あなたの教え方を改善する助け
1 良いたよりを伝えるのを改善するため助けが必要だと感じておられますか。援助はあなたの会衆の中で得られるのです。さらに経験を積んだ伝道者からこの援助を受けることをためらわないでください。一緒に準備して,たとえ何軒かの訪問をただ見守るだけだとしても一緒に働くなら,多くのことを学べるのです。
2 現在までのあなたの野外奉仕での経験は冊子を配布することや雑誌配布にあずかることだけに限られていたかもしれません。あなたが他の人にエホバの救いの備えを告げることにいくらかでも参加するよう取り決めておられるのは称賛すべきことです。あなたはご自分の宣べ伝え教える業をもっと効果的で産出的なものとするため,今もう一歩,大切な段階をふみたいと望まれますか。イエスが弟子たちに与えた使命には『すべての国の人びとを弟子とし,彼らにバプテスマを施す』ことが含まれているということを覚えておきましょう。(マタイ 28:19,20)後ほど,啓示 22章17節で与えられた命令は「だれでも」良いたよりを「聞くものは」,『「来なさい!」そして命の水を価なくして受けなさい』と言いなさいというものでした。弟子を作るためにはわたしたちが教える者であることが求められます。そしてそのためにわたしたちはみなさんが再訪問と聖書研究の業に携わる,という次の段階を踏むようにお勧めします。
どこで助けを得るか
3 あなたの書籍研究の司会者または長老のだれかに語りかけて,あなたが自分の教え方を改善するためこのような助けが必要だということをお話しになってください。おそらく長老は,あなたと同じような奉仕の計画をもっている会衆内のさらに経験を積んだ伝道者の一人が数週間あなたと共に働くように取り決めることができるでしょう。あなたはまず最初に,聖書を用いる簡潔な提供の仕方を学びたいと望まれるでしょう。これは聖書研究を始める目的でいくつかの再訪問を行なうための基礎を据えることになるでしょう。あるいは,あなたと共に働く人には訪問すべき人がすでにあり,彼らを訪問する時喜んで連れて行ってもらえるかもしれません。
4 もちろん野外奉仕に行く前に,話に用いられる,要点を突いていて興味を引く事柄を何か準備するのは望ましいことです。もしあなたがいくらか不安をお持ちなら,これは確信を得るのに助けとなります。あなたがもっと知識や経験を必要としているからといって恐れやためらいの気持ちを持つ理由はありません。確信と信頼をエホバに置いて努力するなら多くの祝福を得ることになるでしょう。間もなくあなたは定期的に聖書研究を司会する特権をお持ちになるでしょう。
5 親のみなさん,あなたのお子さんが弟子を作る者になるという目標に向かって進歩的に努力する上で次の段階は何かということを最近分析してごらんになったことがありますか。もし子供たちが冊子の業や雑誌奉仕に今携わっているなら,年齢や能力からして,子供たちがさらに進歩し,自分の話の中に聖書を用いるよう助けることは可能ですか。あなたの助けによって,宣べ伝える業において見いだした関心を発展させることができますか。聖書研究を始めることは可能ですか。多くの年若いエホバのしもべは,特に同年代の若い人々と研究を効果的に司会することにあずかっています。
6 3月に行なわれる3か月ごとの長老の集まりの際,長老たちは愛ある援助を必要としている人々にどうしたらそれを与えられるかということを考慮してみることが勧められています。またこれは,書籍研究司会者の監督の下で書籍研究において援助を与える取決めを改善するという1976年4月号「王国奉仕」7ページの提案を行なうことで何がなされたかを思い返す良い機会です。援助を与える時,兄弟姉妹の心の中にエホバの奉仕にあずかりたいという願いを築き上げるようにすれば,彼らはそれから喜びを得,定期的に参加したいと望むでしょう。