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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1981
塔81 10/15 3–4ページ

聖書は現代の支配権をめぐる闘争を予告していましたか

武力外交は過去幾千年にもわたって世の常となってきました。1960年代後半および1970年代には,そうした力の外交も影を潜めてしまったかに見えました。当時,国際関係に“新たな気運”と思えるもの(デタントと呼ばれた)が生まれ,東西両陣営間の根本的な紛争は収拾に向かうと信じるようになった人もいました。しかし,最近の出来事は権力闘争が過去のものではないことを示しています。

イランでの人質事件によって,アメリカ人の自尊心ははなはだしく傷付けられ,それがきっかけとなって米国では愛国主義がよみがえりました。次いで,ロナルド・レーガンが米国の新大統領に選出されました。ソ連の急速な軍事力の増強に対応することがレーガンの政綱の主要な綱領の一つになっていました。ソ連の指導者ブレジネフはそれに反発して,米国の大統領選挙の前にさえ強い語調でこう言明しました。「そもそも米国が軍事的に優位に立つことなど決してないのである。このことに疑問の余地は全くない」と言い切りました。

レーガン氏は大統領に選ばれるや勢いよく切り返し,デタントは「一方的」なもので,ソ連は「自らのねらいを実現するために」それを利用しているにすぎないと断言しました。同大統領はソ連の指導者が依然として「世界革命」をもくろんでいるとの見解を表明しており,さらに次のように述べたと伝えられています。「彼らが認める倫理は,自分たちの目標を推し進めるのに役立つものだけである。つまり,目標を実現するためであれば犯罪行為を働き,うそをつき,人を欺くことも許されるというのである」。ソ連当局はレーガン大統領の攻撃を「価値のない策略」と呼んで応酬しました。フランスのル・モンド紙はこうした論戦に触れ,両者の口調には“冷戦”の響きがある,と述べました。

とめどない軍備競争

国際戦略研究所によると,1970年代の後半に,ソ連は国民総生産の11ないし14%を軍事予算につぎ込みました。一方,米国の場合にその比率は5%でした。こうして,ソ連は今では軍備の面で米国に対して優位に立っています。ソ連は大陸間弾道弾(ICBM)の数(弾頭の数では優位に立っていない),潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の数,原子力およびディーゼル潜水艦の数,主要な水上艦艇の数(航空母艦とヘリ空母の数では優位に立っていない),戦闘機や戦車の数で優位に立っています。さらに,1980年12月現在,米軍には205万人の将兵がいたのに対し,ソ連軍には365万8,000人の男女将兵がいました。

レーガン大統領の新政権はこうした状況を打破しようとしています。ワインバーガー国防長官は米軍に対する最初のメッセージの中で,自分に与えられた任務は「アメリカの軍備の近代化」を図ることである,と述べました。ソ連が現在のところ自国の軍隊のために年間約1,650億㌦(約36兆3,000万円)を費やしているとみなされていますが,米国は本年度の軍事予算を1,579億㌦(約34兆7,380億円)に引き上げ,1984年に2,500億㌦(約55兆円)に達するまでその額を毎年定期的に増加させてゆくことにしています。

「米国が軍事的に優位に立つことなど決してない」というブレジネフ書記長の言葉を考えると,ソ連もその軍事支出を増やすことは明白であると思われます。さらに,これら二つの超大国の同盟諸国(北大西洋条約機構[NATO]やワルシャワ条約の構成国など)も,両国の先例に倣うと考えられます。ですから,軍備競争は依然として確かに行なわれており,それも大規模に行なわれているのです。

世界強国の行進

現在の権力闘争の当事者双方は,すでに全人類を何回滅ぼしても余りあるほどの兵器を所有しています。その人類の中には,全能の神エホバに献身した男女も含まれています。ですから,神の言葉である聖書が,現在の情勢について述べていたとしても驚くことはありません。それだけでなく,聖書はその結果をもわたしたちに示しています。

聖書のダニエル書(2章と7章)は,巨大な像の様々な部分および4匹の野獣によって象徴される世界強国の継承を描写しています。それらは,バビロニア,メディア-ペルシャ,ギリシャ,ローマの各世界強国を予表し,その最後のものは英米世界強国へと発展してゆきました。a

ダニエルの預言はその11章の中で,二人の象徴的な「王」の間の世界支配をめぐる闘争を描いています。その王たちとは「北の王」と「南の王」で,世界支配をめぐるこの抗争は「終わりの時」に最高潮を迎えます。(40節)これらの「王」はだれを象徴しているのでしょうか。その対立はどんな結末を見るでしょうか。続く記事の中で,こうした質問に対する答えを検討します。

[脚注]

a これらの預言の詳しい説明については,「ものみの塔」誌,1981年8月15日号,21-27ページ,およびペンシルバニア州のものみの塔聖書冊子協会,1977年版権取得,「来たるべきわたしたちの世界政府 ― 神の王国」という本の92-98ページをご覧ください。

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