今年の夏に開かれる「生ける希望」地域大会に出席する計画を立てておられますか
わたしたちは皆,昨年夏に開かれた「勝利の信仰」国際大会を今もありありと記憶しています。1979年夏の「生ける希望」地域大会に出席する用意はもうできましたか。あるいはあなたは,まだ地域大会に出席なさったことがなく,それがどのようにわたしたちの霊的必要を満たす大切なものであるかについて,まだ十分にご存じでないかもしれません。
偉大な創造者であるエホバは,愛に満ちた主権者でもあられ,他のだれよりもわたしたちの必要をご存じであり,何がわたしたちの幸福に資するものとなるかをご存じです。それで人間を希望や願望を抱く者としてお造りになっただけでなく,それらを満たすための取決めを常に設けてこられました。(詩 145:16-18)地球は衣食住というわたしたちの身体的な必要を満たすものを豊富に有していますし,感情的な必要を満たすものも周囲の自然や人間関係の中に数多く見いだすことができます。それとまったく同様に,エホバ神はわたしたちの知的,霊的必要を満たす備えもしてくださり,最初の人間の時からずっとご自分の意志を伝えてこられました。
古代の人々にご自分をよりよく知らせ,霊的な祝福を楽しませるためエホバ神が愛情深く備えられたものに数々の祭りがあります。これらの祭りには,エホバ神がご自分の民の幸福のために霊的にも他の多くの面でも愛ある関心を示しておられることを証ししました。今日のクリスチャンはそれらの祭りを行なう律法の下にいませんが,幸福な霊的祭りを現代もずっと楽しんでいます。これまでの地域大会や国際大会という特別に計画された長期間にわたる霊的祭りに出席したことのある方なら,それらがわたしたちの霊的必要を満たすための思いやり深い備えであることに同意なさるでしょう。そして,それらが行なわれ続ける限り必ず出席して益にあずかり,感謝を表わしたいと思うに違いありません。
昨年の国際大会に出席するために多くの方々がすばらしい努力を払いました。ご主人のいない沖繩の主婦の一姉妹は4人の子供たちと共に出席するため,費用の計画を家族皆で一年前から実施しました。自分の仕事に加えて,高校生,中学生そして9歳の男の子は新聞配達をし,下の女の子はバスに乗る費用を節約するなどしました。家族そろって出席できたばかりか,大会を一層楽しむために双眼鏡やカメラも求めることができ,長男は東京と大阪二つの大会に出席して喜びを増し加えることができました。茨城県の一姉妹はご主人の反対のため自分で費用を貯える必要がありましたが,午前2時に起床し,3時から7時までの弁当作りのパートタイムの仕事をしました。この方は毎年の大会に出席するため,当分この仕事を続けると話しておられました。エホバの備えに対する何とすぐれた認識の表われでしょう。
今年の地域大会は昨年の国際大会に比べてずっと多くの場所で開催されますので,昨年に比べて出席しやすい距離となっています。しかし,必要な費用を貯えることなど準備すべきことは早目にしておきましょう。多くの兄弟たちにとって休みを確保することが一つの挑戦となるかもしれません。自分自身が早く決定し,それを早目に伝えることは雇用者に対する親切であり,エホバへの信頼を示すことでもあります。大会のすべてに出席するため,会社が定める夏の休暇を得るべく8時間も受付時刻まで待ったご主人の研究生も昨年おられました。この経験は,すべての研究生に出席を熱心に励ますことの価値をも思い起こさせます。研究生に大会から得られる益を説明し,出席のための計画や準備を具体的に援助しましょう。
あなたは大会出席に関して何かの障害を抱えておられますか。どうぞエホバに信頼し,出席して霊の食物を得ることをまず決意し前進いたしましょう。『なんじの荷をエホバにゆだねよ。さらばなんじをささえたまわん』とエホバは助けをさしのべることを保証しておられます。―詩 55:22。
1979年5月1日号「ものみの塔」誌を受け取ったみなさんは,沖繩も含めて10の都市で大会が計画されていることをお読みになったでしょう。その後,会場を借りる見込みに変化が生じ,大会の数は沖繩も含めて11となりました。みなさんが出席の計画を立てる助けとして,それぞれの大会都市と大会の日付およびそれぞれに出席するよう勧められている巡回区の一覧表を記しておきます。どうぞご覧になってください。
