神権的な教育の機会
1 ご自分の民に対するエホバの備えすべてについて言えることですが,わたしたちは神権宣教学校の益を大いに楽しんでいます。より良く言い表わすことを学ぶだけではなく,出席するすべての人は考慮される資料を通して,真理の知識の面で成長する機会を持っています。聖書朗読,生涯の経験談,「学校案内書」の資料,そして「ものみの塔」誌の記事の割当てすべては,最新の真理を豊富に備え,わたしたちの神エホバとその目的をいっそう十分に知ることができるようにしてくれます。
2 この「王国奉仕」の中に折り込みとして含まれている来年3月に始まる新しい予定によると,わたしたちが「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」,および「平和と安全」の新しい本を網羅することが示されています。わたしたちがクリスチャン・ギリシャ語聖書をいっそう十分に理解するための助けとして,1974年1月8日号の「目ざめよ!」誌には,マタイによる書から啓示までの聖書に関する一連の記事が掲載されはじめます。後日神権宣教学校で使用するためその号以後のご自分の「目ざめよ!」誌を手元に取っておいてください。これらの記事は,「聖書全体は神の霊感を受けたものであり,有益です」と題する協会の本から翻訳されたものです。まずわたしたちはモーセの書物を申命記の最後まで終わらせ,それから「目ざめよ!」のそうした記事を背景に対照させながら「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」に関するこの心を躍らす研究を始めます。それと同時に,「平和と安全」に関する話は,神の原則に対するわたしたちの認識を高めさせ,そして日常生活においてそれらの原則をどのように適用できるか,またそれらの原則を適用するよう他の人たちを援助できるかを示すものとなるでしょう。
3 会衆には,宣教学校の名簿に載せてもらうことを考えている新しいかたが何人かいますか。おそらく今がそうするための良い機会となるでしょう。あるいは,しばらく会衆と交わっていてもためらっていた他のかたがたは,今こそ名簿に載せてもらおうと決意するかもしれません。宣教学校の監督に近づき話しかけてはどうですか。
4 兄弟たちは,第2の話である聖書朗読の割当てをどのように扱っていますか。たぶんあるかたは,朗読中に説明となる注解を述べられるようにするための必要な研究をどのように行なうかについて理解するために少しの援助を受けることができるでしょう。このことがよく行なわれてきたところでは,研究生と聴衆の双方が大きな益を受けてきました。各の朗読の割当ての中には,その意味や適用に関して疑問を生じさせるような聖句がたいてい2,3はあるものです。それで研究生が意味をはっきりさせる注解をするとたいへん感謝されます。
5 会衆内のすべての人にとって今は,宣教学校の準備のための予定をもう1度調べる良い機会ではないでしょうか。確かにそうです。もしあなたが学校に出席する前に,資料のすべてを読むことができるなら,そのことから得られる益を楽しんでください。もしあなたの置かれている情況がそうすることを許さないなら,できる範囲の研究から十分の益を受け,そしてすべての話に注意を払い,できるだけ記憶するように意を決してください。もしあなたがそれぞれの話から1つの良い点だけでも学ぶなら,ある期間にわたってどれほど多くのことを学べるかを考えてみてください。確かにエホバは神権宣教学校を通して,ご自分の民のために大規模な教育の機会を備えてくださいました。