定期的に奉仕するよう互いに助け合う
1 野外の活動に定期的にあずかることは霊的な強さのしるしです。しかし,人が病気になると,計画はざ折し,物事はなされなくなり,助けが必要になります。
2 エホバは,すべての活動において定期的であるという見事な模範です。エホバはわたしたちの霊的,身体的必要物を定期的に備えておられます。(啓示 22:2。マタイ 6:11)わたしたちの存在そのものが神の創造に見られる定期性に依存しており,しかも,わたしたちが値しない者であるのにエホバはわたしたちをお忘れになることはなく,わたしたちに絶えず愛を示しておられます。―ヤコブ 1:17。
3 エホバからのそのような定期的な奉仕の益をわたしたちは確かに感謝するのではありませんか。そのような感謝に動かされる時,わたしたちは同じような仕方で答え応じ,忙しい生活の中でエホバに定期的に仕えるための余地を設け,良いたよりを宣べ伝えることも,それを報告することもなくひと月が過ぎてしまうことのないよう努めることでしょう。
4 また,奉仕において定期的になるよう互いに助け合う必要もあります。というのは,1979奉仕年度中,日本においておよそ4,000人,つまり平均して一つの会衆で4人が,野外奉仕において不定期か不活発になったことが報告されているからです。もしみなさんの会衆にもそのような人がいるなら,それがだれであるかご存じですか。もっと大切なこととして,彼らを助けるために何ができるでしょうか。第一に,長老たちは率先して彼らを訪問することができます。たぶん,奉仕のしもべのだれかを伴って行くことができるでしょう。そうすれば,その人があとを効果的に受け,愛ある援助を続けられます。しかし,わたしたち個人も「信仰において結ばれている」そのような人たちに対して責任があります。(ガラテア 6:10)ですから,長老たちに確認した上で,そうした人のだれかを進んで訪問するようみなさんにお勧めしたいと思います。
5 個人的な関心を示し,わたしたちの再訪問や家庭聖書研究に一緒について行くなど,野外奉仕に一緒に行くことを申し出るだけで十分な場合が少なくありません。このこと自体,彼らがかつて抱いていた野外奉仕への喜びや愛を再び燃え立たせるのに役立つかもしれません。ある人の場合は,霊的な物事への認識を強めることが助けになるかもしれません。これは,出版物の中の特に心を打つ記事や,巡回大会,地域大会で学んだ聖書の興味深い点,王国会館や他の場所で聞いた励みとなる経験などを共に分かち合うことによって行なえます。こうすれば定期的に集会に出席するよう励まされ,ひいては野外奉仕に参加するよう助けられることになります。
6 わたしたち自身も,定期的に奉仕するよう努力し,『主の業においてなすべき事を常にいっぱいに持つ』時,信仰は「堅く」され,『動かされることはない』でしょう。そうなれば,不定期や不活発になった人たちを援助することができます。わたしたちの「労が主にあってむだでない」ことをわたしたちは確信できます。―コリント第一 15:58。