わたしたちのあわれみ深い神に見倣う
1 あわれみ深い神を崇拝し,その神に仕えるわたしたちは何と祝福されているのでしょう。(詩 145:8,9)アダムの子孫である人類が存在すること,そして罪深い状態にもかかわらず命を支えるためのエホバの備えから益を得ることをエホバが許されたので,わたしたちは生きているのです。(マタイ 5:45。使徒 17:24,25)エホバ神はまたあわれみ深くもわたしたちを罪と死から解き放つ基礎を備えられたのです。―ヨハネ第一 2:2。
2 エホバは「ひとりも滅ぼされることなく,すべての者が悔い改めに至ることを望まれ」ています。(ペテロ第二 3:9)わたしたちがエホバのあわれみ深いしんぼうに見倣うには,単におきまりの仕事としてでなく,真理を聞く機会をすべての人に与えたいとの熱心な願いを持って,伝道に携わり,わたしたちの区域に住む人々に真の関心を持つことが必要です。それは5月の間,わたしたちが行ないたいと思うことではありませんか。
3 他の人に対するあわれみ深い関心を示す一つの方法は「千年王国」の書籍を野外で積極的に提供することです。「千年王国」の書籍の中でどんな点があなたに特に訴えるものでしたか。わたしたちの興味を引く諸点につき,わたしたちは本当に熱意を持ちたいと思います。それで自分の心を引いた幾つかの点を選んでください。
4 本を提供するに当たって,ある伝道者は単に家の人に本の題を示し,人類が長年待ち望んだ神の王国による平和な支配が近づいているので,この本を読むことにより大きな励ましを得ることができることを告げ,本を配布します。別の人はまずイザヤ書 11章6-9節を読み,それから142ページ,12節に人々の注意を引き,「平和の君」による千年にも及ぶ平和な支配に人々の関心を向け,本を配布しています。あなたご自身いろいろな方法を試してみて,区域に最も合った方法を用いたいと思われるでしょう。
5 あわれみ深い関心を示す別の方法は人々に「ものみの塔」と「目ざめよ!」の二冊の雑誌を配布し続けることです。書籍を受け取らない家の人にごく簡単に最新号の雑誌の中の興味深い点につき触れ,60円の寄付で配布できます。それに加えて土曜日あるいは他の都合の良い日を雑誌の活動に当てるよう努力しましょう。多くの会衆は土曜日,午前と午後に雑誌活動を取り決めており,ほとんどの奉仕者がこの活動を支持するようにしています。また日が延びているのであるかたは晩の時間を雑誌の活動に当てています。晩の奉仕を行なうことにより,昼間家を留守にしている大勢の人々にも「良いたより」を差し伸べてあわれみ深い関心を示すことができます。注意深く計画なさってください。
6 他の人に対するあわれみ深い関心のゆえに,わたしたちは正確で完全な家から家の記録を保ちたいと思うべきです。何らかの関心を示した人々を真実に気遣って,わたしたちは再訪問を行ないます。次のような再訪問の仕方が提案されています。再訪問の際に「ものみの塔」の表紙にある「エホバの王国を告げ知らせる」という部分に家の人の注意を向け次のように話せます。「エホバとはだれかとわたしたちに尋ねる方々がおられますが,あなたはエホバという名前をご存じですか」。(相手の返事を待ち,巧みに話を次の点に進める)「聖書の詩篇 100篇3節でエホバについて何と記されているか,少しご覧ください」。(聖句を読むか,読んでもらい,適切な説明を加える)それから「見よ!」の小冊子8ページの「聖書の神」の部分を開き,エホバについて述べられている所を一緒に討議できるでしょう。もし家の人の興味を高めることに成功すれば,「見よ!」の小冊子の興味深い点を再び討議するための短い訪問を提案し,「聖書は東洋の本」,「エホバの奇跡と創造」などの主題につき話し合い,適当な時に「真理」の本を用いて研究に入ることができるでしょう。
7 エホバの従順なしもべとしてわたしたちが人々に示す深い関心と,その益のために行なう忠実な努力により多くの人々がエホバを知るようになりますように。
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終わりの時にあって神への忠節をつくす
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