキリスト教を信じていない人のところに行ったらどうですか。神の国のことなら,わたしの教会の牧師が説教していますよ。何年も前から聞いています」。

2 神が過去においてご自身の民に漸進的に福音を与えられたことを説明しなさい。

2 このように言われるのも,もっともなことです。しかし次のことを少し考えてみてください。宗教団体に属するのは,良いものの到来を求めるからではありませんか。神は過去のいろいろな時期に,次第に新しい福音を神の民に送られたではありませんか。西暦紀元の初めごろイエスがベツレヘムで誕生した時,天使は福音としてそれを伝えました。(ルカ 2:10)およそ30年後のこと,イエスがヨルダン川でバプテスマを受け,教えを宣べ始める6ヵ月前に,神は特別な使者としてバプテスマのヨハネをつかわし,良いたよりとしてイエスのことをユダヤ人に宣べ伝えさせました。(マタイ 3:1,2)これは神がアブラハムに与えられた福音の成就でした。(ガラテヤ 3:8)イエスが死なれた時,弟子たちは悲しみに沈みました。しかしイエスがよみがえり,天にも地にもすべての権力を与えられたことを弟子たちに告げた時,それは弟子たちにとってその時までの最も良いたよりでした。(マタイ 28:18-20。ルカ 24:50-53)しかしイエスが死ぬ前に弟子たちに告げたところによれば,それよりもさらに良いたよりが,当時から見て遠い将来,全世界に宣べ伝えられるでしょう。

今日の福音はまずクリスチャンを対象にしている

3 エホバの証人がいま宣べ伝えている福音は,まずだれに対するものですか。クリスチャンを名のるすべての人は,なぜそれを検討すべきですか。

3 これは,今日エホバの証人が宣べ伝える御国の福音に対して,ほかのだれよりもまずクリスチャンが関心を持つべき二つの理由のうちのひとつです。事実それはとくに,そしてまずクリスチャンを対象にしています。クリスチャンを名のる人ならば,宣べ伝えられている福音の内容を少なくとも検討すべきでありましょう。この時代に対するこの特別な福音は,クリスチャンのためのものです。どうしてそうなのかを調べましょう。

4 (イ)バプテスマのヨハネとイエスの宣教は,どんなことばで始められましたか。(ロ)「この御国の福音は宣べ伝えられるであろう」と言われたイエスのことばは,どんなことを背景にして述べられましたか

4 地上のイエスは,「天国は近づいた」と宣言してガリラヤ宣教を始められました。(マタイ 4:17)ヨハネはこの音信を前の年に宣明しています。イエスの弟子は,イエスが彼らとともにあって宣教を行なわれた3年半の間,王イエスの地上の臨在を告げる福音をパレスチナ全土に宣明しました。しかしイエスはご自分が弟子たちのもとを去って行くこと,そして時を経て御国の権力を得てのち,ふたたび来ることを弟子たちに告げられました。彼らはイエスの再来に大きな関心を抱いていました。そのとき自分たちがイエスの国においてイエスとともに位に座することを知っていたからです。そこで彼らはイエスの死の少し前に,「あなたがまたおいでになる時や,世の終りには,どんな前兆がありますか」と尋ねました。(マタイ 24:3)イエスはそれに答え,いろいろな出来事が起きてイエスの再臨在の時をしるしづけることを説明し,そして中でも次のように言われました。「そしてこの御国の福音は,すべての民に対してあかしをするために,全世界に宣べ伝えられるであろう。そしてそれから最後が来るのである」― マタイ 24:14。

5 (イ)イエスの弟子は,イエスの死後,御国について何を宣べ伝えましたか。(ロ)その音信およびキリスト教国の牧師がいま伝道しているものはマタイ 24:14に言われている「この御国の福音」ですか。説明しなさい。

