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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1976
塔76 1/15 40–44ページ

6,000年にわたり着々と展開してきた,人類に対するエホバの目的

アダムがエホバの正当な主権を公然と否認した時,エホバは憐れみと愛のこもった仕方で人類を扱われました。神は,アダムを即座に死なせ,この地にアダムの代わりとなる者を創造して始めからやり直すというようなことはされませんでした。むしろ,アダムを生き長らえさせ,人間家族が生み出されることを望まれました。アダムから始まったこの家族は,神によって「虚無に服させられました」が,それはアダムから受け継いだもののゆえに死の宣告下に置かれるようになったからです。人類は,自らの力でこの不幸な状態から抜け出る方法を見いだすことはできませんでした。ところが,虚無に対するこの服従は,「希望に基づいていた」と言えます。神はその比類のない過分のご親切のゆえに,アダムの子孫の中の忠実な者たちを救い出すことを目的としておられたからです。このようにして,それら忠実な者たちは「腐朽への奴隷状態から自由にされ」,元通りの神の子どもとなって,その「栄光ある自由」へと救出されるのです。この壮大な希望は,エホバご自身がエデンにおいて語られた預言の中に表明されていました。それでは,時代を千年ごとに区切って記録を調べ,人類に解放をもたらすご自分の目的を推し進める点で,神の側に少しでも遅れがあったかどうかを確かめてみましょう。―ローマ 8:20,21。創世 3:15。ペテロ第二 3:9。

西暦前4026年から3026年まで

人間の創造に先立つ幾千年もの期間をかけて,神は,人間家族のためにパラダイスの住まいを整えることにより,深い愛と関心を示されました。しかし,エデンで人間が反逆した時,主権を持つ支配者であるエホバは,法廷を開き,アダムとエバに死刑を宣告し,楽しみの園から両人を放逐しました。エホバは,ご自分の特質である公正に従って行動されました。しかし,人類種族を一掃するような仕方で刑を執行したりはされませんでした。今や罪人になったとはいえ,最初の夫婦は子供をもうけることを許されました。アダムとエバに刑を言い渡した際,エホバは,サタンとその追随者を打ち砕く「胤」つまり子孫を起こすことをも宣言されました。これは,神がアダムの子孫に対して憐れみをもって行動し,この約束の「胤」を通して命と回復の希望を抱けるようにしてくださることを示しています。―創世 3:8-24,新。

カインが弟アベルを殺害した時,エホバは,人類が流血の罪に対する責任を問われることを明確にしました。この公正な神は,忠実なエノクに霊感を与え,エホバが『その聖なる巨万の軍を率いて,すべての者に裁きを執行するため,また,すべての不敬虔な者に……そのすべての不敬虔な行為に関して……有罪を証明するため』に来ることを預言させました。ですからエホバは,ご自分が邪悪な者に対して常に公正に,また義をもって行動することを明確にされましたが,その憐れみのゆえに,ご自分を礼拝する人々に栄光ある希望を差し伸べました。―創世 4:9-11。ユダ 14,15。出エジプト 34:6,7。

西暦前3026年から2026年まで

この千年期の初めのころにノアが生まれました。エホバは,ご自分が人類のため最後にもたらす救出を預言的に描写するためにノアを用いました。どのようにしてですか。エホバは,不敬虔な者に対する裁きを執行するため,大洪水による激動をもたらしました。ノアとその家族だけが,つがいになったあらゆる種類の動物と共に箱船に乗って大洪水を生き残り,やがて清められた地に出てきました。それから2,000年以上も後に,メシアであるイエスは,大洪水の預言的な意味を説明し,次のように述べました。「人の子の臨在はちょうどノアの日のようだからです。洪水まえのそれらの日,ノアが箱船に入る日まで,人びとは食べたり飲んだり,めとったり嫁いだりしていました。そして洪水が来て彼らすべてを流し去るまで注意しませんでしたが,人の子の臨在の時もそのようになるのです」。このようにして,「人の子」イエス自身,エホバ神が地に「大患難」をもたらし,不敬虔な者を除き去るよう意図された「日と時刻」について指し示しました。―創世 6:13-22。マタイ 24:36-39。

