特別な行事のために準備する
1 「わたしの記念としてこれを行ないつづけなさい」。（ルカ 22:19）この言葉はエホバの証人にとって特別な意味があります。その言葉はイエスが主の晩さんを制定された際にご自分の弟子たちに対して語られたものです。この行事は毎年ニサン14日に正しく祝われます。1987年には，キリストの死の記念式は4月12日，日曜日に行なわれます。あなたは出席するために計画を立てていますか。
すべての人にとって必要な準備
2 この非常に神聖な日から十分な益を得るためには，準備が必要です。どのような計画を立てるべきでしょうか。まず，精神的な面で自分自身を整えなければなりません。この点で優れた助けは，エホバの証人の1987年のカレンダーに記されている，4月7日から12日にかけての特別な聖書朗読です。すべての人が朗読の予定にしっかりと従い，時間を取って，これらの聖句のくだりを黙想するよう勧められています。そうするなら，この特別な行事のためにわたしたちの思いと心を備えるよう助けられるでしょう。
3 集まりが予定されている時間より十分前に王国会館に到着するよう計画してください。そうすれば，新しい人たちを歓迎することができるでしょう。昨年日本では，1986奉仕年度に毎月平均して野外宣教に携わった人よりも15万人以上も多くの人々が記念式に出席したことが報告されています。今年は，記念式が日曜日に行なわれるので，さらに大勢の人々が出席するかもしれません。新しい人たちや，集会に定期的に出席してはいない他の人たちにあいさつするため，その集まりに早目に出かけるよう計画すれば，その人たちの一層の進歩を促進するのにまさに必要とされていることにこたえられるかもしれません。
4 その日曜日は，野外奉仕活動の特別な日として計画すべきです。ぜひ，宣教に時間を用いる計画を今立ててごらんになりませんか。多くの人々が4月に補助開拓奉仕を行なうことでしょう。それにより，この特別な日に一層大きな証言がなされることでしょう。以前の聖書研究生，予約者，そして思い起こさせられれば出席するかもしれない他の人たちに再訪問をしてください。聖書研究生や他の関心を持つ人々が交通手段を必要としていたり，だれかが送り迎えをする必要があったりするなら，援助するためにできることを行なってください。早く到着するよう計画してください。
長老たちが計画すべき事柄
5 長老団は事前の準備として多くの細かい事柄に注意を払いたいでしょう。どのような事が含まれるでしょうか。右の囲み記事にある一覧表に注意を払ってください。
6 記念式の日には会衆の他のいかなる集会も行なうべきではありません。長老たちは，通常の公開集会を中止し，会衆の書籍研究か記念式の前の土曜日にその日曜日の「ものみの塔」の資料を研究するよう取り決めるべきです。その週の通常の会衆の書籍研究の資料は，記念式の前の週と翌週に分けて研究することができます。長老たちは，4月12日の日没の時刻に関する情報について，地元で調べるべきです。
7 記念式はわたしたちすべてにとって特別な行事です。贖いの犠牲として死ぬようみ子を遣わし，エホバとの関係において義なる立場に入る機会をわたしたちに与えることによりエホバが示してくださった愛を思い巡らす時です。（ヨハネ 3:16）わたしたちは，記念式の前であれ後であれ，この神聖な行事の価値を減じるいかなる活動をも許したいとは思わないでしょう。
[3ページの囲み記事]
準備すべき事柄
（塔85 2/15 19ページ参照）
1. だれが表象物を準備しますか。
2. 清潔なテーブルクロス，および必要な数のグラスや皿をだれが持って来るかに関する取り決めができていますか。
3. 会館を清掃するため，どのような取り決めがなされましたか。
4. それぞれの務めについて復習するため，だれが記念式の前に案内係や表象物を回す人たちと会合しますか。いつそうしますか。表象物が聴衆，話し手，それを回す人たちに，能率よく必ず回るようにするため，どんな手順を用いますか。
5. 記念式の日の野外奉仕のための集会の時間と場所に関して，どのような発表をしますか。
6. 年配の，また病弱な兄弟姉妹たちを援助する取り決めは整っていますか。