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  • あなたは生涯の仕事として何を選びますか
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1986
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1986
塔86 4/15 28–30ページ

あなたは生涯の仕事として何を選びますか

あなたは年が若く,まだ在学中ですか。もしそうであれば恐らく,若さゆえの強み,つまり優れた健康とみなぎる精力や活力に恵まれていることでしょう。あなたの人生は,だれも通ったことのない道のようにあなたの前にあります。あなたは将来その人生をどのように用いるつもりですか。

将来について考えると,いろいろな疑問が脳裏に浮かぶに違いありません。大学に入って医師や弁護士や科学者としての職を得るよう努めるべきだろうか。財をなして人々から認められるよう,企業内で昇進することに魅力を感じているだろうか。演劇かまたは絵の修業をすることによって芸術の分野で名を上げることにしようか。あるいは,エホバ神に献身した若者として,全時間宣教を生涯の仕事とし,『若い成年の日に自分の創造者を覚える』べきだろうか。―伝道の書 12:1。

新聞や雑誌の記事にはよく有名人の生活が刺激的で華やかなもののように描かれていますが,あなたは全時間奉仕者の生活についてどんなことを知っていますか。その生活は面白味がなく,退屈なものでしょうか。それとも,本当に興味深くて感動的なものでしょうか。全時間宣教に長年携わってきた人たちの体験談を少し聞いてみれば,決心する助けになるかもしれません。

全時間宣教を選んだ理由

ベトナム戦争がまだたけなわだったころ,ハリーはハワイ大学に通って歴史の教師になるための勉強をしていました。それと同時に,エホバの証人と聖書の研究もしていました。ハリーは,多くの学友と同じように,当時人気のあった過激な学生運動に関係し,麻薬に手を出すようになり,LSDで格別の陶酔感を味わえるのを知りました。ある日の朝,アパートの自分の部屋で目を覚ましたハリーは,床の上に割れた酒びんやたばこの吸い殻が散乱し,男や女があちこちにごろ寝しているという,全くめちゃくちゃな状態を見ました。ハリーには,捜索令状のことで警官と口論したことや,その後すぐに家主から追い出すと脅されたことについてはぼんやりした記憶しかありませんでした。ハリーが,聖書研究をやめるか生活を清めるかを決定したのはこの時でした。彼は賢明にも後者のほうを選びました。

聖書の知識が増し加わるにつれ,大学教育を受けて教職に就くという目標は彼にとって魅力のないものになりました。ハリーは大学をやめてパートタイムの勤め口を見つけ,バプテスマを受け,すぐに資格を身に着けて開拓者 ― 全時間奉仕者 ― になりました。こうしてハリーは新しい仕事,つまり挑戦になる事柄や健全で興味深い事柄をたくさん経験することになる仕事に就きました。

ハリーは妻と共に特別開拓者として奉仕していましたが,今度は西太平洋の美しい“岩の島”ベラウへ宣教者として任命されました。今でもそこで奉仕しています。ここの島々での宣教者の生活はどのようなものでしょうか。

ボートで証言活動を行なう

ミクロネシアの島々での証言活動はほとんどボートと徒歩で行なわれます。ハリーと妻のラネイは,ボートで初めて離島の一つに行き,そこで証言を行なった時のことを覚えています。ハリーはそのときの思い出を次のように語りました。「私たちは,曲がりくねった長い川の何キロも上流に住んでいました。その川は,頭上に緑の天蓋を織り成すほど密集しているマングローブの茂みとジャングルを縫って蛇行していました。私たちは,自分たちの拠点となっていた家を出発して川を下り,途中で止まっては川岸に住んでいる人々に神の言葉を宣べ伝えました。ある日の夕方,暗くなる少し前に,野外奉仕を終えて夜にならないうちに家に戻ろうと急いで川を上っていました。すると突然,ラネイが叫び声を上げました。私が振り向くと,水しぶきと水の中にすべり込む爬虫類の長い尾が見えました。それは海に住む,世界で最も大きな種類のワニでした。感謝すべきことに,私たちは無事に家に着きました。その時は川で水浴びをする時間だったのですが,あの巨大なワニを見たあとでしたから,バケツにロープを結びつけて,水浴びをする水をボートの中にくみ上げるほうが安全だと考えました」。

村や家の多くは,陸の乗り物でもボートでも近づくことができませんから,友好的で謙遜な人々のところへ行くのに,宣教者たちは,美しいココナツの木が立ち並ぶジャングルの道を何時間もかけて歩きます。ハリーはこう語っています。「私たちは真理に喜んで耳を傾ける人にいつも出会います。こうした人里離れた所に住んでいる人々はたいてい人をよくもてなします。木によじ登って新鮮なココナツをもぎ取り,なたで上の端を切り落として,まさに本来の“箱”に入った飲み物を勧めてくれます。それはたいへんさわやかでおいしく,滋養に富んでいます」。

ベラウの宣教者の宣べ伝える努力はどのように報われてきましたか。今では42人の真のクリスチャンから成る一つの会衆があります。昨年は平均して月に10人が全時間宣教に携わり,1985年のキリストの死の記念式には193人が出席しました。

全時間奉仕に入って17年,今ハリーは,エホバへの奉仕だけに命を用いるという自分の決定についてどう感じているでしょうか。ハリーはこう言っています。「17年前に神の真理を見いだしていなかったとしたら,私の時間と命は世の事柄のために労費されていたことでしょう。また開拓者や宣教者としての年月,つまり独身で過ごした多くの年月と,その後ラネイと共に宣教者として過ごしてきたこの8年間に知った思いの平安や安らかさも,経験することはなかったことでしょう」。

