アパートでの証言という挑戦に応じる
日本には,ほとんどあるいはすべてが大小のさまざまなアパートで占められている区域を持つ多くの会衆があります。容易に入ることのできるような住宅計画によるものから全く豪華なアパートに至るまで多種多様なアパートを含む区域があるかもしれません。それゆえ,この折り込みの中で述べられている点は,その地方の事情に応じて適用すべきです。わたしたちは,ここに提供されている情報がすべての方々にとって役立つものとなることを確信しています。
1 挑戦はすでになされています。命令はすでに出されています。あなたは,「徹底的に証しする」ことができますか。(使徒 20:21,24)あなたがそうすることは絶対に必要です。なぜでしょうか。なぜなら,王国を宣べ伝えて弟子を作るために残されている時は少なくなっているからです。(マタイ 24:14; 28:19,20。コリント第一 7:29)この挑戦には,増加する可能性のある一種の区域,アパート,マンション,コーポなどの共同住宅が含まれます。
2 土地代が絶えず上昇するのに伴い,ますます多くのアパートが建設されており,大都市部の区域は一世帯住宅から複世帯単位の住宅へと急速に変わりつつあります。日本では,入手できる住居の約四分の一は共同のもので,全人口の25%以上はそのような住まいに住んでいます。そしてここにわたしたちにとって挑戦があります: このような建物に住む3,000万人以上の人々にどのように「徹底的に証しする」ことができるでしょうか。
積極的な態度が必要
3 もしわたしたちがアパートでの証言をしりごみするとしたら,多くの建物は全く奉仕されないかもしれません。そうでないとしても,網らは徹底的あるいは効果的なものにならないかもしれません。明らかにこの種の証言はいつでも容易なものとは言えませんが,克服しなければならない主な障害は心理的なものであることが少なくありません。
4 普通アパートに住んでいる人たちはさまざまな面でわたしたちと同じような,ただの普通の仕事をしている人々であることを思いに留めてください。多くの場合にその人々は,自分の家を買う余裕のない,そしてそのゆえにアパートに住むことを選んだ結婚したばかりの若い夫婦です。事情がどのようなものであっても,アパートに住んでいる人たちは他の人々が持つのと同じ霊的また感情的な必要を有しています。最初のためらいを克服して,アパートで奉仕することに経験を積んだ伝道者たちは,そこが産出的な区域であることに気づきました。事実多くの有能な奉仕者たちは,積極的な結果が得られるゆえに,アパートの多い区域での奉仕を真に楽しんでいます。
なぜ挑戦か
5 アパートに住む人々に証言することは,なぜ一層の挑戦になるのでしょうか。7年間の経験を持つ一人の管理人の言葉に耳を傾けてください。「犯罪や暴力の増加のため,ここに住んでいる人たちにとって今の大きな関心事は安全というものです」。
6 特に,新しいビルは,かぎを掛けるだけではなく,守衛を置いたり,監視するための防犯テレビを備えたりしています。このことは,居住者が自分の住んでいる部分を所有している分譲マンションに言えることです。そのような所に住んでいる人たちの中には,その建物の中にわたしたちが入っていることにより,建物の安全という点で問題が生じると感じる人がいるかもしれません。
7 わたしたち自身がアパートでの証言に関して持つかもしれない,いかなるためらいをも克服する助けとして,わたしたちは,自分の動機となっているものが高潔であることを覚えていなければなりません。わたしたちは人々を害したいと思っているのではなく,むしろ助けたいと思っているのです。わたしたちの訪問は,神と隣人に対する純粋で原則に基づいた愛に動かされたものです。わたしたちは,アパートに住んでいる人々がそのことを認め,エホバの証人を恐れる必要が何もないことを悟るように助けたいと思います。―コリント第二 2:17。エフェソス 6:15。
立ち去るように求められるなら