ある大会の日付はまだ定まっていないことに気付かれることでしょう。どうぞ,将来の「わたしたちの王国奉仕」に確定した日付が発表される時,ご家族や研究生に知らせていただきたいと思います。
1979年日本の地域大会
北海道札幌市
8月16日-19日
札幌市南区真駒内17-89
真駒内屋内競技場
第1,20,35,47巡回区
青森県弘前市
8月2日-5日
弘前市五十石町7番地
弘前市民体育館
第2,21,36,48,58巡回区
埼玉県所沢市
8月9日-12日(予定)
所沢市荒幡1215
西武園競輪場
第4,7,22,27,34,46,51,52巡回区
神奈川県横浜市A
7月26日-29日(予定)
横浜市鶴見区鶴見町1-1-1
花月園競輪場
第3,5,19,37,49,53巡回区
神奈川県横浜市B
7月30日-8月2日(予定)
横浜市鶴見区鶴見町1-1-1
花月園競輪場
第6,17,18,28,42,54,59巡回区
愛知県名古屋市
7月26日-29日
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番
名古屋市国際展示場
第8,9,24,29,41,56巡回区
京都府京都市
8月20日-24日(会場の都合で五日間の大会です。)
京都市北区大将軍鷹司町
京都府立体育館
第10,23,39,43,55巡回区
大阪府吹田市
8月2日-5日
吹田市山田小川23-17
万博会場跡お祭り広場
第11,12,25,30,38,50巡回区
広島県福山市
7月19日-22日
福山市草戸町2276
福山市体育館
第13,14,40,44,60,61巡回区
福岡県北九州市
7月19日-22日
北九州市八幡区八王寺町4-1
北九州市立総合体育館
第15,16,26,31,32,33,45,57,62巡回区
以上は日本支部の監督下で開催される10の地域大会です。沖繩支部の監督下では,次の大会が開催されます。
沖縄県那覇市
8月23日-26日
那覇市与儀公園内
那覇市民会館大ホール
座席に過不足が生じるといったことのないために出席するよう指定された大会にできる限り出席していただければ幸いです。
宿舎: 大会組織を通して,部屋を提供する個人の家や旅館に宿舎を取り決めるための「宿舎請求書」が「神権学校筆記の復習用紙」と共に各会衆に送られています。この「宿舎請求書」には,各大会の宿舎本部の住所やその他の宿舎を求める上で必要となる知らせが合わせて載せられています。「宿舎請求書」に注意深く記入した上,それをどうぞ会衆の大会調整者にお渡しください。(この「王国奉仕」と前後して送られた長老団への手紙によって,間もなく大会調整者が選ばれ,会衆に発表されるでしょう。)大会調整者は受け取った「宿舎請求書」の記入を確認し,それに署名した後,みなさんが記入した大会の日付の8週間前から,(協会にではなく)大会開催都市の宿舎本部の住所に直接送り始めます。これだけの時間があれば大会前に宿舎の割当てを受け取るのに十分でしょう。宿舎の割当てを受け取った後,もし計画を変更する必要が生じてそれを受け入れることができなくなったなら,どうぞ次の二か所に直接そのことをお伝えになってください。(1)宿舎を提供してくださる家の人または旅館。(2)大会の宿舎本部(これは部屋の割当てをし直すためです。)このほか自発奉仕,給食,大会チケットなどの取決めに関しても,昨年の国際大会の時と同じような方法で運営されます。どうぞ1978年5月号「わたしたちの王国奉仕」の折り込みを参照なさってください。
長老団へ: この折り込みを受け取ったなら,会衆がどの都市の大会に出席することになるかを確認なさってください。その後,最初の奉仕会および「ものみの塔」研究で,協会から勧められている大会の都市と日付および宿舎に関する指示を折り込みから読んでいただきたいと思います。伝道者や関心を持つ人たちに役立つと思われる事を何でも強調してください。また,みなさんの巡回区が出席するよう勧められている大会を赤鉛筆で囲むなどしてこの折り込みを掲示板に張り出していただければ,会衆にとって有益でしょう。
わたしたちは今年の夏に開かれる,この信仰を強める「生ける希望」地域大会で,みなさんやみなさんのご家族,また関心を持つ方々とお会いできるのを楽しみにお待ちしています。それはみなさんすべてに豊かな霊的祝福をもたらすものとなるに違いありません。取り決められている優れたプログラムを十二分に楽しむため,四日間全部出席するよう今から計画なさってください。