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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1975
塔75 7/15 447–448ページ

読者からの質問

● エホバの証人が精神科医の診察を受けるのは,ふさわしいでしょうか。

精神科医であろうと,他のどんな医師であろうと,クリスチャンがそうした医師の診察を受けるかどうかは,個々のクリスチャンが自分で決定すべき事柄です。しかし真のクリスチャンは,有益な導きを与える聖書の力に深い信仰を持っています。またそれらクリスチャンは,思いの働きを含め,人間自身のことについてだれよりも深く知っているのは創造者であることを理解しています。ですからエホバの証人は,どんな治療法であれ,それを「上からの知恵」の光に照らして考慮します。―ヤコブ 3:17。

精神科医は精神および情動障害の治療を専門としてはいますが,多くの場合個々の精神科医の間でその治療法が大きく異なっている点を認めるのは良いことです。その例として,「精神分析および精神療法: 36種の方法」と題する一専門書を挙げることができます。それほど多くの異なった見解があるのはなぜでしょうか。それは,多くの研究が行なわれているにもかかわらず,人間の思いの働きについてはわずかな事しか解明されていないからです。「思い」と題するある本は次のように述べています。「[種々の精神病]の原因は,現代精神医学の上で最も重要かつ未解決の問題となっている。これまでさまざまな答えが提出されてきたが,決定的なものは一つもない」。

精神科医の中には“談話療法”を行なう人がいます。これは多くの場合,患者の幼年期における親子関係を探り出す目的で行なわれますが,こうした療法には,ある種の恐怖心や敵意から患者を“解放”する働きがあると考えられています。また,新たな“行動様式”が問題の解決になると考え,患者に新しい習慣を学ばせることに努力を集中する精神科医もいます。(この目的で催眠術が利用される場合もあります。)さらに,ほとんどの精神病は身体的要素(体の化学的平衡失調や神経系の機能不全など)に起因するとみる精神科医もおり,その治療として薬剤,あるいは,特別食やビタミン類が与えられます。大いに議論の的となっている精神病患者の脳外科手術が勧められることは今日ではめったにありません。

真のクリスチャンは,「キリスト・イエスと同じ精神態度」を持とうと懸命に努力しているので,当然のことながら,自分たちの考えや行動に影響を及ぼす見解には関心を持っています。(ローマ 15:5)精神科医や精神分析医のすべてではないにしても,相当数の人は無神論者か不可知論者です。ある調査によると,インタビューに応じた精神分析医の過半数は,神に対する信仰は“幼稚な”もので,“現実とは”相入れないとするジークムント・フロイトの見解に同意しています。また人間は,「低い次元の生命形態から進化するさいに受け継いできた動物的本能」にかられて行動する,と考えている人も少なくありません。さらに,「精神病専門医」と題する本の中で報じられているように,「精神科医や精神分析医のほとんどが,性にかかわる行動を規制する現行の法律は余りにも厳しすぎると考え」ています。(167ページ)物事をこのようにみなしている人々の考え方に自分の生活を合わせたいと思われますか。

今日,医療用麻薬を使用する治療法が広く行なわれています。ですからこの点にも注意を払い,それに伴って生じる結果を考慮するのは賢明なことです。医療用麻薬を治療薬として使用することはクリスチャンにとって禁じられてはいませんし,時にはある種の医療用麻薬が苦痛をある程度軽減することもあります。とはいえ,神のしもべは,人をとりこにして,常習者にならせるようなものに対しては十分注意すべきです。(ローマ 6:17; 12:1)医療用麻薬を用いない治療法を選んだ人の中には,多量のビタミンを服用する治療法が良い成果を収めていることを指摘する人もいます。この治療法は,今日しだいに注目を集めています。

医療を受けることに関連して,コリント第一 12章26節に記されている聖書の原則に注目するのは興味深いことです。その聖句は,一つの肢体が苦しめば体の他の部分も影響を受けると教えています。精神もしくは神経上の障害に脳んでいる人は,この原則に一致して徹底的な健康診断を受けたほうがよいと考えるかもしれません。実際,自分では気づかなくても健康上の問題を抱えていることがしばしばあるものです。自分は精神に異状があるとか,悪霊に悩まされているとかと思い込んでいる人の中にさえ,診断の結果,“低血糖症”や他の疾患にかかっていることが明らかになった人もいます。

もちろん,“治療法”の知られていない病気や疾患も少なくありません。しかしそのような場合でも,エホバは助けを差し伸べておられます。神のことば聖書は,わたしたちが忍耐という資質を培う上で助けとなります。(テモテ第一 6:11,12)また,時折り更年期や老化などに伴ってみられる,苦痛をもたらす身体上の変化に対しても,神のことばのこうした助けによって耐えることができます。

しかし,問題が身体的なものでない場合はどうですか。他の人との間がうまくいかず,敵意を抱いていたり,失意に陥っていたりしていることが問題となっているような場合はどうでしょうか。ヤコブ 5章13-16節は,霊的もしくは感情的な面で問題をかかえている人はクリスチャン会衆の年長者たちを呼び,「油を塗って」もらう,つまり慰めとなる聖書の助言を与えてもらうように,また「自分のために祈って」もらうようにと告げています。その結果はどうですか。聖句はこうことばを続けています。「信仰の祈りが病んでいる人をよくし,エホバはその人を[失意の中から]起き上がらせてくださるでしょう」。当然のことながら益を受けるためには,霊的に病んでいる人は正直かつ率直でなければなりません。聖書の助言を求め,それに従うべきです。さらに,自分のためにささげられた祈りに調和して努力することが必要です。―ヤコブ 1:25。

このことは,クリスチャンの長老たちに大きな責任を課するものとなります。長老たちはエホバの導きを求めて熱心に祈りをささげるべきです。辛抱強さや愛ある関心を示すことにより,多くの場合問題の真相をきわめることができます。わたしたちの重荷を神に委ねるようにと神がどのように招いておられるかを理解するよう長老たちはそれら問題をかかえている人を助けるべきです。(詩 55:22。ペテロ第一 5:7)時には,どのようにして『憤りを捨て去る』ことができるか,あるいは貞潔な事がらに注意を集中することができるかを知るよう助けることが必要です。(コロサイ 3:5-14。フィリピ 4:6-8)また,真に悔い改めた人が“罪の意識”を感じて,「自分はもう許されない」と考えている場合もしばしばあります。打ちひしがれているそうした人には,ヨハネ第一 1章9節で述べられているような保証が必要です。

このように,エホバの証人は情動障害もしくは精神障害を専門に扱う医師の治療を全面的に退けているわけではありませんが,エホバの証人がこうした医師に診断してもらう場合には,勧められる治療法がどんなものであっても,それを十分注意深く調べてみるべきです。エホバの律法を守るなら,今日でさえ健全な精神を維持し,将来においては永遠の命を享受するのに資することを忘れてはなりません。ある治療法について判断を下すだけの十分の知識を持ち合わせていないのであれば,最終的な決定は自分自身が(あるいは親が,または夫婦が一緒に考えて)下さなければならないとしても,その人はクリスチャン会衆内の長老たちと問題を話し合いたいと思うかもしれません。真のクリスチャンは,神の霊とみことば聖書のうちに力強く,価値あるものが備えられていることを認め,生活の他のあらゆる場合と同様,何にもましてエホバの備えてくださった力を十分に用いたいと思うでしょう。「神のことばは生きていて,力を及ぼし……心の考えと意向とを見分けることができるのです」― ヘブライ 4:12。

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