5 イエスの死後,弟子たちは御国の到来したことを宣べ伝えませんでした。王は彼らの中にもはやいなかったからです。彼らはきたるべき御国について宣べ伝えました。キリスト教国の牧師は過去何世紀ものあいだ,きたるべき御国を宣べています。しかし,「この御国の福音は……宣べ伝えられるであろう」と言われたとき,イエスは終わりの時について語っていたことに注目してください。王の臨在を告げる福音がふたたび宣べ伝えられます。それは王が御国を得たこと,そして御国の権力を行使するためにふたたび来られたことを告げる音信です。ことばをかえて言えば,御国のこの福音とは,御国がついに建てられ,支配を始めたことを告げる福音です。それを宣べ伝えるのは,あかしのためにほかなりません。それをするのはクリスチャンである御国の証人です。

6 ヨハネの時代よりもずっとのちに特別な福音が伝道されることは,何からも証明されますか。

6 あなたはそのとおり信じますか。あるいはほかの証拠を求めますか。では次のことを考えてみてください。使徒ヨハネは,きたるべき将来の御国に関する福音を宣べ伝えるため,60年以上のあいだ精力的に働きました。しかも西暦1世紀の終わり近くになってヨハネは幻を与えられ,将来に起こる出来事を見ました。諸国民のさばきの時に起こるいろいろな出来事の中でも,特別な福音に関する次のことを見たのです。

7 黙示録 14章6,7節は,特別な福音がいつ宣明されることを示していますか。

7 「わたしは,もうひとりの御使が中空を飛ぶのを見た。彼は地に住む者,すなわち,あらゆる国民,部族,国語,民族に宣べ伝えるために,永遠の福音をたずさえてきて,大声で言った,『神をおそれ,神に栄光を帰せよ。神のさばきの時がきたからである。天と地と海と水の源とを造られたかたを,伏し拝め』」― 黙示 14:6,7。

8 (イ)福音を携えた天使が中空を飛ぶことは何を示していますか。(ロ)中空を飛ぶ天使が大声で叫んでいますが,それは雷のような声で叫ぶ天使を人々が実際に見るという意味ですか。それは何を意味していますか。

8 これはヨハネがその時まで福音を伝道していなかったという意味ですか。決してそうではありません。それは将来において,さらにまさった福音が宣明されるという意味です。a 天使が地球に比較的近いところを飛んでいたことに注目してください。聖書は中空が鳥の飛ぶところであることを示しています。(黙示 19:17)それは天使の大声で地球が文字どおりゆるがされるという意味ですか。そうではありません。神は地上にいるキリストの追随者の手から音信をとりあげないでしょう。イエスは追随者に対し,「あなたがたは……地のはてまで,わたしの証人となるであろう」と言われました。(使行 1:8)しかしイエスは,ご自分が栄光のうちに来られるとき,天使たちをしたがえて来ると言われました。(マタイ 25:31)黙示録の預言において,イエスは「この福音」がきわめて重要なものであるため,それを地のはてまであかしとして宣べ伝えるわざを導くのに,強力な天使を用いると言われたのです。中空の天使が直接に音信を伝えるのではなく,天からの声が聞こえてくるわけではありません。音信を宣べ伝えるのは地上の人間であり,神を恐れ,神に栄光を帰する崇拝者です。中空を飛び,超人間の大声で叫ぶことは,地球をめぐって中空を飛ぶ天使の声が広い範囲にわたって聞こえるという意味です。それは聞くに値し,また地に住む者すべてが耳を傾けるに値する音信でした。この福音は地上の支配者や政治家のものではなく,天からのものです。それは男女,子供を問わず,地に住む者すべてに影響します。

9 (イ)どんな事実を考えるとき,人はいま宣べ伝えられている福音を吟味する気持ちになるはずですか。(ロ)「この御国の福音」の効果と力は,どんなことに示されていますか。