8 しかし,もし管理人や警備職員に建物から立ち去るように求められるならどうでしょうか。普通すぐに応じるのが最善です。できるだけわたしたちは,法的な行動とか警察に知らせるといった恐れにつながる衝突を避けたいと思います。もし機会が許すなら,わたしたちは巧みにまた親切な仕方で質問者に対して自分がそこにいる理由を説明することができます。「住んでいる人の気分をも害さないようにしたいと思っている管理人の気持ちに同意し,良い安全を維持するという管理人の持っている問題に同情していることを示してください」とアパートでの証言において多くの経験を持つ一人の開拓者は提案しています。そのようにして,建物にとどまる許可が与えられるかもしれません。しかし与えられないなら,丁重にそこを去ってください。―コロサイ 4:6。
9 管理人や守衛あるいは警備員を敵のように見てはならないことを忘れないでください。彼らはそうする務めがあり,そして多くの場合に彼らはエホバの証人に対して偏見を持っていません。62世帯から成るアパートの管理人は,「守衛は,だれも中に入れないようにと家主から指示を与えられています」と説明しています。「居住者の一人から招待されない限り見知らぬ人を中に入れない,という方針のアパートがあります」。
10 居住者をだれが訪ねてもよく,だれは訪ねてはならないということを家主が決める,という合意による規定をその賃貸借契約書の中で定めているアパートの家主たちもいるという事実に直面しなければなりません。居住者たちが家主にそのような大切な決定を喜んでさせているとすれば,彼らは自分を“共同責任”のもとに置いているのであり,わたしたちはその人々に対する訪問を強要しません。しかしながら,それはわたしたちがそのような場合に徹底的な証しをしようとすることをやめるという意味ではありません。わたしたちはどのようにこの挑戦に応じることができるでしょうか。
自分の区域を知る
11 証言をする区域にはあらゆるタイプのものがありますから,それぞれの建物の事情に通じるのは有益な助けとなります。各団地を独特な区域として扱ってください。
12 あなたは,そのアパートにどのようなタイプの人々が住んでいるかご存じですか。そこは年配者のための所でしょうか。独身者のためのものでしょうか,それとも夫婦のためのものでしょうか。家族のためのものでしょうか。そこには特定の人種的背景を持つ人々から成る集団が住んでいるでしょうか。低所得家族がそこに住んでいるでしょうか,あるいはその建物は裕福な人だけが持つことのできるような高級な警備体制を持つものでしょうか。戸口から戸口で紹介の言葉に融通性を持たせなければならないのと全く同様,わたしたちはさまざまなタイプのアパートで奉仕する際に融通性を持つ必要があります。
建物に入ること
13 個人的に顔を合わせてその人と話し合うことに代わるものはありません。わたしたちはこのことをできるだけ行ないたいと考えるべきです。アパートの種類によりますが,居住者が出入りするのをロビーで待てば,一人か二人の伝道者が入ることができるかもしれません。そのような場合,彼らはあなたが建物に入ることができるようドアを開いていてくれることが少なくありません。もちろんそのような状況は普通,厳重な安全対策の敷かれている建物や分譲マンションでは起きませんが,ある種の建物に入るための方法となることが少なくありません。
14 ある伝道者は,個人的に会うために入ってゆくことを許可してくれる人を見いだすまでインターホンをしばしば用いています。ここでも建物の種類やまたその地方の法律によりますが,その伝道者は,建物に入る許可を得た後に今度は戸口から戸口の訪問に移ることができます。ある建物では,中に入れてくれた人に話してから廊下を去り,次の訪問をするためにインターホンに戻るのが賢明かもしれません。これをするにはより多くの時間が必要ですが,ある特定な建物においてはこのように進めてゆくなら問題を避けることができるかもしれません。
15 アパートで奉仕するためのふさわしい時間を注意深く選ぶことは大切です。増加しているアパートで,共働きのために,週中ほとんど人がいません。土曜日と日曜日の朝遅くまで住人が寝ているアパートもあります。ですからそのような建物で働くためには晩の早い時間や土曜日,日曜日の午後が優れています。伝道者たちが週末の朝にこのような建物で奉仕しようとするなら,人々を起こすことになり,結果として苦情や衝突がしばしば生じます。
