大胆に語りなさい
1 彼女はほんの少女に過ぎませんでした。しかしなんと大胆に語ったことでしょう。今年の夏の劇で見たイスラエルの年若い少女に,わたしたちは心を動かされなかったでしょうか。エホバに対する信仰ゆえに,自分の尊大な主人ナアマンに対し勇気を持って語りました。巧みに,親切に,しかも確信をもって,エホバの力と,ご自分に信頼を置く者を救うエホバの能力とを彼に告げました。彼女にとって,エホバは唯一の神であり,また,すべての人がエホバのもとに来るべきことを彼女は知っていました。―列王下 5:1-4。
2 エホバに献身した民として,わたしたちはこの少女と同じように感じますか。わたしたちはエホバについて大胆に語るでしょうか。そのお名前をわたしたちの友人や親族に,またわたしたちの周囲に住んでいる人たちに知らせるでしょうか。今は実に,大胆に語る時,この時代が,事物の体制の終結の日であることを人びとに知らせる時です。
3 12月中は,若い伝道者も年配の伝道者も,おもに「偉大な教え手」と「偽ることのできない事柄」(または「永遠の生命」)を配布用として携えて行って,大胆に語ることが励まされています。これは若い人や年配の人が,他の人びとにすすめるのになんとすばらしい本でしょう。これらの本の数多くのすぐれた特色はご存知でしょう。多くの啓発的なさし絵を示し,わずか300円の寄付でこの文書を求めることの価値を人びとに大胆に説明してください。もちろん,適当なときにはいつでも,この「王国奉仕」(「あなたの奉仕会」参照)に載せられているような,要点をついた聖書の話をして本を紹介します。話し合うための適当な聖句をいくつか用意し,再訪問のための準備をよくして,家庭聖書研究により人が真理を学べるよう大胆に語ってください。もし「見よ!」か「良いたより」の小冊子が最初の訪問で配布されたなら,その小冊子を用いて研究を始めることができるかもしれません。また親が,自分の子どもといっしょに,「偉大な教え手」の本を読むことに関心を持つよう助けてください。
4 雑誌の日や他の機会に大胆に語ることによって,12月中も引き続き多くの雑誌を配布できるでしょう。それぞれの会衆と開拓者が,12月22日号までの手持ちの雑誌を12月末までに全部配布するよう目指すのはよいことです。年末の雑誌活動を,魂をつくして支持するならそれは達成できるかもしれません。そうすれば,1月から,とても魅力的な新しい装いの雑誌を用いて,36回目の「ものみの塔」予約運動に参加することができるでしょう。
5 他の人に良いたよりを宣べ伝えようと努めるさいに,率直であるとともに確信をもってそうする一方,わたしたちは親切と巧みさを示し,気持ちのよい印象を相手に与えることができます。わたしたちは,自分が話している相手の人の心を捕えたいと望んでいます。わたしたちは最もすばらしい音信を伝えているのですから,わたしたちの力の源がエホバであることを認めて,常に確信を持って語るべきです。わたしたちに『みことばをいささかも臆することなく語らせ』てくださるよう,使徒たちと同じくエホバに祈りましょう。―使行 4:29。