9 100万人以上の人それも多くはキリスト教国と呼ばれる国々の人が,その祈り求めてきた御国の設立を真に告げるものとして「この福音」を認めたという事実を思えば,それは聞くべきものであることがわかります。この人々は音信を吟味したのです。それは人を動かす力強いものであり,事実1965年には103万4268人が「この福音」を定期的に宣明していました。彼らは1億7124万7644時間をささげ,耳を傾ける多くの人々のために77万595の家庭聖書研究を司会しました。前年(1964年)の宣明のわざによって,6万4393人の宣明者が加えられました。

クリスチャンが聞くべき第二の理由

10 クリスチャンを名のる人が,エホバの証人の宣明する福音にとりわけ注意を払うべき,どんな第二の重要な理由がありますか。

10 キリスト教国の宗派に属するすべての人が,いま宣明されている御国のこの福音に普通以上の注意を払わなければならない,もうひとつの理由があります。それは福音に,さばきの音信が伴っているからです。中空を飛ぶ天使はつづいて次のことを大声に叫んでいます。「神をおそれ,神に栄光を帰せよ。神のさばきの時がきたからである。天と地と海と水の源とを造られたかたを,伏し拝め」― 黙示 14:7。

11 黙示録 14章7節の述べるさばきは,なぜ福音ですか。

11 たいていの人は「さばき」ということばを聞くと,恐れの気持ちを抱きますが,これは真実に福音なのです。なぜですか。エホバ神のさばきの時が来たとき,至上のさばき主であるエホバは完全な正義をもってすべての事を正しくし,ご自身の宇宙主権と御名を立証し,悪魔の抑圧する組織の束縛と隷属からご自身の忠実なしもべを解放されるからです。エホバのさばきが行なわれるとき,人間の苦難はいやされ,不正は除かれます。

12 サタンの組織の中でまずさばかれる部分を見わけることは,なぜ福音となりますか

12 黙示録の次の節は,この世の圧迫的な組織のどの部分が初めにさばかれるかを告げています。それがなんであるかを知る時,たしかに喜びを得ます。それはサタンが用いてきた最も悪意にみちた道具だからです。それは初めから神の崇拝の主要な敵でした。その正体が神秘に包まれていたため,誠実で良心的な人でありながらその悪い目的に仕えた人は少なくありません。ゆえにそれは二重に険悪です。それは間違った崇拝や宗教的な行事と関係があります。そのことは人の道徳,生活そして将来の生命にさえ直接の影響を及ぼすため,最も危険であり,有害です。悪魔のこの欺きの道具が暴露され,さばかれるのを見ることは喜びではありませんか。ヨハネはその幻を描いて次のように述べています。

13 第二の天使はなぜ福音を携えていますか。

13 「また,ほかの第二の御使が,続いてきて言った,『例れた,大いなるバビロンは倒れた。その不品行に対する激しい怒りのぶどう酒を,あらゆる国民に飲ませた者』」― 黙示 14:8。

14 紀元前6世紀に昔のバビロンが倒れた時,人々はどう感じましたか。黙示録 14章8節に述べられているのはこのバビロンですか。

14 黙示録の書かれた時(西暦96年ごろ)には,バビロンが世界強国でなくなってからすでに何世紀もたっていました。そして町の名残りを留めていたものも,遂に消滅しようとしていました。紀元前6世紀に古代バビロンが覆えされたことは,良い知らせでした。バビロンが存在していた時,その名は至上の神への敵対および残酷と圧制の代名詞でした。しかしそれよりも悪いもの ― 大いなるバビロンが存在しています。わたしたちはぜひともその正体を知らなければなりません。

15 黙示録の大いなるバビロンが実際の都市でないことは,どんな類推から明らかですか。

15 大いなるバビロンは町にちなんで名づけられていますが,それは象徴的な意味の都にすぎません。黙示録 11章8節に「ソドムや,エジプトにたとえられている大いなる都……彼らの主も,この都で〔杭〕につけられた」〔新世〕と述べられている都と同じく,それは象徴的なものです。霊的な意味で大いなるバビロンと呼ばれるこの都の正体はなんですか。

