新しい伝道者を助ける
1 エホバは,「あらゆる国民のうちの望ましいもの」を携え入れることにより,ご自分の民を引き続き祝福しておられます。(ハガイ 2:7)こうして,多くの新しい人たちが真の崇拝においてわたしたちに加わっています。昨奉仕年度,日本において9,500人以上の新しい伝道者の増加がありました。わたしたちはこの増加を見て喜んでいますが,今やわたしたちの願いは,それらの人たちが良いたよりを言い広める業にわたしたちと共にあずかる際,より効果的な「人をすなどる者」となるよう助けることです。―マルコ 1:17。
2 野外奉仕にわたしたちと共にあずかるよう,いつ聖書研究生を招待することができますか。公にエホバの証人と同じようにみなされる前に,その人はまず,「奉仕の務め」の本の98,99ページに述べられている,聖書的および組織上の要求にかなっていなければなりません。そこに挙げられている幾つかの質問は,聖書研究生がこれらの要求にかなっているかどうかをあなたが判断する助けとなるでしょう。資格があるなら,公の宣べ伝える業にあずかり,自分の野外活動を会衆に報告するようその人を招くことができます。
3 新しい伝道者は,熱意や熱心さを持っているかもしれませんが,経験は不足しています。恐らくあなたは,パンフレットや雑誌を提供することによって家から家への業にあずかり始めるよう助けることができます。また,聖句を読むよう招くこともできます。あずかろうとする努力や熱意をほめてください。すべての人が『円熟に向かって進んでゆく』ようにとの,使徒パウロの励ましの言葉を思い起こさせてください。(ヘブライ 6:2)そうするよう助けてください。
進歩を示す
4 子供が一度に一歩踏み出して歩くことを学ぶのと全く同様,一歩一歩進歩するよう新しい伝道者を助けることができます。あなたが新しい伝道者を訓練しておられるなら,戸口で紹介の言葉を述べるよう,会話するための話題を用いるよう,そして通常の文書を提供するよう,漸進的に援助することができますか。新しい伝道者は今や,「論じる」の本を参照したり,家の人を会話に導くため,あるいは効果的な再訪問や最終的には聖書研究の基礎を置くために,幾つかの質問をしたりし始める備えができていますか。共に練習をし,奉仕で新しい人と一緒に働くなら,その人がこれら漸進的な段階を踏む助けとなるでしょう。
5 親であれば,あなたは,聖書的な資格を満たしている自分の子供が野外宣教において進歩するよう助けていますか。子供たちを助けるよう努力するにあたって,上記の幾つかの節にある諸提案に従ってください。宣教において進歩するお子さんの能力を過小評価しないでください。多くの若い人たちは,文書を提供したり,聖書研究を始めて司会したりすることに称賛すべき能力を示してきました。子供と密接に働くようにしてください。早い時期に始めてください。子供の能力に応じて進歩を助けてください。子供の努力や進歩をほめてください。―「務め」100-101ページ参照。
6 エホバの献身した僕すべては,良いたよりを効果的に伝える面で向上するよう努めるべきです。新しい人たちも進歩するよう助けてください。