16 経験によれば,夫婦が共に奉仕したり,親子があるいは二人の姉妹たちが共に奉仕する時,アパートでより良い反応が見られることが少なくありません。土地の状況に多くのことが依存しています。人々がこたえ応じるのが難しい建物での奉仕を取り決める際,このことを考慮してご覧ください。
17 アパートに入る際には,入り口でぐずぐずしないでください。ためらわないでください。むしろ,目的を持ってエレベーターにまで進み,奉仕する階に行ってください。そうすることは,わたしたちを見る人たちの疑いを取り去ることになります。
外見と礼儀は影響を及ぼす
18 あなたは,良いたよりの奉仕者にふさわしい仕方できちんと身繕いをし,服装を整えていますか。このことは,不必要な心配や疑問を除くためにアパートで特に肝要です。アパートに住む人たちに証言をする際,ある開拓者は服装についてこのような観察をしています。「驚いたことに,もし良い服装をしていれば,人々は耳を傾けます。彼らは立ち止まって,余分の注意を払います」。
19 伝道者たちが大きな,かさばったかばんを持っていれば人目につきます。見知らぬ人が大きなかばんを持ち運んでいるのを見る時,住んでいる人たちがどのように思うかについてある管理人はこのように述べています。「あの人たちはかばんの中に強盗のための道具を持っているかもしれない」。あまり目につかないかばんを持つほうが良いことに気づいた伝道者たちがいます。
20 天気の悪い日には,入る前に靴を必ずきれいにするようにしてください。床を清掃する人たちはそのことを感謝し,わたしたちが入るのを拒む理由がないと感じるでしょう。
21 アパートの内部では音が反響することを忘れないでください。それでどうぞ静かにし,家の人が心地よく聞けるために必要なだけの声量を用いてください。二人の伝道者が共に奉仕している時には,低い声で話すべきです。なぜなら家の人たちがそれを聞くかもしれないからです。互いに話をする時には,静かな,穏やかな声で話すようにしてください。そうすれば疑いを引き起こすことを避けられるでしょう。
戸口で訪問する
22 あなたはドアをどのようにノックしますか。もし伝道者が不必要に大きな音で,また高圧的な仕方でノックするなら,住んでいる人はびっくりしてしまうかもしれません。建物の種類によりますが,廊下を続けて順々にすべてのドアをノックしていかないのが最善であることに気づいた伝道者たちがいます。むしろ,廊下の一方の端の2軒を訪問し,次いで別の端に移って2軒を訪問し,その階を奉仕し終えるまで行ったり戻ったりすることができます。
23 戸口で答える前に多くの人々は,だれがノックしているかを確かめるため,のぞき穴から眺めるでしょう。もしこのことに気づいたなら,何ができるでしょうか。アパートでの証言を経験した一人の姉妹はこのように述べています。「のぞき穴を直接に見て,すぐに温かいあいさつをします」。そのようにすることは,あなたが家の人がそこにいることに気づいているということを知らせることになります。もし家の人が「どなたですか」と尋ねるなら,自分とまた共にいる奉仕者の名前を手短に告げることができます。そのようにしても家の人にドアを開けてもらえないなら,自分はエホバの証人であるということを知らせます。
24 「わたしは,家の人の見えない所に立つよりも,むしろ,のぞき穴を通して家の人がはっきり見ることのできる場所に立つようにしています」と別の伝道者は提案しています。「カメラで写されるようにほほえみます。妻と奉仕している場合は,妻が十分に見えるようにします。そうすることは,予期しないでドアをノックされる時に家の人が持つ心配を和らげることが少なくないからです」。
衝突を避ける
25 管理人を呼ぼうとするかもしれない,反対する家の人に会ったなら,その特定の階から去り,別の時に戻るのが最善です。あなたは,その建物を去る前に,反対者が住んでいる部屋の番号をノートに取り,将来最後にそこを奉仕することができるよう,その情報を区域カードの中に入れるようにしたいかもしれません。別の場合には,管理人との起こり得る衝突を避けるため,その建物自体から立ち去るのが最善でしょう。もしあなたが何事もなく平和裏に奉仕することができるなら,より良い成功を収めることになるでしょう。
