質問箱
◆ あなたの会衆は交わっているすべての有能な,資格ある兄弟たちと奉仕の特権を分かち合うことから益を得ていますか。
長老たちには教えるという重い責任が課せられています。それで会衆の書籍研究で教えたり,公開講演や講話をしたりする割当ては長老に与えられます。しかしこれは有能な奉仕のしもべがこのような責任の幾らかを取り扱うことができないという意味ではありません。これらの兄弟たちを用いることは彼らの奉仕に対する必要や彼らの教える能力に依存しています。このような教える業において,長老たちが奉仕のしもべたちの援助を受けることは,しばしばとても実際的です。
例えば,「組織」の本79,80ページには,教える業が含まれるので,もし情況が許すなら一つ以上の書籍研究を司会するなどして,長老が書籍研究を司会することは有益であることを述べています。しかしまた次のようにも述べています。「書籍研究の司会者をさらに必要とする場合には,会衆の長老たちの一団は,長老を用いられるようになるまで,教える能力のあることを示すある奉仕のしもべたちに,司会者の代理として奉仕するよう要請できます」。このような備えは,長老が幾つかの書籍研究の司会であまりに忙しくなってしまい,他の責任や会衆が必要としている事柄に,適切な注意を払えないといった情況が生じないよう長老たちを助けます。
同様に,会衆に最近移って来た有能な兄弟たちから援助を受ける可能性を見逃すことがないようにするのは良いことです。そうすれば,他の所で長老あるいは奉仕のしもべとして任命されていた兄弟が別の会衆に転入してくるような場合,この兄弟をよく知るようになるまでいつでも何か月も待つという必要はないでしょう。むしろ,長老たちは,この兄弟が以前にいた会衆の長老たちに手紙を早く書いて,この兄弟の資格や長老たちが行なう推薦につき知らせを得るようにするのは良いでしょう。もし推薦が好意的なものであり,この兄弟の今交わっている会衆の長老が,この兄弟の資格に満足するなら,推薦を統治体に送ることができます。それまでの間,その土地の長老団は会衆を助けるためにその兄弟をどのように用いるか決めることができます。