大洪水のすぐ後,動物の肉を食べる許可を人間に与えた時に,エホバは命を神聖なものと宣言され,何の血であっても食べることを禁じました。しかし清められたはずの人間社会は,ノアがまだ生きているうちに,早くも堕落し始め,専横な狩人ニムロデが自らを地の最初の王としたことにも見られるように,神の律法に対する不敬の念を示すようになりました。エホバは人類社会が全地に広がることを意図しておられました。ニムロデが不敵にもこの目的に反抗し,自らを独裁者また“神”としてその下に人類の世を一か所に集めようとした時,エホバは行動を起こされました。人類の言語を混乱させることによって,人類を『全地のおもて』に散らされたのです。こうして,ご自分の述べられた目的に干渉しようとして成功する者はいないことを示されました。―創世 9:1-7; 10:9,10; 11:1-9。イザヤ 55:11。

西暦前2026年から1026年まで

エホバは,約束の「胤」であり,人類の救出者でもある方が,ノアの息子セムの家系から出ることを明らかにされました。この家系からは,強い信仰によって義とされた人,アブラハムが生まれました。神はアブラハムと契約を結び,アブラハムの胤によって,地の国々の民はみな,「確かに自らを祝福する」であろうと言われました。自分の息子イサクを犠牲としてまさにささげようとする点までアブラハムに行動を取らせることによって,神は,将来ご自分のみ子を人類のための贖いとして犠牲にすることだけでなく,み子の栄光ある復活の希望をも予表しておられました。神はまた,メシアがどのように人類の救い主として立てられるかを予表するため,アブラハムの曾孫ヨセフをエジプトで用いました。近くのウズの地に住むヨブは,サタンが偽り者であることを証明するために,「自分の忠誠を堅く保ち」ましたが,それはメシアおよび神の他の忠実なしもべたちが,神の目的を擁護するために多大の迫害をも忍ぶことを予表するものでした。―創世 22:3-18,新。ヘブライ 11:17-19。創世 47:21-27。ヨブ 2:3,新。

この千年期の半ばに,エホバはモーセの指導の下にイスラエル人をエジプトから導き出し,イスラエル人にこう告げました。「あなたがたはわたしにとって祭司の王国,聖なる国民となる」。神は詳細にわたる律法と共に,幕屋,そこでの奉仕,そして祭司職などに関する指示をモーセに与えました。このすべては,エホバが将来,メシアの下にすべてのものを結び合わせる,物事の管理のひな型となりました。この千年期の終わり近くになって,神は忠実な王ダビデと契約を結び,『ダビデの胤』であるメシアが永遠にわたって神の王国の王座に就くことを約束しました。この千年期の終わりに,ダビデの息子ソロモンはエルサレムにおけるエホバの壮大な神殿の建築を完成させました。確かに神の目的は,完成に向かって堂々と推し進められていたのです。―出エジプト 19:5,6,新。エフェソス 1:9,10。歴代上 17:11-14。歴代下 5:1。

西暦前1026年から26年まで

ソロモンの建てたエホバの栄光ある神殿の献堂式が,第四番目の千年期の最初の年に行なわれました。この年は,アダムの創造と現在のわたしたちの時代の中間点となります。ソロモンは適切にも,エルサレムの神殿があらゆる国民のための祈りの家となるように祈りました。しかしエホバは,人類を最初の状態に戻らせるご自分の神聖な目的を明らかにするための器として,特にイスラエルを選び,イスラエル人を通して将来の出来事の預言的な型を引き続き作られました。―列王上 8:1-66。マルコ 11:17。

しかし,イスラエルは背教に陥りました。西暦前740年,エホバはアッシリアを『ご自分の怒りの杖』として用い,北のイスラエル王国を罰して流刑にしました。同様に,西暦前607年,神はバビロンを用いて,ユダとエルサレムを荒廃させました。70年後,忠実なユダヤ人の残りの者は,神殿を再建し,エルサレムに真の崇拝を復興するため,バビロンでの捕囚から帰って来ました。―イザヤ 10:5-11。エレミヤ 25:8-14。