26 管理人(また居住者)のしばしば述べる苦情は,アパートのドアの外に文書を置いてゆくことです。ある兄弟はこのように書いています。「ほとんどすべての場合に,兄弟姉妹たちが建物の中で奉仕するために求める許可は文書を置いて来ない限り認められました。理由は簡単で,最後に床の上に落ちている文書を拾うことが管理人にとって余分の仕事になるということです」。ですから,もし留守のアパートの戸口にパンフレットや招待ビラを置いて来る場合は,ドアの下に完全にそれを入れ,全く見えないようにするよう注意を払うべきです。
27 要約すると,わたしたちがふさわしい時間を選び,思慮深さと巧みさを働かせるなら,多くのアパートで普通の仕方で奉仕することができます。
立ち入りを拒否された場合
28 しかし管理人から建物への立ち入りを拒否されるとしましょう。何ができるでしょうか。居住者の一覧表をもらえるか尋ねてください。一定の間隔をおいてロビーに文書を置くことや,連絡先に関する情報と共に聖書研究のプログラムについて掲示板に発表を載せることの許可を求めてご覧ください。防犯テレビを用いて会衆の集会や聖書研究のプログラムに関する発表をしてくれたアパートもあります。
29 前述の提案は効果があります。ある巡回監督の観察に注目してください。「以前わたしたちの立ち入りを禁じた,安全対策の施されたすべての建物のうち約80%から85%が,支配人と連絡を取った時に,ある種の譲歩を示してくれました」。
30 安全対策の施された建物で証言するという挑戦に応じる方法に関して,さらに以下の提案があります。
□ インターホンの使用
31 アパートに住んでいる個々の人と個人的に接触するため,ロビーにあるインターホンを用いることができます。住んでいる人たちと個人的にお話ししたいということを含めた手短な紹介の言葉を用いてください。自分の家に招じ入れたいと望んでいない場合は,ロビーで会えるかどうか尋ねてください。何を言うかだけでなく,どのように言うか,またどのような語調で述べるかを前もって他の伝道者たちと練習してください。
□ 街路の証言
32 建物の居住者が仕事の行き帰りに公共の交通手段を用いている場合,アパートの前や近くで行なう街路の業は効果的です。人々が普通仕事に行ったり,家に戻ったりする朝あるいは午後の時間に街路の証言を行なうよう取り決めてください。もちろん,アパートの大部分の人たちが仕事に行くのに自分の自動車を用いているなら,その建物の外での街路の業は効果があるとしても限られてくるかもしれません。
□ 電話による証言
33 アパートのロビーにある名簿から居住者の名前を入手することが可能かもしれません。次いでその人たちの電話番号を知るために電話帳を調べることができます。それが不可能な場合は,普通,市役所や役場あるいは商店会や書店などに,その地域のすべての家やアパートに住む人の名前を載せた名簿があります。その名前を写し,それから電話帳から電話番号を調べることができます。名前と電話番号を入手したなら,電話による区域は奉仕監督の指示のもとに組織することができます。
34 あらゆる形態の証言活動において,完全かつ正確な記録を保つことは大切です。電話をかける前に,あなたはその人の名前や住所そして電話番号を得ていますので,それを記録しておくことができます。その家の人の関心事や背景,また最初にそして次に電話をした際話し合った事柄に関する注意書をする余地を残しておいてください。
35 ふさわしい時間帯にのみ電話をかけてください。長く電話を鳴らすようなことがないようにしてください。ほとんどのアパートで人は電話からそれほど遠くにいるわけではありませんので,ある程度鳴らすだけで十分でしょう。
36 電話の相手側の人はわたしたちを見ることができませんので,わたしたちは,できるだけ会話を人間味あるものとする必要があります。どのようにできるでしょうか。まず,姓だけを言うのではなく,姓名を全部述べて自己紹介してください。姓名全部を用いるなら,わたしたちの音信をより一層威厳あるものとすることができます。次いで,会話の間しばしば家の人の名前を用いてください。3番目に,常に威厳あるものとしながらも,楽しく明るく話すようにしてください。4番目に,通常しているよりももっとゆっくりと話し,はっきりと発音してください。5番目に,簡潔であるようにし,会話の中で早いうちに,恐らくは最初の幾つかの文の中で聖書のことを述べてください。家の人があなたのことをセールスマンだと思っているなら,「わたしたちは会員集めをしているのではありませんし,募金集めをしているのでもありません。わたしたちの動機は神と隣人への愛です」と言うようにはっきりとしたことを述べてください。
