あなたは王国会館に敬意を払っていますか
1 「見よ,兄弟たちが一致のうちに共に住むのは何と良いことであろう。それは何と快いことであろう」。(詩編 133:1)王国会館での集会は,わたしたちの兄弟たちを一つに結び合わせる機会となり,ひいては互いに励まし合い,互いに愛とりっぱな業とを鼓舞し合う場となります。―ヘブライ 10:24,25。
2 生活の中で重要な役割を果たしている王国会館に対し,わたしたちは本当に敬意を払っているでしょうか。王国会館はその地域における真の崇拝の中心地です。したがって,わたしたちは王国会館に対して大いに敬意を払わなければなりません。すべての人は,その場所を清潔で良い状態に保つ上で果たすべき責任を自覚すべきです。自分の属する書籍研究の群れが会館の清掃当番に割り当てられる場合,事情が許すなら,できるだけそれにあずかり,しかも喜んでそうすべきです。そうすれば,清潔で魅力的な集会の場所に対するわたしたちの認識を示すことができます。
3 清掃に割り当てられていようといまいと,すべての人は王国会館に対し,関心を示すことができます。どのようにですか。一つの簡単な方法は,汚れが付かないよう,靴の底をぬぐってから会館に入ることです。天気の悪い日には特にこうしたことが言えます。洗面所を使用する場合には,あとで使う人のために,使用後洗面台の周りの汚れをきれいにふきましょう。文書や雑誌カウンターで働く人たちは,空き箱を迅速に処理することに努めます。ごみはごみ箱に捨ててください。床の上に落ちている紙やごみくずなどを見つけたなら,だれかほかの人が拾うのを待つのではなく,自分で拾いましょう。1989年1月号の「わたしたちの王国宣教」には掲示板をきちんとした状態に保つための種々の提案が載せられていました。それでほかの人たちは,こうした提案が確実に実行されるよう主宰監督に協力してください。―宣 89/1 7ページ。
4 同様の原則は巡回大会や地域大会に出席するときにも当てはまります。大会会場そのものは,それが大会ホールであれ他の施設であれ,清い崇拝の中心地となりますので,敬意をこめて利用すべきです。会場を出るときには,座っていたところにごみくずが残っていないことをいつも確かめてください。協力的な態度を示すようにし,ごみは清掃に割り当てられている人があとで拾ってくれるなどと考えないようにしましょう。
会館を共用するとき
5 土地の高騰のため,多くの王国会館は二つ以上の会衆によって用いられています。都市部では,三つか四つの会衆が一つの王国会館を共用しているところもあります。各会衆は,王国会館がエホバのものであり,その崇拝のために用いられているということを認識すべきです。それで,王国会館に対する敬意を払うということには,エホバに対するわたしたちの愛のみならず,同じ会館を使用する他の会衆の兄弟たちに対する愛も関係してくるのです。
6 普通,王国会館の清掃は週に一度行なわれます。二つ以上の会衆が会館を使用しているところでは,各集会後,ある程度の清掃を行ない,次に使用する会衆にとって見苦しくない状態に保つ必要があります。このことは,一つの会衆の集会が終わるとすぐに次の会衆が入って来るといった日曜日にも当てはまります。次に使用する会衆のために,時間が許す限り,ある程度の清掃を行なうのは良いことです。同じ日にその会館を幾つもの会衆が使用する場合,だれも清掃に関して注意を払わないとすれば,その日の終わりには大変乱雑な状態になってしまうでしょう。
7 霊的な事柄においてわたしたちが「同じ思い,また同じ考え方でしっかりと結ばれて」いるのと同様,王国会館に敬意を示す面でも,わたしたちが一つに結び合わされてゆけますように。―コリント第一 1:10。