野外奉仕を正確に報告する

¹ もうしばらくすると，1988奉仕年度の世界中の報告を載せた「年鑑」が出版されます。世界中の宣べ伝える活動の面で最近に成し遂げられた事柄について読むことができるので，わたしたちはこの出版物を受け取るのをたいへん心待ちにしています。（イザヤ 60:22）伝道者すべてはこの年ごとの報告に貢献しているゆえ，その正確さを期するため，わたしたち各人には何ができるでしょうか。

² マタイ 24章14節でわたしたちは，この体制の終わりの日に宣べ伝えるという務めについて読むことができます。各月の半ばと終わりに野外奉仕を良心的に報告することにより，エホバの組織的な取り決めに対する敬意を示し，自分にゆだねられている小さな分に対する認識を実証することができます。あなたは自分の奉仕を定期的かつ正確に報告していますか。

何を報告すべきか

³ 時間は分単位ではなく時間単位で会衆に報告すべきです。伝道者は1時間に満たない時間を繰り越し，翌月の報告に含めることができます。正確さを期するため，野外奉仕に出かけるごとに，費やした時間，配布した文書，再訪問の数を書き留めるのが最善です。そうすれば，月末にそれらの数字を合計するだけでよく，何が成し遂げられたかを大ざっぱに計算するといったことを避けられるでしょう。会衆に備えられている野外奉仕報告用紙により，この記録を容易に保てます。

⁴ 聖書研究を司会する度に再訪問を数えるべきであるということを忘れないでください。月の終わりに，司会したそれぞれの聖書研究につき1枚の研究報告用紙に記入し，野外奉仕報告用紙と共に提出すべきです。それぞれの研究報告用紙を完全に，また正確に記入した後，その月に司会した異なる聖書研究の合計数を，あなたの野外奉仕報告用紙の下の右隅にある枠の中に書くべきです。

⁵ 野外奉仕時間は，証言に行くごとに，その証言の業を始めた時に始まり，最後の訪問を終えた時に終わるという点を思い出しておくこともふさわしいように思います。ですから，野外奉仕の合間に飲み物を飲んだり食事をしたりするために取った時間は野外奉仕活動として数えられません。公開講演をする人はその話を実際に行なって費やした時間を数えることができます。（「奉仕の務め」，104ページ2節。）自分の野外奉仕を報告する点で良心的であることにより，わたしたちすべては「年鑑」に載せられる正確な報告に貢献することになります。

⁶ 書記が翌月の6日までに会衆の野外奉仕報告を協会に送らなければならないことを考えれば，伝道者ひとりひとりが月末になったら速やかに自分の野外奉仕報告を提出することがなぜ重要かを容易に理解できます。この取り決めのことを考え，伝道者各人はこの指示に注意深く従いたいと思うことでしょう。書記がすべての報告を集め，それらを集計し，会衆の報告を郵送するのに六日しかないのです。それは協会がその報告を受け取り，日本にある他の2,000以上の会衆の野外奉仕活動に含めるのに間に合うようにするためです。

⁷ 上の組織上の取り決めに喜んで協力する伝道者ひとりひとりは，自分がエホバの証人の世界的な活動に関する正確な報告を作成する点で貢献したことを知り，満足感を得ることができます。（エゼキエル 9:11と比較。）わたしたちすべてが正確な野外奉仕報告を期限に間に合うよう提出できますように！