37 あなたは家の人の顔を見てその反応を読むことができませんので,話し合いをどのように発展させたらよいかを知るために,声の反応を聞き分けるようにしてください。
38 会話の終わりに近づく時,家の人が考えることのできる質問,あるいは次の電話または個人的な訪問に導くために言うべき事柄を思いに留めるのは良いことです。ほとんどの人々は見知らぬ人の訪問を許すことをためらう傾向にありますので,次のような結びの言葉は非常に効果があるように思えます。「あなたとお話しできて本当に楽しく思いました。あなたが生活に関して興味深い見方をしておられ,また聖書に誠実な関心を示しておられることは本当にすばらしいことです。わたしたちはあなたの住んでおられる建物の方々何人かをお訪ねしていますので,多分お寄りできる時に,あなたがおられればお会いして個人的にお目にかかれると思います」。
39 その反応によって,わたしたちは文書を紹介し,都合のよい時にそれを持って訪問することにつき尋ねてみることができます。あるいは直接に会う時まで待つことができます。
40 関心がある場合は,一度あるいは二度の電話の後に個人的に会うほうが,繰り返し電話をするよりも効果的です。それは,アパートにあるブザーを用い,自分がどういう者かを知ってもらい,あいさつしたいと思っていることを述べることによって行ないます。インターホンであまり多く話さないほうが賢明です。
41 次の経験が示しているように,電話による証言は良い結果をもたらすことがあります。
立ち入り禁止になっている建物に住む一人の男性は,一人の開拓者の電話による訪問にこたえ応じて次のように述べました。「おかしなことのように思えるかもしれませんが,わたしは,生活上の問題を幾つか経験してきたばかりで,あなたが電話する直前に,神は本当にいるのだろうか,神は人類のことを全く顧みてくださらないのだろうかと考えていました」。その人を訪問する約束がなされ,聖書研究を始める良い見込みがありました。
挑戦に首尾よく応じる
42 わたしたちの務めは,「良いたよりについて徹底的に証し」し,王国の音信を携えてあらゆる人に達するということです。良い結果が多くの場所で得られており,多くの義に傾いている人たちがアパートに住んでいるという事実を際立たせています。わたしたちがアパートでの証言をしりごみしたり,表面的なことだけをしたりすることがないようにするなら,わたしたちは徹底的に証しし,自分自身「すべての人の血について潔白」であるようにしていることになるのです。―使徒 20:24,26。
43 それで,アパートの区域は増えているゆえ,あなたは,その挑戦を楽観的に受け止め,その必要に応じるため求められている調整をしますか。そうすることによりあなたは,アパートに住む人たちを含む区域内の人々に良いたよりを宣べ伝え,その人々を弟子とするようにという神から与えられた務めを果たすことができるでしょう。
[5ページの囲み記事]
アパートでの証言
● 静かに,しかしはっきりとノックする
● 穏やかな声で話す
● 友好的な自己紹介をし名前を告げる
● 霊的な事柄を早く述べる
● 文書の提供をする,しかし強要しない
● 別の話し合いのための道を開く
[6ページの図表]
次のような時にどうすべきか 賢明な伝道者なら……
管理人から立ち去るように
求められるとき_______訪問の目的を手短に,そして親切に説明する。管理人
がそれでも立ち去るように求めるなら,管理人の
責任に敬意を示し,静かに立ち去る
家の人があなたの訪問に
ついて騒ぎ出すとき_____落ち着いて,訪問を中止し,別の階に移るか建物を去る
家の人が提供物を断わるとき__強要せず,積極的で友好的な印象を残す
管理人が立ち入りを拒むとき__別の方法で,また別の機会に家の人たちと連絡を
取る面で管理人の助けを得る
家の人あるいは管理人が警察を
呼ぶと脅すとき_______議論はせず,エホバの証人を恐れる必要はないことを
示す