全時間奉仕を勧める

ミルトンはハワイの高校に通っていました。経済的に安定した生活を約束する職業に就くようミルトンを励ます人もいましたが,すでに全時間の開拓奉仕に携わっていた,姉と二人の兄の模範に励まされてミルトンも全時間宣教を考慮するようになりました。それに加えてミルトンは,全時間奉仕の祝福についての話,また,エホバに頼って生活の中でエホバを第一にするならエホバが物質的な必要物を備えてくださる,という話をよく聞きました。ミルトンは,「これは全時間宣教を生涯の仕事にしようという動機づけになりました。それで,高校を卒業する前に,バプテスマを受けて全時間奉仕に入りました」と語っています。

ミルトンが開拓奉仕を始めた時,会衆には開拓者が10人もいませんでした。そのことに関してミルトンはどうしたでしょうか。「若い兄弟たちを誘って野外奉仕で一緒に働きました。その結果,それらの兄弟たちの多くが,後に全時間奉仕に加わりました」と,ミルトンは述べています。

ミルトンの話は続きます。「私の義理の兄は長老であり,開拓者でした。私たちは同じ会衆にいたので,開拓者になるよう他の人たちを一緒になって励ましました。私が十代の人々を励まし,兄が主婦たちを励ますということにしました。数か月後,会衆には全時間奉仕者が25人になりました。巡回訪問のときに巡回監督は,それらの開拓者たちのうちの10人が,特別開拓奉仕を申し込んで近隣の諸会衆に移るのはどうかと言いました。そこで私たちは,送り出された開拓者たちに代わって開拓奉仕に入るよう,さらに10人を助けるという目標について話し合いました。巡回監督の次の訪問までに新たに15人が全時間奉仕を始めていました。それで開拓者は30人になりました。再び巡回監督は開拓者のうちの10人にほかの会衆へ移転するよう求めました。それで私たちはまた補充兵の獲得に乗り出したのですが,巡回監督の次の訪問の前に,さらに20人が開拓奉仕を申し込みました」。

伝染しやすい開拓者精神は若者たちに移りました。高校生になるころには,ほとんど全員が全時間奉仕を目標としていました。ある姉妹は13歳で開拓奉仕をすることにしました。姉妹は,「それはごく自然なことのように思えました」と言いました。姉妹も会衆の若い人たちも何かほかの事を深刻に考えることなどありませんでした。放課後には群れの証言が取り決められており,三つの学校から合計60人の生徒が開拓者たちと共にこの活動を支持していました。夏の月には群れの証言に130人も集まるのを見て大いに励まされました。

より大きな特権につながる開拓奉仕

「1974年に,家から4,000マイル[6,400㌔]離れた任命地,ミクロネシアのベラウ島で宣教者として働くよう招待されました」と,ミルトンは思い出を語ります。慣れるのに時間がかかった一つの挑戦は,熱帯の緑樹を縫って長い距離を歩くこととボートで移動することでした。

むし暑いある日,ほこりっぽい小道を数時間歩いた後のことをミルトンは今でも覚えています。「聖書に関心のある家族の家に着いた時,私たちは疲れ果てていました。そこの母親は息子を川まで遣いにやり,息子は私たちのために川で冷やした大きなスイカを持って戻って来ました。私たちはそれを半分以上食べましたが,そのおいしかったことといったらありません」。

宣教者として任命地で1年を過ごしたあと,ミルトンはベラウで三つの目標が達成されるのを見たいと思いました。すなわち,地元の兄弟が会衆のさまざまな責任を担うようになること,若い人が全時間奉仕に入ること,および会衆が自分の王国会館を建てることです。「三つの目標すべてが達成されるようにという私の祈りは,10年後の今,答えられつつあります」と,ミルトンは述べています。

ミルトンは14年前に生涯の仕事として全時間奉仕を始めたことを正しい選択だったと感じているでしょうか。ミルトンはこう答えています。「私が全時間奉仕を行なってきた年月の間に学んだ一つのことは,もし喜んでする気持ちが私たちにあるなら,エホバはふさわしい時に私たちを用いてくださる,ということです。私たちは決してあきらめることなく,引き続き神への奉仕に喜んで自分をささげなければなりません。全時間奉仕者としてエホバに仕えるという仕事を追い求めるなら後悔することなど決してありません」。

あなたは自分の命をどのように用いますか

若い皆さん,あなたは自分の将来をどのように用いますか。自分自身のためですか,それともエホバのためにのみ用いますか。(ローマ 14:8)若い時の今,全時間奉仕の目標を祈りをこめて考慮してください。人生の残りを「神のご意志に関して」生きることによりイエスに見倣ってください。(ペテロ第一 4:2)そうすれば,世の野望,仕事,交わりの害から保護されることになるでしょう。自分の事情を分析し,全時間奉仕に入るための目標として特定の日を定めてください。それに向かって進んでください。それに到達するようエホバの助けを祈り求めてください。―エフェソス 6:18。

生涯の仕事として開拓奉仕を選ぶなら,自分が期待する以上に多くのすばらしい奉仕の特権へと導かれることでしょう。あなたの生活は,幸福と安全と愛で満ちたものになるでしょう。それは,感動的で興味深く,満足のゆくものです。わけても,それはエホバを喜ばせる生活となるでしょう。―箴言 27:11。

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