神は,エルサレムそのものを建て直せとの命令が出されてから69週年後に,『メシアたる君』が現われることを預言するのに,預言者ダニエルを用いました。その命令は西暦前455年に発せられましたから,神の油そそがれた者であるメシアは,西暦29年に現われることになっていました。神はまた,神の許しによって異邦人が地を支配する期間は西暦前607年に始まり,2,520年間続くことも示しました。ですから,その期間は1914年に終わることになります。―ダニエル 9:24-27; 4:16,23,25,32。

ヘブライ語聖書の正典は,この千年期の間の,西暦前五世紀の終わりまでに完成をみました。しかし,言語上の障壁も,それら神聖な巻き物に収められた肝要な情報が広まるのを妨げるものとはなりませんでした。西暦前三世紀には,ヘブライ語聖書のギリシャ語七十人訳がエジプトで作られるようになりました。これは,他の土地に離散した,ギリシャ語を話すユダヤ人のために作られたものです。―ローマ 3:1,2; 15:4。

西暦前26年から西暦975年まで

西暦一世紀の出来事は,人類にとって非常に大きな意味があります。バプテストのヨハネは,メシアの前に「道を備え」るために西暦29年の春から用いられました。その年の秋,ヨハネがイエスにバプテスマを施した際,エホバは「聖霊と力をもって」イエスに油をそそがれました。こうしてイエスは,人類に永遠の救いをもたらすメシア,エホバの選ばれた王また大祭司になりました。イエスは,三年半の特別な宣教期間中,宣べ伝え,奇跡を行なうことによって,ご自分が約束された王国の支配権を受ける際にどのようにエホバの目的を遂行するかを示しました。その中には,死人をよみがえらせ,地上のパラダイスで完全性に達するまで人類をいやし,また回復させることが含まれています。イエスは,ユダヤ人の祭司やローマの権威者から有罪の宣告を受け,苦しみの杭につけられました。イエスの死と埋葬の後,み子を死人の中から復活させて天の命を得させることにより,エホバはイエスを全く義なる者と宣言されました。その後,大祭司であるイエスは,完全な人間としての犠牲の価値を,天の神にささげました。こうして,その犠牲の恩恵は人類のために適用されるようになりました。―マタイ 3:3,13-17。使徒 10:37-43。テモテ第一 3:16。ヘブライ 9:24-28。

西暦33年のペンテコステの日,エホバは,集まったイエスの弟子たちの上にご自分の霊を注ぎ,それらの弟子たちを,霊的なイスラエル人として,キリストを仲介者とする新しい契約に導き入れました。西暦36年にコルネリオとその家の者が改宗して以来,クリスチャンになった異邦人も,「神のイスラエル」の中に導き入れられてきました。これら「小さな群れ」に属する油そそがれたクリスチャンの前途には,天の王国においてキリストにあずかるという壮大な見込みが置かれています。―使徒 2:1-4; 10:24,44-48。ヘブライ 9:15。ガラテア 6:15,16。

西暦一世紀にクリスチャン会衆は確立されました。幾人かの使徒とイエスの他の弟子たちはクリスチャン・ギリシャ語聖書を書き,同世紀の終わりまでに聖書の正典は完成をみました。エホバ神の壮大な目的は,今やすべて書き記されました。霊感による聖書は,神の預言がいかに多く成就したか,あるいは成就しつつあったかを示していました。聖書は,み子の王国を通して,エホバの約束すべてが成就することに対する確かな希望を差し伸べています。―使徒 9:31。テモテ第二 3:16,17。ペテロ第二 1:19-21。

油そそがれたクリスチャンは,良いたよりを純粋なものとして,「天下の全創造物」に宣べ伝えました。しかし,使徒たちの死後,予告されていた大規模な背教が始まり,クリスチャン会衆は,神の過分のご親切を侮る「おおかみ」つまり「不敬虔な者たち」によって汚されました。西暦325年,背教者たちは異教ローマの支援の下に偽善的なキリスト教世界を築き上げましたが,それは霊的に深い暗やみをもたらしました。エホバの栄光に輝く王国の目的に関する理解や認識が非常に衰退したまま,第五番目の千年期は終わろうとしていました。しかし,神の約束は不動のものでした。神は偽ることがありません。―コロサイ 1:13,23。使徒 20:29,30。ユダ 4。テトス 1:2。