バビロンの著しい特色

16 (イ)代古都市バビロンの基はどのようにすえられましたか。(ロ)バビロンは神に敵対していることを,とくにどのように示しましたか。

16 それがなんであるかを理解するには,二つのバビロンをくらべてみることが必要です。元来バビロンはその建てられた時から,エホバの崇拝または神エホバへの忠実から離脱していました。バビロンを建てたのは,「エホバに敵対する強いかりうどニムロデ」と聖書の中で呼ばれている悪名高いニムロデであったからです。この異教の町の住民は自分たちの町を「神の門」と呼びました。しかしエホバはこの町をバベルすなわち「混乱」と呼ばれました。エホバは町と塔の建設者の言語を乱すことをされたからです。(創世 10:8-10,〔新世〕; 11:5-9)その時以後,バビロンは常に神の選民に敵対しました。ネブカデネザルの時代に最も栄えたバビロンは,エルサレムで治めたダビデ王の王朝を覆えすことさえできました。それは明らかに「龍」のようにイスラエルの選民をのみつくしたのです。(エレミヤ 51:34)バビロンの目的はイスラエルをおさえつけておくことでした。

17 (イ)バビロンの著しい特色はなんでしたか。(ロ)楔状文字の記録は何を示していますか。

17 古代都市バビロンの最も著しい特色はなんでしたか。バビロンと言えばすぐに思いおこす特色はどこにありましたか。いうまでもなく,バビロンは政治の中心でした。そして軍事的であり,高度に商業的であり,また富んでいました。しかし他のどんな特色よりも目だっており,バビロンを歴史の上で有名にしたのは,バビロンの宗教です。きわめて宗教的であったアッシリヤでさえも,その歴史を記録するにあたって,ユダとイスラエルの王の名またその政治的な盛衰をしるしています。しかし中東で発掘された楔状文字の碑文は,バビロンにおいて宗教に重点がおかれたことを示しています。ネブカデネザル王朝時代の記録をみても,宗教上また建築上の出来事のほかはほとんどしるされていません。ユダの国がどうなったかも黙殺されています。古代バビロンがどれほど宗教的であったかは,昔の楔状文字の記録に示されています。

18 バビロンの建築物はどの程度まで宗教の影響を受けていましたか。

18 バビロンにはおもなる神々の宮が全部で53,マルドゥクの会堂が55,地上の神々の会堂が300,天の神々の会堂が600,女神イシュタルの祭壇が180,ナーガル神とアダッド神のために180,他の神々のために12の祭壇があった。

19 宗教的な人物としてのネブカデネザルについて,大英百科事典にはなんと述べられていますか。

19 バビロンの最も偉大な王ネブカデネザルについて,大英百科事典bは,「碑文から察するに,ネブカデネザルはきわめて宗教的な人物であったらしい」と述べています。その後継者たちも同様に宗教的でした。

20 バビロンの宗教はどの程度まで人々を支配していましたか。

20 バビロニアの人々がバビロンの宗教から受けた束縛について歴史の示すところによれば,バビロンは「偶像の地」(エレミヤ 50:38)であり,祭司がバビロニア人の生活をほとんど全面的に支配していました。また祭司や魔術師に問わずに人々が重要な事柄を行なうことは不可能でした。

21 バビロンの祭司はどのようにバビロンの商業を支配していましたか。

21 バビロンの商業活動の大半も宗教が支配していました。バビロンの祭司は,毎日,人々が祭壇の上にささげた犠牲の動物や什一そしてとくに腐敗しやすいものをなるべく早く貨幣に換えたからです。アブラハムの故郷の町カルデヤ人のウルにおいてそうであったように,寺院は倉庫を持ち,百貨店を経営していました。また宗教的な収入を有利に投資するために銀行の経営も行なっていたのです。c あなたは今日の宗教にも同様なことをごらんになっていますか。

