確信をいだいて予約を提供しなさい
1 予約をするよう他の人びとに勧めることを,わたしたち各人はどのように考えているでしょうか。予約を勧めるさい,確信をいだいて話すには,人びとが毎月2冊ずつ雑誌を定期的に受け取るのは良いことだとの確信をいだいていなければなりません。しかし,中には,予約の益は,雑誌を用いて区域を定期的に網羅したり,雑誌経路を設けたりすれば,それと同じ程度の善を行なえるのではなかろうかと感じている人がいるかもしれません。しかし,そうした方法で努力する場合,関心を持っている人が果たして雑誌を必ず毎号入手できるでしょうか。いいえ,それはできません。というのは,雑誌経路の場合でさえ,病気だとか,あるいは相手の人が留守をするなどの理由で予定どおりにはいかない場合があるからです。しかし,予約をすれば,人びとは雑誌を毎号受け取ることになります。
2 わたしたちは,これらの雑誌には関心を持つ人びとの理解できる資料が載せられているとの確信をいだいているでしょうか。それとも,記事の大半は単にエホバの民のためのもので,他の人びとには理解しにくいものだと感じているでしょうか。そのような考えをいだいて,雑誌を熱心に提供しようとする熱意を妨げさせるようなことは決してしてはなりません。たとえ,研究記事の中には,他の人びとにとって十分には理解しにくい点があるにしても確かに理解して益にあずかれる事がらはなおたくさんあります。事実,冒頭の記事はたいてい,区域内の人びとの関心をとらえて,それを持続させるよう意図した記事なのです。では,そのような記事を注意深く勉強し,話の中で用いられる要点をよく知って,その記事を用いて家の人と話し合えるようにしてはいかがですか。関心を持った多くの新しい人びとは,「ものみの塔」誌に掲載された忠実な兄弟姉妹の生涯の記録を扱った記事に対して特に感謝のことばを述べています。中には,研究記事を十分には理解できませんが,その全体が討議されるのを聞くために「ものみの塔」研究に出席している人たちもいます。
3 予約代金が600円に上がったので,予約を勧めるのを今なおちゅうちょしている人がいますか。そのような見地から多少でもしり込みすべき理由は実際のところ何もありません。たいていの人は,600円という代金を聞くと,それは印刷と郵送の実費をまかなうにすぎないことを認めます。事実,多くの奉仕者は,1,200円の寄付で「ものみの塔」と「目ざめよ!」の両方の予約を勧めてかなりの成果を得ています。
4 「ものみの塔」誌は創刊以来,その予約を通して非常に多くの善を成し遂げてきました。「忠実で思慮深い奴隷」はこの雑誌を用いて,エホバの民のためだけでなく,真理に飢え渇く幾百万もの他の人びとのためにも霊的な食物を分け与えてきました。エホバの忠実な民は,エホバの見える組織と密接に結び合わされていることが,今日いよいよ大切なことを認めています。また,そうした親密なきずなを形成するのに「ものみの塔」誌が果たしている重要な役割をも理解しています。それとともに,その必要性を認めるよう,関心を持つ人びとをも助けなければなりません。その点で,そうした人びとが予約をして「ものみの塔」誌を各号入手することには計り知れないほどの価値があります。
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たいていの予約は,家から家のわざで得られます