得られる聖書研究手引きを賢明に活用する
1 百年以上にわたってエホバの地上の組織は幾百万もの人々が真理の正確な知識を得るのを助けるため出版物を用いてきました。これら多くの出版物の中には,厚手の書籍とポケット版の書籍があります。
2 「真理」の本が一般に配布されるようになったのは1968年のことでした。その時王国の良いたよりを他の人々と分かち合っていたエホバのしもべは百万人以上いました。これら大勢の人々は,その当時までに入手できた384ページの書籍により霊的に大いに助けられました。その時以降もわたしたちは年ごとの大会で厚手の書籍をさらに受け,その資料はわたしたちに霊的な益をもたらし,築き上げるものとなってきました。
それらを野外で用いる
3 最近真理に入ってきた方々はこれらの出版物を学ぶ機会を持たなかったかもしれません。それらの方々は得られる出版物を入手して読み,学べば益を受けられます。8月中これら厚手の書籍を,一冊または二冊組み合わせて野外で配布する時,際立たせたい点を一,二用意しておくことは大切です。
4 例えば詩篇 37篇8-11節に基づく会話するための話題を用いるとしましょう。もし「千年王国」の書籍を配布するなら,143ページ15節に言及して,神はご自分の王国により暴力や犯罪を一掃する目的を持っておられ,千年に及ぶ統治によりそれを成し遂げられることを示せるでしょう。「秘義」の本を用いるなら405ページ41節のふさわしい部分を読み,暴力や犯罪の時代に取って代わる,神の約束に基づく平和な時代を示すことができるでしょう。「偽ることができない」の書籍なら302と316ページにはうってつけの資料が出ています。
5 厚手の書籍を組み合わせたり,厚手の本にポケット版の本を添えて提供する場合,それぞれの本の特徴といったものについて簡潔にふれるのは良いことです。例えば,「偽ることができない」と「秘義」の本を提供するなら「この本は聖書全体の流れや主な教理に注目し,こちらの本は現代の出来事に関しなされていた預言にわたしたちの注意を引くものです。両方とも楽しくお読みになるでしょう」と述べることもできます。いずれの場合にも小冊子を添えるので,それを用いて効果的な再訪問を行なうことができます。伝えなければならない大切な音信を載せたこれらの書籍の配布に積極的であり,み名の賛美にあずかりましょう。