質問箱
● 長老たちが,一度に一人より多くのバプテスマ希望者と質問を復習するのはふさわしいですか。そして,それぞれの復習はどれほどの長さにすべきですか。
「奉仕の務め」の中にある質問をバプテスマ希望者と個々に復習することには,はっきりとした幾つかの益があります。それぞれの希望者にすべての質問に答えてもらうことにより,長老たちはその人の理解の深さをより明快にとらえ,その人がバプテスマの備えができているかどうかに関して疑いを残さないでしょう。加えて,バプテスマを望んでいる人が一人だけで長老と会合していれば,その人は一層率直に自分の意見を述べようとするかもしれません。
しかしながら,一度に一人の希望者より多くの人と会合するほうがふさわしいと思える事情があるかもしれません。夫と妻,あるいは家族の他の成員が共に研究をしてきて,同じ時にバプテスマを計画している場合は特に,それらの人たちと一つのグループとして共に会合するのが実際的かもしれません。あるいは,長老が少数しかおらず,バプテスマの準備をしている人が例外的に多い場合,せいぜい二,三人のグループとして希望者と会合する必要があるかもしれません。この点で良い判断を働かせるべきです。
普通それぞれの復習は約1時間でなされますが,必要ならそれ以上の時間を用いることに異存はありません。(二,三人から成るグループとの復習の場合や,長老が希望者にバプテスマの備えがあることを確かめるのにより多くの時間が求められる場合がこれに相当するかもしれません。)長老もバプテスマ希望者も,質問の復習を終わらせるために急ぐべきではありません。
新たに献身した人は十分に準備をし,それまでに質問を個人的に考慮しており,できるだけ多くの引照聖句を調べて読んでいるべきです。長老と会合する前に,だれかが希望者と共に質問を考慮する必要はありません。番号の振られている質問はすべて考慮すべきです。長老は,バプテスマ希望者にとって適切な随意の質問をも取り上げることでしょう。