記念式に対し準備する
1 なぜ今年,記念式に出席しますか。申すまでもなく一つの理由はみ子を贖いとして備えてくださったエホバに対し感謝を表わすためです。それは喜ばしい,幸福な時です。というのは,それはイエスが死に至るまで忠誠を保つことにより「世を征服」なさったことをわたしたちに思い出させるからです。(ヨハネ 16:33)わたしたちに示された愛に対する認識,これがわたしたち各人を動かしてそこに出席するようにさせ,また他の人々もそこに出席するよう助けさせるのです。記念式は今年4月11日水曜日,日没後,全世界で行なわれます。
2 昨年の記念式に,日本では10万1,941人が出席しましたが,これは同じ月に伝道を報告した人の数を5万8,329人も上回っているのです。これらすべての人々に加え,さらに多くの人々が今年出席するでしょうか。それはわたしたちがこの機会を広く知らせ,人々が出席するよう個人的に援助を与えるかどうかに大きく依存しているのではないでしょうか。多分記念式の前一,二週間の間,記念式に出席するよう関心ある人々や友人を招くことにわたしたちの努力を集中することができるでしょう。個人的に訪問できない人に対しては,連絡を取るため,電話を用いることもできますし,招待状を郵送することもできるでしょう。たぶんわたしたちは立ち寄って,この最も聖なる機会に彼らを伴うように取り決めることさえできるかもしれません。
3 みなさんの会衆は,記念式招待状をすでにたくさん注文しておられることでしょう。それが協会から届くとき,どうぞ十分に生かせるよう用いてください。また研究生を記念式に招待する際に,昨年の3月1日号「ものみの塔」の「キリストの死を記念する ― あとどれほど続くか」の記事の主な点を共に学ぶのは良いことでしょう。そしてこの記念式は際限なく続けられるものではないので,その一回一回の集いの重要性を認識するよう助け,是非この貴重な機会を捕えて出席しエホバへの感謝を表わすよう熱心に招待いたしましょう。
4 王国会館の清潔さや修理にもしかるべき注意を向けますが,話そのものに関心を払うのは最も大切なことです。それで,話し手は資料に特別の注意を払うようにします。そうすれば話は新しい人に対しても分かりやすいものとなるでしょう。話し手は出席しているすべての人の信仰を築き上げるように努力すべきです。記念式の時間が来るなら,わたしたちすべては新しい人々を歓迎し,すべての人がくつろいだ気分になるようにすることができるでしょう。そうすればこれらの人々は再び来たいと感ずるようになるでしょう。記念式の意義を一緒に話し合えばお互いに,そして他の人に対して愛を示す必要を思い起こす助けとなるでしょう。―ヨハネ 13:34,35。テサロニケ第一 3:12,13。
特別公開講演
5 今年,特別公開講演は4月1日に全世界,共通の主題で行なわれます。その主題は「飢えていても幸福 ― なぜですか」と題するものです。本当に時宜にかなったものだと思いませんか。4月1日に巡回大会,巡回訪問などが予定されている会衆では,これらの活動が終わってからできるだけ早い時期に,特別公開講演を計画できます。例年ですとこの特別講演は朗読原稿によるもので,その全文は4月15日号「ものみの塔」に掲載されるものでした。しかし,今年からこの講演は通常の講演のように筋書きによるものとなり,「ものみの塔」には掲載されません。
6 今年,この特別講演に関しもう一つ新しい試みがなされます。それは特別の招待ビラが取り決められ野外で大規模に配布されます。みなさんの会衆でもすでに注文しておられることでしょう。どうぞ,この特別講演ビラを十分に活用して,大勢の新しい方々を招待なさってください。そして,この特別公開講演に出席なさった方々を4月11日の記念式にも暖かく迎えましょう。
7 4月初旬のこれら二つの特別の活動はわたしたちの心をおどらせるものとなるでしょう。そして3月はこれら活動に対し十分そなえる機会となるのです。あなたは3月中,または4月中補助開拓者となってこの業に十分にあずかれますか。また,あなたと研究しておられる方々は,こうした時期に,あなたと共に野外に出て,エホバの愛に答えて,エホバを賛美するようなところまで進歩してきていますか。もしそうならばかわるがわる幾度も証言や提供を練習し,野外で奉仕の友となって,一緒に奉仕するようにいたしましょう。わたしたちみなは,このような新しい奉仕者の誕生を喜ぶのではありませんか。
8 確かに記念式の時期,わたしたちは霊的に忙しい時を迎えます。しかし,イエス・キリストが宣べ伝え,弟子をお作りになったように,わたしたちもその足跡にしっかりと従って歩む時,その喜びは何と大きいのでしょう。イエスが羊のような人々にお示しになったと同じような自己犠牲と愛の精神に引き続き見倣って,強められますように。