バビロンの闘争,その新たな敵

22 (イ)バビロンの宗教はどのようにしてひろまりましたか。(ロ)バビロンの宗教はどの程度までユダヤ人の宗教に影響を与えましたか。バビロンの宗教は西暦1世紀にどんな新しい勢力と対抗するようになりましたか。

22 宗教的なバビロンは,ニムロデによって建てられた時から神の真の崇拝者に敵対していました。その後,言語が乱された時,人々は偽りの宗教を世界の各地に携えて行きました。そのため,どこにおいても,まことの宗教が行なわれると,必ずバビロン的な偽りの宗教が反対しました。紀元前539年,バビロンがメデア人とペルシャ人の手に落ちた時にも,その宗教は存続しました。バビロンはユダヤ人をとらわれの身にした時,彼らを永遠にのみつくそうとしましたが,彼らを解放することを余儀なくされました。しかしバビロンの宗教は努力をゆるめず,ユダヤ人の宗教に影響を及ぼしてそれを腐敗させることに成功したのです。それで地上に現われた時のイエスは激しく反対され,殺されました。しかしキリスト教がユダヤ人の間で始まったにしても,バビロンの宗教の前に現われ,それと対抗するようになったのはこのキリスト教でした。バビロンの宗教はキリストの使徒の信仰に敵対しました。かつて地上のシオンに敵対して戦ったバビロンの宗教は,エホバのクリスチャン証人の代表する霊的なシオンに戦いをいどみました。大いなるバビロンの宗教はこの戦いに勝利を収めますか。

23 (イ)クリスチャンを名のる人は,「この御国の福音」をなぜ必要としていますか。(ロ)「ものみの塔」誌のあとの号にどんな記事がのせられますか。

23 サタン悪魔は,神の民と戦う道具としてバビロン的な偽りの宗教を常に用いてきました。エホバのこの陰険な敵が今まで以上にたけりたって戦うことは明白です。サタン悪魔がバビロン的な宗教を用いて,最も反逆的で最も悪魔的な策略を画策し,遂行したことは次号にとりあげられます。それが多くの人を欺いてとりこにし,また真のクリスチャンの信仰を極限までためし,全世界の人々に大きな苦難を与えたことが明らかにされるでしょう。それで,さばきの時が来たことを告げる今日の音信は福音であり,喜ぶべき知らせです。ゆえに「この御国の福音」はすべての人,とくにクリスチャンにとって必要です。イエス・キリストの治める御国が建てられて権力を行使するときにのみ,バビロンの宗教はさばかれるからです。キリストが御国を受け,御国の権を執って見えないさまでふたたび来られたことをじゅうぶんに認めていないとすれば,またサタンがバビロンの宗教を用いてキリスト教国とその宗派にさえ浸透していることに気づいていないとすれば,御国のこの福音に注意を払うことが必要です。そして本誌のあとの号も楽しんで読んでいただけると思います。それらの号は悪魔の策略を論じてそれを暴露し,大いなるバビロンがさばかれて滅びるこの日に神がどのように大いなるバビロンの神秘をはいでその正体を明らかにされたかを示します。神がそうされたことは,エホバ神の清い崇拝を高く掲げる真のクリスチャンにとって大きな救いとなり,祝福となりました。

[脚注]

a この点およびマタイ 24:14に言われた「この御国の福音が天に建てられた,権力を行使する御国であり,間もなく全地」がその支配を受けることが1920年に初めて理解されたいきさつについては,ものみの塔聖書冊子協会発行「大いなるバビロンは倒れた! 神の国は支配する!」(英文)462-467頁をごらんください。

b 第19巻332頁(a1911年版)

c W・ケラー著「歴史としての聖書」287,289頁,ロンドン版。ヤングの聖句索引追補(1879年版)321,34頁

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