西暦975年から1975年まで

第六番目の千年期の期間中,エホバは,ご自分の本当に油そそがれた者たちが迫害に耐える際に,その人々を試みられました。そして,聖書が人々の日常使う言語に訳され,特に16世紀以降,キリスト教世界の中で広く頒布されるに及んで,暗やみの幕はついに引き上げられるようになりました。1870年代には,聖書の基本的な真理に対する認識が胸を躍らすような仕方で回復されました。エホバは,ご自分の油そそがれた者たちを集め始められたのです。「忠実で思慮深い奴隷」級であるこれらの人々は,人々を霊的に養う重要な計画を遂行する点で,再び顕著な存在となりました。熱心なクリスチャンたちは,1914年が異邦人の時の終わる年になるので,大きな期待を抱いてその年を待ち望むようになりました。確かに,エホバがキリスト・イエスを天の王国で,天的シオンの山にある王座に着け,それと共に,「世の王国」に対する所有権を与えたのは1914年のことでした。天的な栄光を伴うご自分の臨在と「事物の体制の終結」を示すものとして,イエスが預言された「しるし」の特色すべては,それが成就し始め,成就してゆくにつれ,非常に明白になりました。これこそ真のクリスチャンが喜びに満たされ,設立された神の王国を力強く宣明する主な理由です。―啓示 20:4。マタイ 24:3-14,32-34,45-47; 25:31-33。

1919年以降,キリストの頭の権の下にある霊的パラダイスは,地上にいる,神の油そそがれた残りの者のために回復されています。そして,1935年以後,他の謙遜な崇拝者からなる「大群衆」の存在が明らかになり,それらの人々もエホバの王国級の油そそがれた残りの者と共に,全地でエホバへの賛美を歌っています。この「大群衆」を集める業は,40年間行なわれてきました。現在,200万人以上のこうした神のしもべたちは,間近に迫った「大患難」を通過して,清められた地に入ることを待ち望んでいます。そこでは,文字通りのパラダイスが,世界的な規模で,永遠にわたって回復されるのです。全世界207の土地の3万5,000余のクリスチャン会衆において,神の熱心な民は,生き残るために,また地上の文字通りのパラダイスと関連して自分たちの前に置かれている一致した業のためにも備えるよう助けられています。―ヨハネ 10:16。啓示 7:9,10,14,15。イザヤ 35:1-10; 65:17-23と比較。

エホバは人類のために漸進的に行動される

確かにエホバは物事を漸進的に行なわれる神です。神は,ご自分の創造物に祝福と益を与えるために,その壮大な目的のすべての面を成し遂げるという点で遅いわけではありません。不敬虔な人々は,統治する王メシアの約束の「臨在」が,わたしたちの時代に起きたという良いたよりをあざ笑うでしょう。しかし,そのあざけりの言葉は,『主イエスがその強力な使いたちを伴って天から』表わし示される時としてエホバが選ばれたその「日と時刻」に,そうした不敬虔な人々自身の上に降り懸かるでしょう。それは,「神を知らない者と,わたしたちの主イエスについての良いたよりに従わない者」にとって,火のような滅びと「報復」を意味します。この点に関して,わたしたちは次のことを確信できます。「エホバはご自分の約束に関し……遅いのではありません」。行動が起こされる,「エホバの日」を辛抱強く待つ間も,わたしたちは,「大患難」を生き延びる「大群衆」が引き続き急速に増加してゆくのを見て喜ぶことができます。確かにわたしたちは,そうした人々を助けるために精力的に努力できます。―テサロニケ第二 1:7-10。ペテロ第二 3:3,4,9。テモテ第一 4:10。

これまで列挙してきた,人類を元の状態に復させる神の一連の行動を見ると,わたしたちは胸の高鳴りを感じます。エホバの壮大な目的すべてが,神を愛する者の上に成就することを全く確信し,わたしたちは,「大患難」の間も,さらに千年王国の支配の間もずっと,神および神が立てられた王イエス・キリストの導きに従ってゆきます。そうです,エホバ神は人類のためにこれまで行なってこられたと同じく,引き続きその業を「みごとに」成し遂げてゆかれるのです。―イザヤ 12:2-5,口。

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