良いたよりを伝える ―「王国ニュース」第25号を用いて
1 11月のひと月間,わたしたち全員は「王国ニュース」第25号を配布する業に参加します。それは何とすばらしいことでしょう! この冊子と共にわたしたちは「人生」の本または雑誌も用います。「王国ニュース」第25号の主題となっている事柄は多くの人々の関心を捕えるに違いありません。人々は毎日の生活上の気苦労や世の山積する問題に直面して,「どうしてわたしたちはここにいるのでしょうか」と疑問に思うことが少なくありません。
2 今回もこの冊子を用いて会話を始めるようみなさんにお勧めしたいと思います。この「王国ニュース」に引用されている聖句は,わたしたちが普段の証言で他の人々に分かち合っているものです。それで,みなさんは聖書の音信に関心を起こさせるのに自分が用いやすい聖句を選びたいと思われるかもしれません。会話を始めるのに何が助けになったか知るため,他の伝道者たちと話し合うのは有益かもしれません。特に,もしあなたが聖書を用いる証言にもっと巧みになる必要を認めておられるなら,別の兄弟か姉妹と一緒に冊子の業に参加するはっきりした取決めを設けたいと思われるでしょう。また,経験を積んだ奉仕者と一緒に働くことができなくてもどうぞ心配しないでただ冊子を差し出し,「人生」の本を提供なさってください。あなたの事情がもし許すなら,補助開拓をしてみてはいかがですか。野外で多くの時間を費やすなら,会話を始めるのがずっと容易になるのを知ってびっくりなさることでしょう。
3 「良いたより」の宣明に経験を積んでいてもいなくても,他の人々に伝える事柄を明確に考えておくことが必要です。わたしたちが話し合おうとする主題は,冊子の中に収められている,「どうしてわたしたちはここにいるのでしょうか」というものです。どうすればその主題に入ってゆけますか。次のように言えるかもしれません。「わたしは,多くの人々を当惑させてきた質問の答えをお分かちしようと思いお寄りしました。どうしてわたしたちはこの地球上にいるのだろうか,とお考えになったことはありませんか」。
4 多分相手の人は,そうした事は全然考えたことがないと言うでしょう。そのように言って,ただ関心がないことをあなたに告げているのかもしれません。その場合,多くの人々が自分の存在している理由に関心を持っているわけ,および多くの人が道理に合った満足すべき答えが得られることを知って喜んだことを簡潔に述べるのが有益であることに気付くかもしれません。そしてその時点で冊子に注意を向けることができます。
5 反対に,家の人は関心を持っているかもしれません。それであなたは,「では,どうしてわたしたちはここにいるのでしょうか」の部分の聖句を用い,それを冊子または聖書から読みたいと思われるかもしれません。相手の人に時間の余裕があることがわかったなら,「人生」の本を紹介してください。3章の「前途にある楽園の住みか」を開き,最初の3つの節を読むこともできます。次いでその資料に出ている幾つかの質問を考慮することができます。それから「人生」の本を提供し,その章を続けて考慮する明確な取決めを設けます。3章の中の副見出しに注意を向けることにより,その資料を読んでみたいという関心を家の人に持たせるよう努めてください。
6 もちろん,訪問するほとんどの人と研究を取り決めることは期待できません。事実,話し合うことさえ望まない家の人もいることでしょう。それでも,わたしたちはできるだけ多くの人に「王国ニュース」第25号を努めて手渡し,それを読むよう励ますべきです。