「……これを行ないつづけなさい」
1 イエスは,すべてのクリスチャンがご自分の死を記念するようお命じになりました。(ルカ 22:19)この年に一度の儀式は,イエスが全人類のために払ってくださった大きな犠牲を思い起こす助けになります。今年,全地のエホバの民は,4月4日,木曜日の日没後にキリストの死の記念式を行ないます。再び彼らは,み子という神の寛大な賜物に対する感謝の気持ちを表わし示すのです。あなたはすでに出席する計画を立てておられますか。
用意をする
2 事前の準備は大切です。それには何が含まれるでしょうか。個人も家族も遅れることなく到着するよう計画すべきです。あなたの家族に未信者の方がおられるなら,この最も大切な催しに対する関心を高めることができるに違いありません。あなたはすでに,新しく関心を示した人たちを招待するために個人的な計画を立てましたか。出席するよう他の人々を援助している場合,集会が始まる前に到着できるような時間に家を出る計画を立てましたか。遅れることなく到着することの大切さを新しい人たちに思い起こさせる必要があるかもしれません。
3 わたしたちの1985年のカレンダーには,記念式の準備として,3月30日から聖書の朗読部分が略述されています。あなたは,その資料を個人として読む計画を立てましたか。恐らくこれを家族で行なうことができるでしょう。聖書研究生に朗読部分を知らせて,記念式を期待しながらその聖句を毎日読むよう励ますことができます。
4 長老たちは,秩序正しく記念式を行なうために必要なさまざまの細かい事柄を顧みるべきです。案内者たちを割り当て,余分の座席を取り決め,表象物を回す人たちを選び,表象物や器物を備える必要があります。通常よりも多い出席が予想されますから,特に二つかそれ以上の会衆が同じ王国会館を用いるようになるかもしれないところでは,入場や退場のための秩序だった計画をたてるよう注意を払うべきです。また,ふさわしい換気の必要にも目ざとくあってください。
他のなすべき事柄
5 イエスは,わたしたちが引き続き従うべき種々の活動に関する他の幾つかの命令を与えられました。それらのうち最も大切なものの一つは,王国の良いたよりを宣べ伝えることです。(マルコ 13:10)この命を救う業は緊急感をもってなされる必要があります。わたしたちの時間は,例外的な活動,増し加えられた信仰と熱意を必要とする,強さを増した奉仕のためのものです。間もなくこの古い体制におけるわたしたちの最後の日が来ることを忘れないでください。今の命は短く,過ぎ行きつつあります。明日生きていることを保証できる人はだれもいません。わたしたちには,神への忠実と忠誠を実証するためにごく限られた時間しかありません。(詩編 39:5; ルカ 12:18-21を参照。)それで,次のように自問するのはふさわしいことです。わたしは,今日自分の行なったことに満足しているだろうか。エホバとイエス・キリストが永遠の命への道を開くためにしてくださった事柄に感謝していることを示すため,この記念式の季節の計画を十分に立てただろうか。この記念式の季節に野外奉仕への参加を増し加えることができるだろうか。イエスがわたしに命令されたすべてのことを行なうため,4月に補助開拓奉仕をすることを祈りのうちに考慮しただろうか。
6 4月14日,日曜日になされる特別講演のために最も時宜にかなった主題が選ばれました。「暴力的な世界における良いたより」というものです。この特別な機会にも再び出席するよう,記念式に共に出席する人々を必ず招待してください。彼らは,エホバの民との交わりを増やし,エホバとイエス・キリストへの感謝の点で成長する必要があります。この講演の時にも早目に着いて,出席するすべての新しい人たちに温かくあいさつするのは良いことです。
7 わたしたちは,自分がこの現存する体制の「終わりの日」の最終部分に来ていることを知れば,例外的な奉仕を成し遂げるよう動かされるはずです。(テモテ第二 3:1)この記念式の季節にエホバへの奉仕においてできるすべてのことを行なうことにより,エホバがわたしたちのためにしてくださったすべての事柄への感謝を示しましょう。そのような奉仕がわたしたちの天の父に見過ごされるようなことはないでしょう。―ヘブライ 6:10。