関心を高めるため積極的に再訪問を行なう

¹ 雑誌や他の神権的な出版物を配布するなら，イエス･キリストが宣明された音信を広めることができます。それでわたしたちは，人々の関心を高めるため積極的に再訪問を行なうよう特別な努力を払うべきです。

² 最初の訪問で「探求」の本から話し合った人の場合，このように言えるかもしれません:

■ 「世の中には本当に多くの宗教があり，そのほとんどはより良い世の中になることを願っていますが，実際には多くの人が今でも苦しみや悲しみを経験していますね。こうした現実に目を向けて，次のように考えられたことはないでしょうか」と尋ね，『神は気遣っておられますか』のブロシュアーを家の人に手渡し，その第1部1-4節を家の人と話し合います。結びに「わたしたち人間のことを心から気遣ってくださる神がおられるなら，近い将来にどのようなことが期待できると思われますか。次回，そのことについてお話し合いできればうれしく思います」と述べ，次の再訪問を約束できます。

³ 再訪問の際，家の人が宗教に関する話し合いをあまり望んでいないということが分かるなら，このようなことを言えるでしょう:

■ 「交通や通信がだんだん発達して世界がますます小さくなっているので，好むと好まざるとにかかわらず，様々な宗教の影響が世界中に及ぶようになりましたね。それで，互いの見方を理解すれば，宗教の違う人ともっと自由に接したり宗教的な憎しみをいくらかでも和らげたりできるかもしれませんね。どう思われますか」。意見を述べてもらってから，「探求」の本の目次に家の人の注意を引き，家の人が関心を示す部分から話し合えます。

⁴ 最初の訪問で雑誌の特定の記事を目立たせ，家の人の関心を引き起こすことができたなら，再訪問の際にはその記事から別の点を発展させ，かぎとなる一つの聖句や，一つか二つの節を中心に会話を進めます。そうした雑誌は家族全員にとって益になることを指摘します。それぞれの号は，環境，自分を磨くこと，今日の問題に対処する方法，若い人に関係した質問など，様々な事柄を扱っていることを説明し，雑誌を定期的に読むよう勧めます。

⁵ 以前に10月15日号の「ものみの塔」誌を配布したなら，再訪問の際に次のように言えるかもしれません:

■ 「先日は，わたしたちの周りで日常的に起きている盗みの問題を扱った雑誌をお分かちしましたね。最近は，昔は当然と考えられていた道徳規準に関心を持っていない人が多いようです。このことは互いに対する人々の態度に大きな影響を及ぼしてきました。聖書にはこのように書かれています。[テモテ第二 3章1節から5節を読む。] 将来，状況がもっと良くなることを期待してもよいと思われますか」。意見を述べてもらってから，詩編 37篇11節に注意を向けることができます。それから10月15日号の7ページを開き，すべての人々の必要が満たされ，悪人が一人もいなくなる新しい希望を目立たせます。

⁶ 真理に関心を示す人すべてを再訪問し，とこしえの命への道を歩み始めるよう助けるため，あらゆる努力を払ってゆきましょう。―ヨハネ 4:23，24。