あなたは補助開拓者になれますか
1 イエスは追随者たちに,宣教において自分自身を惜しみなく与えるよう励まし,こうした歩みに従うなら幸福と数多くの霊的な祝福がもたらされることを保証されました。(マタイ 10:8後半。使徒 20:35)昨年4月には3万8,000人を超える人々が補助開拓者となり,増し加えられた活動の喜びを直接経験しました。4月中,補助開拓奉仕に携わることにより,あなたは今年こうした祝福にあずかることができますか。―詩編 34:8。
2 自分の状況を吟味する: 次に挙げる経験を考慮する際,このように自問してください。「これらの例のいずれかに自分は当てはまるだろうか。補助開拓者となる道を開くため,必要な調整をどのように行なえるだろうか」。
3 ある姉妹は,5人の子供を抱え,世俗の仕事を持っているにもかかわらず,補助開拓奉仕を行なうことができました。どのように報われましたか。夫と子供たちは姉妹をよく支えましたし,姉妹の良い模範に動かされて,夫は翌月バプテスマを受けていない伝道者となりました。
4 ある会衆の長老と奉仕の僕たちは,1か月間,全員が補助開拓者として奉仕しました。兄弟たちのほとんどは世俗の仕事に就いていましたが,週末にひたすら霊的な活動に専念しました。兄弟たちが宣べ伝える点で,また野外奉仕を組織する点でりっぱに率先したことは,会衆全体の益となりました。その月には,77人の奉仕者のうち73人が,何らかの開拓奉仕にあずかりました。
5 学校に通う15歳の少女は,2週間の春休みを利用して補助開拓奉仕にあずかりました。そしてこう語っています。「すごく変わったのがよく分かります。特に会話の点で進歩したと思います。戸口で会う人たちと今までよりたくさん会話できるようになりました」。
6 世俗の勤めを退職した人には,しばしば王国の関心事を追い求める優れた機会が開かれます。84歳になる一人の姉妹は,夫に先立たれた後こう書きました。「子供たちは皆大きくなって結婚し,家庭を持つようになりました。その子たちが顧みてくれなかったわけではありませんが,訪問してくれても,喪失感や孤独感を乗り越えることはできませんでした。そのような時,会衆の長老の一人が,補助開拓をしてみてはどうかと提案してくださいました。ためらいましたが,結局やってみることにしました。本当に楽しかったです。私が補助開拓を経験できるよう,エホバはこの歳になるまで生かしておいてくださったのだ,と思いました。それ以来私は,毎月続けて補助開拓奉仕を行なっています」。
7 不動産の仕事をしている一人の兄弟は,物件を見せる時間を調整して開拓奉仕のための時間を見いだしています。同様に,他の人々も自分の勤めを調整し,そのような増し加えられた活動の余地を作り出しています。
8 今から計画を立てなさい: 4月に補助開拓奉仕を行なうため,今から明確な計画を立てるのはいかがですか。入念な計画は成功を収めるのに欠かせません。家族の責任や全時間の世俗の仕事,あるいは他の霊的な責務を持ちながら補助開拓奉仕を行なうことができた人々の経験からもその点は明らかです。首尾よく開拓奉仕を行なってきた人々と話し合い,その経験から益を得てください。加えて,祈りのうちにエホバに近づき,助けを求めてください。―イザヤ 40:29-31。ヤコブ 1:5。
9 自分の事情を調整して補助開拓奉仕を行なっている人々が,多くの喜びを味わっていることに疑問の余地はありません。現在,全時間奉仕を行なっていないのであれば,あなたは,この特権を楽しむことができるでしょうか。人々に良いたよりを分かつ特権を増し加えるよう努力するなら,エホバは豊かな祝福を注いでくださるに違いありません。―マラキ 3:10。